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私の愛しいアップルパイへ
私が一年のスタートダッシュをきめるために取り組んでいる3STEPについて、自由を求める獅子の如く力強く演説をぶったのは以下の記事でのことです。
年末年始に3STEPで振り返りと目標設定を行ってスタートダッシュをきめる! | jMatsuzaki
よくぞここまでついて来てくれました。正直驚きましたよ。あなたはきっと1STEP目で脱落してしまうだろうと思っていましたから。今日はあなたに敬意を表し、最後の3STEP目のお話をしましょう。来年の進むべき方向性を決める年次スタートについてです。
今年の目標を設定して理想的かつ現実的な進むべき方向性を決める「年次スタート」の手順
今年はどんなことに挑戦するかの計画を立てておくことは実に有意義なことです。どこに向かうか迷ったときや怠惰な心に流されそうになったとき、計画があればもう一踏ん張りするパワーの源になります。
私は「年次スタート」として毎年初めに目標設定と計画作りを行っています。年次スタートで私が行うのは大きく5つあります。
1.ミッション・ステートメントを決める(更新する)
2.重点的に取り組みたい分野を決める
3.年次レビューの結果を計画に組み込む
4.ミッションから計画に落とし込む
5.直感的にやりたいことを計画に組み込む
【参考】目標の内容を決めるコツ
1つ1つ見ていきましょう。
1.ミッション・ステートメントを決める(更新する)
具体的な計画を作る前に、最終的にどこにたどり着きたいかの目的地を決めておくのは大切なことです。目的もなく走りだせば「こんなはずじゃなかった!」と叫ぶことになります。
そのため私は人生を賭けて成し遂げたい夢を文章化し、ミッション・ステートメントとして保存しています。ミッション・ステートメントには具体的な期限や数値目標はありませんが、これが計画の方向性を決める土台となるのです。
▼私のミッション・ステートメントについては以下の記事で取り上げていますので、参考にしてみてください。
夢はたったの2年5ヶ月でどれほど変わったか?~夢を毎日読み返してみると、自分の夢にどれだけ無関心だったかが分かる~ | jMatsuzaki
まだこのような全体方針を定めた文章がない場合は、この機会に作成してみると良いでしょう。既に作ってある場合も、年次レビューのタイミングで中身をもう一度見直し、最新版に更新しましょう。
2.重点的に取り組みたい分野を決める
今年の計画をバランス良く作るためには、具体的な目標を立てる前にいくつかの分野に分けて考えるのがお薦めです。
私は人生で大切な分野を以下7つに分類分けし、それぞれに目標を立てるようにしています。
1.人生
2.音楽
3.社会
4.成長
5.経済
6.健康
7.家庭
この構成は人によって変わってくるでしょうから、自分に最適な構成を考えてみてください。一点注意点としては、分野の数は7つ以下に抑えるようにしましょう。数が増えるとバランスをとるのが難しくなるからです。
3.年次レビューの結果を計画に組み込む
次に上記で決めた分野ごとに具体的な目標を立てていきます。まずは年次レビューの結果を組み込んでいきましょう。去年の経験から浮かび上がったアクションなので、現実的かつ効果の高い目標になるからです。
一年を振り返って改善点を来年に活かす「年次レビュー」の手順 | jMatsuzaki
尚、私は年次スタートで5年分の計画をたてるようにしています。1年でなく5年分にすることで、より広い視野と高い視点を持てるようになるからです。
▼以下のようなフォーマットに則って、マスに目標を埋めていきます。
4.ミッションから計画に落とし込む
次に、ミッション・ステートメントに書かれた夢をブレークダウンした目標を計画書に落としこんでいきます。「全てがうまくいったとして何がしたいか?」と利己的に考えるのがコツです。
3では現実的な目標が、この4では理想的な目標が組み合わさって、5年分の計画書が以下のように埋まっていくはずです。
5.直感的にやりたいことを計画に組み込む
最後に、ミッションにも年次レビューの結果にも無かったが、今直感的にやりたいと感じていることを計画に盛り込みます。
抜け漏れチェックも兼ね、計画書全体を眺めながら他に取り組みたいことがないか最終チェックしましょう。
ここまでやれば理想的かつ現実的な今年の目標ができあがっていることでしょう。Wow!
【参考】目標の内容を決めるコツ
最後に、マスの中をどんな風に埋めるべきか悩んだら、以下の記事を参考にしてみてください。
計画倒れしないための目標の書き方のコツをまとめています。
現実的で夢もある「今年の目標」をたてるときに私が気をつけている3つのこと | jMatsuzaki
一時間で作った計画が、一年通してあなたの底力を開放する
勘違いしていただきたくないのは、計画はあなたの一年を窮屈にするものではないということです。むしろ一年通してあなたの底力を開放するのに役立つものになるでしょう。
なぜなら、単に期限の差し迫っただけの仕事、他人からの依頼事項、日々の雑多な作業、疲れたときの怠惰な心、モチベーションの低下や非現実的な空想、などに安易に流されそうになったとき、理想的かつ現実的な計画があなたのもうひと踏ん張りをサポートするからです。
▼その他、年末年始の振り返りや目標設定などで私が取り組んでいることについては、以下のまとめ記事をご覧ください。
年末年始に3STEPで振り返りと目標設定を行ってスタートダッシュをきめる! | jMatsuzaki
貴下の従順なる下僕 松崎より