音楽活動プラットフォームFrekul×愉快なjMatsuzaki!音楽業界を根っこからひっくり返しに行きます!

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私の愛しいアップルパイへ

本当にやりたい仕事。生きがい。どうすればそれを見極ることができるのでしょうか。以下の記事では、そのための効果的な考え方をご紹介しました。

「What」「Why」「How」のフレームワークを使って、本当にやりたい仕事かどうかを見極める | jMatsuzaki

失敗を成功の糧に!どうすれば私は幸せなシステム屋になれたか? | jMatsuzaki

2つ目の記事では、方向転換のやり方について述べました。試してみる価値のある考察です。じゃあいつやるかって?

Just! Now!!

ですよね。言うは易しですから具体的なアクションについて言及していきます。

私が音楽家を目指す理由

その前に私の夢についてお話します。私の夢は音楽作品の制作に100%没頭することです。自由に、好き勝手に、自分の思う通りにです。ここに大いなる深淵が潜んでいます。

私が自分の夢を自覚したのは小学生の頃でした。音楽の表現の素晴らしさに打ち震えました。そして、その素晴らしさを理解できる自分を誇りに思いました。これはいつも私が自己紹介で話すことです。でもこれだけだったらきっと音楽家なんぞ目差さなかったことでしょう。この話には続きがあります。

私は音楽に惚れ込みました。but,,,多くの音楽は十分に退屈で醜かったのです。私が我慢ならない程度に十分に!小学生でも無視できない程度に十分に!!

耳に入ってくる音楽のそのほとんどは、なにか全体平均を求めているような、スリルに欠けたものでした。見せかけの独自性。牙を抜かれた獅子。ガムの包み紙みたいに小綺麗で、そつがなくて、取るに足らない何かといった、家具にも劣る扱いです。

聴衆には聴く耳があるのに!誰もがもっとドロドロした独自の美学を抱えていて、心の奥底では自分の、自分だけの欲求を満たせる特異な作品を渇望しているのに!時には苦痛を伴うような!それぞれお気に入りのアウトサイダーアートを!

多くの音楽家はこの欲求に答えられるだけの高度な知性を持っているはずです。みんな馬鹿ではないでしょう。でもなぜ?まるで音楽は何かに飼いならされているようで、小さく小さくなるように押さえつけられています。何かと馴れ合うように。ガッデム!あんまりだ!

システム屋に走ってから何年経ってもこの夢を諦めきれなかったのは、心の奥底から湧き上がるこの怒りがあったからです。

私は確信を持って言いますが、音楽家が人々をあっと言わせる作品を作るために求められる最重要の要素は1つです。音感もリズム感も和声も対位法も旋法論も12音技法も管弦楽法もDTMもあらゆる楽器の演奏法も二の次です。

今(いやずっと昔から)、頭一つ飛び抜けた音楽家になるためには、自らの作品制作に100%没頭できる環境を持てるかどうかが最重要の要素です。音楽家が社会的なしがらみや経済的なしがらみに囚われず、作品制作に100%没頭できる環境です。自らのひん曲がった美学を自由に追求できる環境です。

アーティストとリスナーが個人の影響力を発揮できる環境を!

つい前置きが長くなりました。このようなことを実現するために、今私たちに追い風が吹いています。

インターネットを駆使して個人の影響力を発揮し、自分だけのホームを作り上げれば、アーティストは自然なかたちで自らの作品制作に没頭できるようになり、リスナーはスポットライトの当たっていない隠れた名作を発掘し世に知らしめられるのです。

そして、こういった音楽活動をサポートできるプラットフォームを用意できれば、影響力のある個人を増やすことができれば、音楽業界を根っこからひっくり返すことが出来るかもしれません。そんなものを誰が用意できるのでしょう。

、、、

システム屋ならあるいは!

音楽活動プラットフォームFrekul×愉快なjMatsuzaki

もちろん、1人でこのようなプラットフォームを用意するのは時間がかかり過ぎます。詳細はまた別の機会にお話しますが、実は今から1年くらい前、とあるセミナーに参加していたときに、偶然まったく同じ夢を持つ方にお会いしました。

株式会社ワールドスケープの社長である海保堅太朗氏であり、彼らが提供するFrekulという音楽活動プラットフォームを提供するWebサービスでした。

frekul_logo

Frekul(フリクル)は、リスナーとアーティストをダイレクトにつなぐ新しい無料音楽配信サイトです。mp3やメッセージをアーティスト本人から受信したり、アーティストを応援したりすることができます。

彼は2008年にメリディアンローグというバンド(現SONALIO)で念願のメジャーデビューを果たしました。しかし、音楽事務所やレコード会社に依存したかたちでの音楽活動に疑問を持ち、アーティストの独立した活動を支援するWebサービスを立ち上げたのです。

初めて会ったとき私はまだ前の会社に勤めていたこともあり、その日は少し挨拶を交わして名刺を交換しただけでした。最初の出会いから半年以上経って会社を辞めたとき、Frekulを通して音楽業界を根っこからひっくり返す道を模索し始めました。

ご報告します。このたび私は、このFrekulの開発および広報を担当するメンバーとして参画することが正式に決まりました。音楽家と、システム屋と、さらにブロガーとして夢を追える場です。Gooooood!!

最初の仕事はFrekul Reportというブログメディアの立ち上げを支援し、jMatsuzakiとして連載を始めることでした。実はその第一段をさっそく今日投稿したんです。「個人メディア時代が実現する音楽活動の未来形」という記事です。

Frekul_report

人は過去の失敗から自分だけの独自の道を切り拓くことができます。過去の失敗から生まれたこの新たなる道を応援してください :^D

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。