私の愛しいアップルパイへ
開けて、開けて、あたしの負けよ。何でも受け入れるわ。足責め、やっとこ、燃えたぎる鉛、ペンチ、ガロッタ、どんな風に焼かれても、八つ裂きにされてもいい。本当の苦痛が欲しいのよ
ジャン=ポール・サルトル 「出口なし」より
人生がつまらないと感じている人はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。それなりにうまくいって、それなりに満足しているはずなのに、それでも人生がつまらないと感じてしまう人です。
それなりにうまくいっているから、もっと人生を楽しいと感じるべきだしそのことに感謝をすべきなのに、それでも本心では人生がつまらないと感じてしまっている罪悪感に押しつぶされそうな人です。
そう、あなたの予想通り、私は生まれてから25年間はそう生きていました。つまり、4年前まで、つまらない人生にうんざりしていました。そして、人生がつまらないと感じてしまう罪悪感と自責の念によって、より一層うんざりしていました。
いまはどうかって?いまじゃあすっかり人生が楽しいものになりましたよ。この4年間、つまらない人生と決別することだけに心血を注ぎましたからね。
それで、ふと思ったんです。もし、いまあのときの自分に会ったらなんて言うだろうって。こんな暗い話題は嫌ですって?まぁ、蛇が皮を脱ぐ程度の時間ですから、お付き合いくださいよ。
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ハッハー、またここで会うとは奇遇だなぁ松崎少年よ。俺とあんたはどうやら縁があるらしい。おいおい、その青白い顔はどうしたってんだ?赤ん坊のお尻かと思ったぜ。
まぁどうせ、人生がつまらなくてうんざりしたってところだろ?別に何があったわけでもなく、順調な人生にすらうんざりしてるってぇ顔だぁ。25歳でそれなりに知識もありながら、これから無限に広がる将来だってあるのに、それでもなおうんざりしてるって顔だぁ。
まぁその気持は分からなくもないぜ。俺もそういう奴を1人知ってるからなぁ。
なぁに安心してくれ。人生ってのは楽しもうと思うから楽しいんだとか、とやかく考えずに行動してみたらいいなんてナンセンスなことは俺は言わないからよぉ。
あんたのその<censored>な人生をまるで<censored>に<censored>するような話を順序立てて話してやるさ。
>> 次号: 世界のために生きてきたのに、なぜかくも不幸なのか?
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