才能や強みの見つけ方4選

私の愛しいアップルパイへ

実は、私には1つ超能力があります。それは「あなたのいま考えていることを見事に見抜く能力」です。疑ってますか?よろしい。それではまさに今あなたが考えていることを当ててしんぜましょう。

あなたは今1つ悩みを抱えていらっしゃいますね?それは…なるほど、あなたは自分の強みについてもっと深く知りたいと考えていらっしゃる。そんなこと、空中に花を咲かせるくらい難しいとお思いでしょうか?あなたは幸せなお人だ。私にはその疑問に答えるだけの準備があります。

今日は私の経験を振り返りながら「自分の強みを見つける4つの方法」をご紹介します。今日あなたは口の数より耳の数の方が多いことに感謝することになるでしょう。リッスン!

(静かになる)

自分の強みや才能を知ることは現実を突破する鍵だ!

おっと、焦らないでください。本題に入る前にあらためて自分の強み・才能を知ることの重要性についてお話ししましょう。

現代が情報社会と言われているのは賢明なるあなたであればご存知でしょう。現代が情報社会であり、情報が大きな資産を持つというのであれば、もっとも価値の高い情報とはなんなのでしょうか?

ブラウザを開いてキーワードを入力すればどんな情報をも一瞬で引き出せる現代において、頭の中に叩き込んでおくべき情報などあるのでしょうか?いつでもどこでも情報が引き出せるなら、頭の中に情報なんて詰め込む必要などないのではないでしょうか?否、否、三たび否。

この情報社会の中で一番貴重で重要度が高いのは、Googleなどの検索エンジンで検索しようのない「自分の強みや才能」です。この誰も検索できない情報について事細かに知っておくことが、他の人との差異を生む重要な情報になるのです。自分に関する強み・才能を知れば、現実を突破する一番の武器になります。

そういえば、かのリンダ・グラットン氏も名著「ライフ・シフト」(原題:LIFE SHIFT)は人生100年時代を生き抜く重要な資産として「変身資産」をあげていました。変身資産とは、変化に対する柔軟さであり、積極的に新しいキャリアプランを築こうとする変身能力のことです。その内の1つがまさに自分に関する強み・才能の知識なのです。

▼変身資産については以下の記事でも取り上げておりますので、ご興味あればこちらもどうぞ。

100年ライフを実り豊かにする「変身資産」を増やすには?〜ライフシフトの実践〜

自分の才能や強みを見つけるオススメの方法4選

行動の記録をとって、定期的に振り返る

そもそも強みや才能とはなんでしょうか。強みに関して論じた名著「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」によれば、「常に完璧に近い成果を生み出す能力」と定義されています。では、常に完璧に近い成果を生み出す能力とはなんでしょうか?

それは無意識でもできてしまうことです。無意識でもできてしまうので、やる気がないときでも、疲れ果ててても常に完璧に近い成果を出せるわけです。では、無意識でもできてしまうことを見つけるにはどうすればいいのでしょうか?

それは自分の行動をこまめに記録にとっておき、それを後から振り返ることによって可能になります。こうすることで無意識の反応を後から自覚できるようにするのです。ちなみに私はシゴタノ!の大橋悦夫さんが考案され、「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?」(技術評論社)などで知られる「タスクシュート時間術」という手法を使ってこれを実現しています。

行動を記録し、それを振り返ることによって、無意識の反応を自覚できれば、その中から自分の強みや才能を自ら見つけ出すことができるようになります。

▼さらなる詳細については以下の記事でもお話ししておりますので、こちらもご覧ください。

定期的に行動のレビューを行う目的は自分の強みを発見するため

強みを分析してくれるテストを受ける

続いてオススメしたいのは強みを分析してくれるテストを受講することです。世の中には数十分のオンラインテストを受講すると、あなたの強みを分析してレポーティングしてくれるサービスが数多くあります。

その内のほとんどが統計的な手法にのっとってレポートするものです。メカニズムは上述した内容と同様で、質問を通して無意識の反応を誘発させ、その結果から強みの分析を行ってくれるものです。

なかでも、もっとも有名なのはギャラップ株式会社(Gallup)が提供する「ストレングスファインダー」でしょう。他にも有名どころでは、易経ないしユングの分析心理学をベースとした「ウェルス・ダイナミクス」と「16Personalities」、神秘思想家から生まれたとされる「エニアグラム」などが存在します。

どれも受けた私がオススメするのは、統計的に詳細な分析結果が得られる「ストレングスファインダー」と、体系的にシンプルに整理された「ウェルス・ダイナミクス」です。

ストレングス・ファインダーの受講方法や関連書籍など完全解説

ウェルスダイナミクスとは何か?ストレングスファインダーの違いは?

会話を通して強みを明確にしてくれるコーチング

コーチングを受けるのもオススメです。コーチングとはコーチと呼ばれる人との1対1の会話を通じて自分の思考を明確化してくれる対話型のサービスです。コーチは質問のプロで、強みや才能など自分一人ではなかなかたどり着けない思考にたどり着くことができます。

コーチングとコンサルティングはよく混同されがちなのですが、コーチングはコンサルティングのように今後のアクションについての提案や助言を目的としたものではなく、あくまで質問を通して受講者の考えを深掘りし、思考の癖や価値観を炙り出させてくれるサービスなので、強みや才能などを知るにはもってこいです。

一点注意したいのはコーチングをお願いする相手はプロのコーチに頼むことです。特に日本ではコーチングがまだそこまで浸透していないこともあり、資格などの体制が整っていないことから、コーチの質はピンキリです。できれば顔見知りの信頼できるコーチや、信頼できる資格を持ったコーチにお願いすると良いでしょう。

ちなみに私はプロコーチの大下千恵さんのコーチングをかれこれ50回以上受けています。

▼以下では「コーチングとは何か?」についてと、私が受けているコーチの紹介が記載されているので、ご興味あればこちらもご一読ください。

3ヶ月で6回ほど1対1のコーチングを受けてみたけどこれ自分の成長にえらく役立つぞ

オンラインコミュニティ・サードプレイスに飛び込む

最後に、実は今回一番オススメしたいのが「オンライン・コミュニティ」(オンライン・サロン)に入ってみることです。なかでも横のつながりが多く、人に対する好奇心の旺盛なコミュニティメンバーが揃っている場所に飛び込んでみるのが良いでしょう。

オンライン・コミュニティを通して、コミュニティメンバーと様々なプロジェクトに参画してみれば、相手と自分の才能の違いがありありと浮かび上がってくるのです。

オンライン・コミュニティは時折「サードプレイス」と呼ばれることもありますが、家と会社(もしくは学校)とは別に利害関係や契約でなく興味で繋がるもう1つのコミュニティに所属することで、客観的でリアルな自分に出会えます。

この方法の良い点は2つあります。第一に、実際的な行動を通して、自らの強みや才能がリアルにありありと浮かび上がってくる点です。第二に、強みや才能をの明確化に加えて、他の無形資産(例えば知識や技術や経験や人脈)も同時に手に入ることです。

この方法なら、自分の思考に関する内省が苦手なタイプでも自然と強みや才能が分かります。また、強み分析テストのレポートよりもずっと個別最適化された深い知識を得られます。そのうえ、一般的にオンライン・コミュニティはコーチングのセッションよりも金額的に参加ハードルが低く、ちょっと試してみやすいのです。

人に対する好奇心の旺盛なコミュニティに所属すること」は自分の強みや才能について自覚するうえで実にパワフルな効果を発揮するでしょう。

▼サードプレイスについては以下の記事でも語っていますので、こちらもどうぞ。

家と会社の間にオンラインのサードプレイスを持つ重要性をガチで解説する

人に対する好奇心の旺盛なコミュニティに所属するパワー

ということで、今日は「自分の強みを見つける4つの方法」をお話ししてきましたが、やはり一押しは4つ目の「人に対する好奇心の旺盛なコミュニティに所属すること」です。コミュニティに飛び込んで自分の強みや才能を知れば現実の壁を突破する最強の武器になります。

強みや才能は無意識の領域に属するものなので、人に見つけてもらうのが一番効率的かつ効果的なのです。

とはいえ、そんなオンライン・コミュニティを見つけるのが一苦労だったりします。なんといってもオンライン・コミュニティは最近トレンドめいたところがあり、事業としての参入ハードルも低く、正直に申し上げるならブログやメルマガやファンクラブの延長に過ぎない形だけのオンライン・コミュニティも数多くあります

もし、興味あるオンライン・コミュニティが近くに見当たらないのであれば、私がひらめきメモのF太さんやKeiKanriむーびんぐのだいちくんらと運営しているオンライン・コミュニティ「ライフエンジン」にいらしてみてください。僭越ながら申し上げさせていただくならば、このコミュニティは素晴らしい「人に対する好奇心の旺盛なコミュニティ」に育っています。

▼「ライフエンジン」に関するさらなる詳細とお申し込みは以下となりますので、ご覧あれ。

これから10年で自分だけの職業を作るオンラインコミュニティ「ライフエンジン」

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。