ブログをお持ちの方には定期的に取り組んでもらいたい「恥ずかしげもなく夢を語る」エクササイズ

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私の愛しいアップルパイへ

私がブログでかなり意識的に、そして定期的に取り組んでいるエクササイズがあります。それが”恥ずかしげもなく夢を語る”ことです。

どのくらいの頻度でという決まりは特に設けていませんが、思いついたときに様々な角度で”恥ずかしげもなく夢を語る”ようにしています。そうすることで実に素晴らしい体験を何度もしてきたからです。

これはブログを既にお持ちのあなたや、もしくはこれから始めようとしているあなたにも是非おすすめしたいエクササイズ法です。今日はその意義について説明することにしましょう。

夢を語る機会はどんどん無くなっていく

夢ってのは素晴らしいものです。私の大好きな言葉です。人類最良の発明です。たとえどんな状況にあろうとも生きる糧になるものです。

しかしなんとも嘆かわしいことに、人は成長するにつれてそれらを語る機会がどんどん減っていくものです。

ほとんどの人が、心の内にある”燃えたぎるような情熱のマグマ”を解放することに恥ずかしさを感じるようになってくるからです。皆が皆そうなっていくので、夢を語る機会はどんどん減っていきます。心の奥底では自分の夢を熱く語れるような人間になりたいと思っているのに、人前ではつい空気を読んで「現実を見ようぜ」なんてクールに振る舞ってしまうのです。

昔はバットマンになるだとか、ジョン・ウェインになるだとか、ドン・コルレオーネになるだとか、実現不可能な夢をあんなに楽しそうにキラキラとした瞳で語っていたというのに、、、

夢が埃をかぶる前に、、、

心は見えません。人の心だけでなく自分の心だって形にしなければ見えなくなっていくものです。

外に開放する機会を失った夢の上にはどんどん”埃”が積もっていきます。人からの評価や期待、世間の流行、得も知れない不安、根拠なき先入観、一時的な欲求などの”埃”です。

さらにその上から、日々の雑多な作業や緊急のトラブルなどの”のっぴきならない現実”が降ってきます。どんどん夢は見えなくなっていくわけです。

そのまま放置し続けると、いずれ夢に触れることに恐怖を感じるようにすらなるでしょう。そして無意識の内に夢を見て見ぬフリするようになります。「夢」という尊い資産が少しずつ少しずつ失われていくわけです。

ですから、定期的に夢を一番下の方から取り出して来なければならないのです。

さもなくば自分が進むべき方向を見失い、いずれ取り返しのつかない事態に陥ってしまうかもしれません。

ブログを使って積もった埃を払う

私のこの10年間は、まさに埃を溜め続けた10年だったと言えます。「音楽家」になるという夢の上に積もった”埃”を払うことを、かなり早い段階で諦めてしまいました。主に「特別な人間だけが叶えられる夢みたいだし私には無理かも」「大それた夢を話して人から馬鹿にされるのはゴメンだ」「夢を追うなんて恥ずかしくてとても人に言えやしないよ」といった”埃”です。

結果として、”好きなこと”ではなく”得意なこと”である「システム屋」に突っ走ってしまったわけです。

それから何年も経過してようやく”埃”を払うことの重要性に気づき、その活動を再開しました。それがこの愛すべきブログに夢に関する記事を定期的に投稿し続けることなのです。

この自分だけのスペースに夢を文章化していく習慣は、想像以上の強烈なパワーを発揮しました。思考が体系的に整理されるということだけでなく、人から注目されているという意識が行動の質を高めたからです。

「恥ずかしげもなく夢を語る」エクササイズを始めよう

面と向かって人に「私には夢がある」と語るのは大変勇気のいることです。それに比べてブログならそのハードルはずっと低いはずです。ブログは自分の考えを好きに発信できるメディアだからです。夢を持つのは自由ですし恥じることはありません。ケチをつけられたとしてもそれがいったいなんだというのでしょうか!?

”恥ずかしげもなく夢を語る”場を定期的に持つようにすればきっと刺激的な体験ができるでしょう。

それはまるでハウリング現象のようなものです。スピーカーから出た音をマイクで拾うと、音はまたスピーカーを通って再度マイクで拾われます。このように音が延々と回り出すと音は徐々に増幅されていき、いずれ耳をつんざくような音になるんです。

これと同じように、ブログに書き出された夢は自分の目で見ることとなります。すると今度はより詳細に夢を書き出さずにはいられなくなり、それをもう一度自分の目で見ることになるわけです。この無限ループは人生を一変させてしまうほどの体験を作り出せるでしょう。

 

ですから私は、”恥ずかしげもなく夢を語る”エクササイズを定期的に行うことをオススメしています。

コツはあの頃を思い出すことです。キラキラとした瞳で、自分は思った通りのものになれると信じて疑わなかったあの頃をです。

子供が駄々をこねるようにブログを書くのです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。