禁酒1ヶ月突破!成功の鍵は日記だったな!

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私の愛しいアップルパイへ

血液がビールでできていた私ですが、だいぶそのビールも抜けてきました。そうです、以下でもお話したとおり、禁酒をしているからです。禁酒から41日が経過しました。

すでに1ヶ月以上が経過しましたが、禁断症状もなく禁酒を続けられています。なぜ20歳から10年も飲み続けていたお酒をきっぱりやめられたのか不思議に思うでしょう。「やめようと思えばやめられる」と口で言うだけなら誰でもできるでしょうが、それを実行に移すのはなかなか困難です。

私が思うに、禁酒成功ために一番効果があったのが毎日の日記をつける習慣です。

禁酒1ヶ月突破!成功の鍵は日記だったな!

「ハッハー!墓穴を掘ったなjMatsuzaki!たかが日記程度で禁酒できれば誰もが試しとるわい!レヒャリッヒ(お笑いだわ)!」と思うことなかれ。日記は禁酒のように悪習を断つ決定打になるパワーがあります。

▼ちなみに、日記の書き方は日々アップデートしているのですが、最近はこのように時系列で今日の出来事をまとめていっています。

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それではこのような日記がどのように禁酒に役立つか、私が体験したことをお話しましょう。

日記を続けると選択と結果の因果関係が体に染みこんでいく

飲酒の悪影響というのは誰もが知っているでしょう。出費は増え、判断力の低下によって騙されるリスクが増え、睡眠の質が下がって生活リズムが狂い、果ては寿命にも影響を与えます。

それにも関わらず禁酒が難しいのは、飲酒という選択とその結果の因果関係が体に染み付いていないからです。

日記を書いていくと、このような選択と結果に自覚的にならざるをえなくなります。当日の日記には飲酒によって解放感を得たり、気分が昂ぶったりしたことについて書いたとしても、翌日の日記には目覚めの悪さや飲み過ぎたことの自己嫌悪や日中の集中力低下について日記に書くことになります。

この繰り返しを飲酒のたびに続けていると、いつしか飲酒が気分をたかめてくれるイベントから、生活リズムを狂わせたり、自己嫌悪に陥らせたりするイベントに変わっていきます。それまで頭では理解していたけど行動には影響を与えなかった選択と結果の因果関係が、体に染み込むようにです。

いつしか飲む前から飲んだ後に感じることが感覚として分かるようになります。そうなれば、みすみす気分が悪くなるようなものを飲むこともないという選択ができるようになります。

日記は1日1日が未来を作っているという当たり前の事実を向き合うプロセス

▼禁酒など、意志力を発揮して自己コントロールする方法について説いたベストセラー「スタンフォードの自分を変える教室」にはこんな一節があります。

一日分でもいいですから、その日に行なった選択をふり返ってみてください。一日の終わりに、「自分がいつ目標を達成するための選択、あるいは妨げてしまう選択をしたのか」を分析してみましょう。そのように自分の選択をふり返って意識することで、いい加減な選択の数が減っていきます。それにより、意志力は確実にアップします。

スタンフォードの自分を変える教室 第1章 やる力、やらない力、望む力

禁酒がうまくいかない一番の理由は、禁酒が成功することで将来得られる健康的でパワフルな自分より、飲酒によっていますぐ得られる衝動的な快楽を優先してしまうことでしょう。日記はこの将来の自分といまの自分の逆転現象を解消して、将来といまを近づけてくれます。

つまり、日記を毎日書くことは、取るに足らないと思える1日1日が、将来の理想的な自分に続いていくという当たり前の事実と向き合うことになります。そして、いまこの瞬間に最高の選択をしようという気になれるのです。

先ほどの引用のとおり、日記を書くことで自分が今日どのような選択をして、その結果どうなったかを自覚すればいい加減な選択が減っていきます

飲酒以外で快感を得る方法を模索する

もちろん解放感を得たり、気分が昂ぶったりする快感を捨ててストックになれというわけではありません。飲酒より副作用のない自分にとってより良い方法を探せばいいということです。

それは人と会話することかもしれませんし、ライブに行くことかもしれませんし、ビデオゲームをやることかもしれません。

日記はこのような新たな選択肢を見つけて、検証するためにも役立つでしょう。

日記は習慣化をサポートする決定打

日記を書いていると、いまの自分と将来の自分が地続きであることを自覚できます。通常は将来の自分に過度な期待をしがちなので、日記はとても大切な習慣になりました。

禁酒にかぎらず、禁煙でも定期的な運動でも瞑想でも、あらゆる習慣化のチャレンジに日記は欠かせないものとなりました。

書き始めたころはそのような効果を体感できずにすぐやめたくなるかもしれませんが、続けていくとこの効果がじわじわと効いてきますのでお試しあれ。

▼日記はいつも続かないと嘆いているなら、4行日記から入るのがオススメです。5分もかからずに日記を書けるメソッドです。かつて日記嫌いだった私もこのメソッドから入りました。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。