夢を恥じるな!夢を語れ!

私の愛しいアップルパイへ

昨日、misoさんに素晴らしい記事をこの愛すべきブログに寄稿していただきました。

夢と現実の間で奮闘中の20代女の、過去と現在の想いについて(@miso35misoによる特別寄稿)

この愛すべきブログでは定期的に寄稿をお願いしています。お願いは基本的に私からしており、是非あなたにも見ていただきたいと思える雄弁なカウボーイだけを選んでいます。

このような寄稿についての取り組みを通して私がお伝えしたいメッセージは2つあります。

夢を捨ててまでやるべきようなことは何もない

今から約5年ほど前、私は夢を諦める努力をしていました。小学生の頃に思い描いた音楽家になる夢は、「まだはやい」と思っているうちにいつしか「もうおそい」に変わっていました。

このまま夢を持ち続けることは、当時本業だったシステムエンジニアの仕事にも支障をきたしますし、生計をたてるうえでも害悪ななると結論づけたためです。

私は1年間かけて夢想家からリアリストへと至るモラトリアムを経験したのですが、一年後にそのすべてが馬鹿馬鹿しくなってしまいました。

夢を捨ててまで他に何をしようというのか?この人間の唯一無二の崇高なりし能力である「想像力」が生み出した夢よりも価値あるものなど、他にあるのだろうか?レヒャリッヒ(お笑いだわ!)

私はすっかり怒りに身を焦がして立ち上がりました。

たった2日の休日のために、残りの5日をドブに捨てるような生活は馬鹿げてる!

どうせやるんだったら7日間すべてを情熱の炎でBurning!させるような人生じゃないと!

この瞬間、私はようやく理解しました。個人的な夢を語ることを控え、「分かったやつ」ぶるのがいかに害悪かと。語る機会を失った夢は同時に、人から応援してもらう機会も失っていたのです。

夢を口に出さないから機会が減り、機会が減るからまた夢を口に出さなくなる。この負のスパイラルがどれほど人生を右肩下がりにしてきたのでしょうか。

私が寄稿をお願いしている人の第一条件はこれを思い出させてくれる人です。夢を捨ててまで他にやるべきようなことはあるはずがないと。

諦めきれない夢へと向かう姿は人を勇気づける

人を勇気づけするほど尊い仕事というのはなかなかありません。では、人を勇気づけし、そして願わくば人を突き動かそうと欲するのなら、具体的にどうすればいいのでしょうか?

まずもって言えるのは「説得」にはほとんど効果がないことです。これはあなたも身をもって実感してるはずです。人が動かそうと思ったら、できるのは自分から「模範」を見せることだけでしょう。

つまり、人々を夢へと突き動かそうと思ったなら、自分がまず諦めきれない夢へと向かうことです。できることなんてそれ以外はないでしょう。そして、そうすることによって、自分の可能性の扉がまた一つ開けるかもしれません。

これこそ私がこの愛すべきブログを通して実現したいことであり、個人ブログというものの最大の可能性が秘められた採掘場でもあると確信しています。

「お得な情報」が敷き詰められたブログより、「辞書のような網羅性」が確立されたブログより、「個人的な日記」が徒然なるままに書かれたブログより、無名の個人の挑戦が生々しく刻まれているドキュメンタリーこそ人を行動へと駆り立てる第一運動になり得るものであり、個人ブログの真の面白さでしょう。

そうすることでダイハードな夢想家たちがつながれば、かの非情なる現実に風穴を開けることもまた夢では無くなります。

しかし、なんとも嘆かわしいことに、現在このようなブログは大変貴重です。

ですから、猛禽類のごとく鋭い目を持った私はこのようなことを実現できそうな個人ブログに常に目を光らせています。

寄稿してくれたカウボーイ達の第二の選定基準はここにあります。権威でなくとも、人脈がなくとも、貯金がなくとも、人が人を勇気づけて繋がりあうことは可能なのだと。そこに個人ブログの本当の面白さと可能性があるのだと。僭越ながら、私はブログにそういったメッセージを込めています。

諦めきれない夢に向かって無名の個人が傷つきながら、それでもなお一歩一歩不器用ながら進んでいる姿を見せることに無限の価値があるのだと、私は確信しています。

そういう意味で、先日寄稿していただいたmisoさんの記事は真に意義深いもので、あなたもこれを読むのに時間を割く価値があると胸を張って紹介できる記事でした。

夢と現実の間で奮闘中の20代女の、過去と現在の想いについて(@miso35misoによる特別寄稿)

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。