photo credit: Micky** via photopin cc
私の愛しいアップルパイへ
「ずっとやりたかったこと」や「大好きで仕方ないこと」など、「諦めきれない夢」に対してどうやって手をつけていけば良いか。
本日、あなたのその要望にお応えできることを誇りに思います。「いつかやりたいこと」と「のっぴきならない現実」を対峙させて、システマチックに管理していくコツをこれからお話するのです。
「いつかやりたいこと」を埋もれさせないタスク管理システムを作る3つのコツ
「いつかやりたいこと」
この空中にそびえる楼閣に手をかけるには、憧れているだけではいけません。
現実的に、人間的に、日々の生活と違和感なく溶け込ませていく必要があるのです。カルボナーラに溶け込む卵黄のように、自然に、そしてスマートにです。
そのためには、「諦めきれない夢」を軽視せず、しかし「のっぴきならない現実」も軽視することのないタスク管理システムが必要です。
このような「タスク管理システム」は”日々の雑多なタスクを扱うだけのシステム”とどう違うのか、そのコツを3つ紹介することにします。
1.「いつかやりたいこと」だけ別出しした計画を作る
まずは「いつかやりたいこと」の実行計画を立てましょう。ここでは「のっぴきならない現実」を無視して、全てが思い通りになったらどうなりたいかを自由に書きます。
そして「いつか」を「今日」に落とし込んでいきます。私は3段階で計画をたてることをオススメしています。
三段階で将来を見通す自分の計画を作ろう! | jMatsuzaki
2.日々の雑多なタスクと同じ箱に入れて優先度を練る
「いつか」の計画をたてたら、次は「のっぴきならない現実」とのバランスを見極めていきます。
計画に書かれた大好きなことも、人から依頼された雑多な仕事も、生活する上で必要な買い物も、掃除も洗濯も、全てのタスクを1つの箱に入れて優先度を決めていきます。
私は今週やることを全て1つのリストに書き出し、優先度を5段階でつけるようにしています。そして、重要度の高いものから順に着手するようにするのです。
ここで「いつかやりたいこと」は完全に日常生活に溶け込みます。
3.「いつかやりたいこと」の計画を遂行する時間を増やす
それから、「いつかやりたいこと」の計画を遂行するための時間を増やしましょう。「いつかやりたいこと」に触れる時間を増やせば、計画の進捗は着々と進んでいくものです。
「このクソ忙しい毎日に空き時間なんてもうありません!」と悲鳴を上げる前に、一度立ち止まって時間の使い方を見直してみるのも悪くないでしょう。
時間の使い方を”デフラグ”して”最適化”すれば、無意識や無駄のうちに消え去っていた時間が見つかるものです。
▼具体的なやり方は以下の連載記事をご覧ください
時間に関する読み書き能力を身につける~(1)プロローグ~ | jMatsuzaki
「いつかやりたいこと」を特別扱いしないシステムが必要
最後に、「いつかやりたいこと」をこなしていくために最も大切な心構えは「いつかやりたいこと」を特別扱いしないことです。
憧れの足元ってのは、実際には泥臭いドブガエルの臭いがプンプンするはずです。
規約や契約を調べたり、調達コストを算出したりしないといけないでしょう。気の遠くなるような単純作業の積み重ねが待っているかも知れません。
このような「いつかやりたいこと」に貢献する雑多なタスクの1つ1つに小さな締切りを設け、「のっぴきならない現実」と同じように扱っていくことが大切なのです。
貴下の従順なる下僕 松崎より