ObsidianでURLスキームを使って特定のノートを直接開く方法

私の愛しいアップルパイへ

私が私のデリケートな脳髄の相棒としてObsidianを愛用することにしたのはあなたもご存知の通りです。

Obsidianは現在活発なアップデートが繰り返しリリースされており、多いときには週に二回ほどソフトウェアのアップデートが入ることもあります。素晴らしいことです。

2020年9月21日にリリースされたv0.8.15ではついにURLスキームが使えるようになったので、早速使い方を見ていきましょう。1

ObsidianでURLスキームを使って特定のノートを直接開く方法

Obsidianで特定のノートを直接開くために使えるURLスキームの形式を解説していきます。

なお、スラッシュなどの特殊文字を含む場合は%2Fなどエンコードしてあげないといけないので注意です。

また、MacOSの場合はインストーラーバージョンがv0.8.12以上である必要があります(Obsidian自身のバージョンではなく、インストーラーバージョンなので注意してください)。v0.8.12以下の場合はObsidianのサイトで新しいインストーラーをダウンロードしてインストールし直してください。

vaultを開く場合

obsidian://vault/[vault名]

もしくは

obsidian://open?vault=[vault名]

特定のノートを開く場合

obsidian://vault/[vault名]/[ノートタイトル]

もしくは

obsidian://open?vault=[vault名]&file=[ノートタイトル]

フォルダを指定する場合はfileパラメータの中でスラッシュをエンコードして指定します。

obsidian://open?vault=[vault名]&file=[フォルダ]%2F[ノートタイトル]

たとえば、jMatsuzakiというvaultのInboxフォルダに格納された「Burning!する方法」というノートを開くためには以下のようなURLとなります。

obsidian://open?vault=jMatsuzaki&Inbox%2FBurning!する方法

絶対パスで指定する場合

obsidian:///[絶対パス]

もしくは

obsidian://open?path=[絶対パス]

これでTaskChute Cloudのタスクから個別のノートを呼び出すことなどができるわけです。Cooooool!

詳細な仕様はHelp内の「Using obsidian URI」に記載があるので、そちらもご一読されるのが良いでしょう。

なお、Release Noteによれば、v0.9.0以降はノートを開く以外のアクションにも対応する模様です。v0.9.0時点で対応しているアクションは「open」のみとなります。2

貴下の従順なる下僕 松崎より

参考文献

  1. Licat. (2020, September 14). Obsidian Release v0.8.15 (Insider build) – Announcements – Obsidian Forum.
  2. Licat, Obsidian Release v0.9.0 (Insider build) – Announcements – Obsidian Forum.
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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。