絶望から立ち直るべく、かっこいいと思える人からアドバイスをもらいに行く旅のはじまり

私の愛しいアップルパイへ

いま私に起こっている悲劇については先日お話しした通りです。この類の迷いは私にとって致命的で、何故ならば私というのは未来とそれを実現する戦略を餌に生きながらえているからです。未来への希望とそれを現実的だと思える戦略が見つからねば餓死するしかないという単純な人間なわけです。

この数ヶ月、私が抱える悲しみについては十分に味わったつもりですし、そこそこ構図も見えてきました。ただ「具体的にこれからどうすればいいのか?」が見えずに悶々としています。実に歯がゆい時期です。

私は傲慢で貪欲な人間ですから、以下の記事でお話しした通り、単に回復したり立ち直ったりするのではなく、問題が発生する以前よりも強く幸せな自分になっていなければ気が済みません。悲しみにも花を添えてあげないと。

PTSDではなくPTGを獲得する〜ショッキングな出来事のあとに以前より強く、幸福になる〜

このような状態でとれる選択肢はいくつかありますが、今回は「かっこいいと思える人のアドバイスをもらいに行く」戦法を使うつもりです。そもそもいま私が苦悩しているのは人間に対する不信感と失望感に起因しているからです。

アドバイスを受け入れる人を選ぶ一番の基準は、かっこいいかどうか?

誰からアドバイスをもらうかはとても重要なことです。これは人生を大きく左右するものです。

かつての私は誰のアドバイスを受け入れるかについて極めて受動的な態度をとっていました。それはたまたま私にアドバイスをくれた人のアドバイスを「ありがたい」と受け入れるといった程度のもので、その中には大した根拠のないものもあれば、明らかに利己的な扇動も含まれていました。

必然的に私にアドバイスしてくれる人は学校の教師や会社の上司、成績や実績のある人が中心となりました。従順な私はできるだけ彼らの助言に沿うように努めたわけですが、いま考えればこれほど愚かな人生戦略もありません。実際、そのように役職や立場や成績を基準によって絞り込まれた人からのアドバイスに従った結果、私は夢を安易に放り投げて人生を逆走していたのです。

誰のアドバイスを受け入れるかは自分で選ぶものです。それは自分が心からかっこいいと思える人でないとさほど意味がありません。役職も立場も成績も実績もクソ喰らえってもんでしょう(おっと失礼汚い言葉を使ってしまいました)。

かっこいい人を見極め認める能力について

私はこう見えても鼻が効く方です。故に、損得勘定で繋がったり、見せかけの情熱には我慢なりません。

皮肉にもこの性質は明らかに人生を生きづらくしているって自覚があるわけですけれども、必ずしも悪いことばかりではないどころか私の数少ない長所の1つですらあります。というのも、これは裏返せば自分がかっこいいと思える人を見極めて、とことん尊敬する能力も同時に備えていることになるからです。私は選ばれるよりは、選ぶ方が得意な人間なのです。

幸い、この愛すべきブログを通して何人かのかっこいいと思える人間を見出してきました。結局、この愛すべきブログを立ち上げたことによる最も大きな報酬の一つはこれはかもしれません。現実世界において、このグルメな私が心からかっこいいと信じられる人に出会えた。これは儚く消えゆくロウソクのような人生を燃え盛る松明のようにしてくれるパワーがあります。

かっこいいと思える人と対話する旅へ

私はEvernoteにノートを作成し、いまの自分が本当にかっこいいと思えて、直接アドバイスをもらいたいと思える人を数人ピックアップしました。あとは順番を決めて、話を聴いてもらえないか打診して、アポをとっていくだけです。

この旅がどのくらい効果があるのか、どのような結論を導いてくれるのか。またご連絡しますので楽しみにしていてください。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。