【7つの習慣】重要なことはなぜ重要なのか?

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私の愛しいアップルパイへ

我がタイムマネジメント手法は「7つの習慣」に記された”第三の習慣”が重要な位置を占めています。緊急&重要による4つの領域で語られるタイムマネジメントの手法です。

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各領域につけられた愛らしい別名は、シゴタノ!大橋さん(@shigotanoさん)による命名です。この時間管理の鉄則は将来への「備え」となる第二領域に集中することにあります。

「備え」の時間に集中しよう!

私は24時間全ての行動を冒頭に掲げた4つの領域に分類し、絶えずチェックしています。

7つの習慣×TaskChute2!これでやっと完璧な第四世代の手帳が作れる!! | 旧jMatsuzaki 第一領域~第四領域まで、4つの領域全てがきちんと洗い出されていなければ、第二領域に集中することはできない。 …

そして以下の記事にも書いた通り、いかにしてより多くの時間を「備え」の時間に集中できるかに私は力を注いでいるのです。

【7つの習慣】緊急&重要の4領域を自由自在に移動して第二領域に集中するテク | jMatsuzaki 無理なく第二領域に集中コツは、第二領域以外の行動を闇雲に減らそうとしないことです。なぜなら、ほとんどの行動は第二領域に自由に移動できるからです。 …

重要なことはなぜ重要なのか?

この方法を紹介するとあなたはこう言うでしょう。

「おお、お前!パイドロスよ!私はしばしば私の行動はいったいどの領域に分類すべきなのか分からなくなるのだ!」と。

“緊急”の指標は期限を軸に考えれば分かり易いですが、”重要”の指標がどうにもしっくり来ないのでしょう。今の自分の行動がなにをもって重要なのかが分からないわけです。

この場合あなたは倒立していることになります。順序を取り違えているのです。本来は、重要かどうかを決める確固たる”ものさし”を、事前に自らの手で作っておくものだからです。

重要の”ものさし”と4つの領域

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photo credit: * Cati Kaoe * via photo pin cc

私が行動を4つの領域に分類するとき、それは即座に無駄なく華麗に行われます。

私は自らの夢を888文字の文章として表現しており、その文章化された夢の実現に貢献するか否かだけを唯一”重要”の指標としているからです。888文字の甘美な文章が行動の価値を決めているのです。7つの習慣風に言えば「ミッションステートメント」というやつです。

例えば、ランニングは私にとって重要な行動です。なぜなら、私の夢には「健康の増進」という項目があり、その中には定期的な運動をすべきだと謳っているからです。同様に、家族との旅行は私にとって重要な行動です。夢に「家庭生活の充実」を謳っているからです。

反して、食事は重要でない行動になります。なぜなら、私の夢には「美味しいものを食べる」という項目が無いからです。洗濯も同様に重要ではありません。定期的な洗濯によって清潔さを保つことは、私の夢に記載がないからです。

もしかしたらごく稀に、どう考えても重要なはずなのに夢には記載がないという事態が起こるかもしれません。その場合、あなたは実に貴重な体験をしたことになります。夢を修正する必要があると気づいたことになるからです。

このように夢と行動が相互に作用しあうことで、はじめて4つの分類が活きてくるのです。夢が憲法になるわけです。

夢をどのように文章化するか

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photo credit: gcfairch via photo pin cc

ここまで来ると、あなたはきっとこう言うでしょう。

「おお、お前!パイドロスよ!お前の言い分は良く分かった!”汝自身を知れ”と言うのだろう。しかしどうだろう、私は恥を忍んでお前にすがり付くのだが、愚かな私は白紙を前にしても夢を文章化することなどできないのだ!もしできたとしても、それが我が夢として正しいとどうして言えるのだろう!!」と。

なるほど、あなたの疑問は良く分かります。だからこそ私は今日、前もってアシタノレシピに以下の記事を投稿しておいたのです。

夢を文章化してあなただけの憲法を作る そこで今日私が提案したいのは、夢をじっくりと時間をかけて文章化し、洗練させていく取り組みです。 夢を文章化し、外部化し、定期的に見返すと、次第に夢があなたの人生をコントロールしはじめます。あなただけの …

今あなたにとって大切なのは、”重要なことに集中すること”ではなく”重要なことが何かを知ること”かも知れません。

夢があなたの行動と寄り添うようになったとき、あなたは次の扉を開けられることでしょう。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。