本業で有形資産を蓄え、副業で無形資産を蓄える

私の愛しいアップルパイへ

働き方について考えるとき、自らが偉大と認める目的のために主体的に働けるような環境こそ我々のようなダイハードな夢想家が目指すべき境地だとは思いませんか?そうですよね。やっぱり!そうこなくっちゃ!

これからのキャリアプランを考えていく上では副業にどう取り組むかは重要な問題になってくるでしょう。なぜ重要なのかというと、次のバーへ行くために何枚かのペニー硬貨が追加で必要だからではありません。

中長期的に柔軟なキャリアプランを築く上で、多くの場合に副業が重要な鍵になってくるからです。

硬直化したキャリアプランに焦燥感を覚えたサラリーマン時代

私は20歳で働き始め、それからフリーランスとして独立、今では会社を経営しています。新卒で働き始めてからかれこれ13年ほどが経ちますが、キャリアプランに大きな変革をもたらしてくれたのは、25歳の頃に始めた副業でした。

それまで私は金融系のシステムエンジニアとして働いていましたが、このまま後30年以上も働くことにある種の恐怖を覚え、自らのキャリアプランについて真剣に考えるに至りました。

年齢を重ねるとともに今の会社でしか通用しないであろう知識、技術が増えていくに連れ、キャリアに柔軟性をもたらす取り組みが必要不可欠なのだと悟ったからです。このまま10年も経ったら二度と今の会社から出られなくなっているのではないかと感じました。

私が選んだ副業というのは、jMatsuzakiと名乗りこの愛すべきブログを育てることでした。これはまったくもって素晴らしいアイデアでした。

本業で有形資産を蓄え、副業で無形資産を蓄える

人生100年時代が謳われ、定年の年齢が引き上がり、多くの企業で副業が解禁されるなかで、副業の選び方は大変重要なものになってきています。

人生100年時代の働き方について書かれた名著「LIFE SHIFT」によれば、教育・仕事・引退からなる従来型の3ステージ型の人生は間も無く終焉を迎えるそうです。その中で大切なのは、複数の業種や職種を自由に行き来できるような柔軟性の高いキャリアプランを構築することです。

そのためには複数の業界で専門的な知識を育むと同時に、それらをパズルのように創造的に繋ぎ合わせて自分だけの働き方を構築する必要性があります。それができれば取り替えのきかない人材になれるからです。

ですから、大切なのは本業では有形資産を蓄え、副業では無形資産を蓄えるという二足のわらじを器用にこなすことです。

副業は月々のお小遣いを少しアップするために使うのではなく、才能や知識や技術や人脈や環境などの無形資産を蓄えるための中長期的な時間の投資として使います。

このような柔軟なキャリアプランを構築していくためのコツについて、Youtubeでの解説も進めています。これからも働き方をテーマにした動画は頻繁に上げていくつもりですので、ご興味あればこちらもご覧ください。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。