新米フリーランスのタスク管理「3大鉄則」

どうも、jMatsuzaki株式会社のだいちです。

平日の真っ昼間からダラダラしてしまう……

自分はjMatsuzaki株式会社に入社する前にフリーランスとして活動していたのですが、当時はこのような悩みがありました。

フリーランスはすべての時間を自分でコントロールできるがゆえに、ダラダラしてしまうリスクと常に隣り合わせです。

幸い、タスク管理に明るい人が周りに多かったので解決できましたが、今でも気を抜くと真っ昼間からダラダラしてしまいかねません。

このページでは、タスク管理の師から教わり自分で実践してきた、フリーランスにこそ必要な「タスク管理の3大鉄則」をご紹介します。

結論からいうと、それらは以下の3つです。

  • 自分だけの時間割をつくる
  • タスクに優先順位をつける
  • 朝に重要な仕事を終わらせる

これらの詳細の解説と、具体的なやり方を合わせてご紹介いたしますので、ぜひご覧くださいませ。

大前提の概念:時間管理マトリックス

3大原則の中身に入る前に、自分の時間のコントロールできる量が多いフリーランスであれば、ぜひ抑えておきたい概念を紹介します。

それが「時間管理マトリックス」です。

7つの習慣」で紹介されている概念ですが、ざっくり言うとタスクを緊急度と重要度の軸で4つに区切ったもの。第一領域から第四領域まで、緊急度と重要度によって分解されています。

以下では「第一領域がほにゃらら」とか「第二領域をほにゃらら」という具合で使っていきますので、ぜひ覚えていただければと思います。

では、フリーランス特化のタスク管理3大原則の中身を見ていきましょう。

1.自分だけの時間割をつくる

原則の1つ目は「自分だけの時間割をつくる」ことです。

サラリーマンであれば、就業時間がきっちり決まっていることがほとんど。

一方フリーランスは、ほとんどの時間の使い方を自分で決めることができます。

自由は望んでいたことですが、自由だからこそダラダラしてしまいかねません。

なので、自分だけの最適な時間割をつくっていくことが求められます。

ここで学生時代に時を戻して、時間割の特徴を思い出してみましょう。

  • 時間帯ごとに取り組む授業(タスク)が決まっている
  • 比較的、短時間で区切られている
  • 休憩が組み込まれている

時間割をフリーランスが取り入れることで、目の前のタスクに迷わず集中できたり、集中力をコントロールできたりします。

ここで参考までに、自分の1日の時間割を紹介します。

  • 6:00-7:00:起床
  • 7:00-8:00:朝のルーティン(タバタトレーニング→シャワー→瞑想)
  • 8:00-8:30:朝の計画の時間→返信タスク(第一領域の気になっているタスク)
  • 8:30-10:30:集中タスク(第二領域のタスク)
  • 10:30-13:30:休憩
  • 13:30-14:00:散歩
  • 14:00-16:00:集中タスク(第二領域のタスク)
  • 16:00-19:00:流し(集中力の必要のないタスクや、ミーティング)
  • 19:00-22:00:休憩
  • 22:00-6:00:睡眠

時間帯ごとに取り組むタスクがある程度決まっているので、タスク選びに迷いません。

当日の時間割は、毎朝8:00くらいに作成しています。

自分はTaskChute Cloud(タスクシュートクラウド)という有料ツールを使っています。(弊社が開発したツールです)

TaskChuteCloud画面

これは時間割作成に特化したツールと言っても過言ではありません。

もし興味があれば、以下の記事で詳しく解説されているのでおすすめです。

関連記事:タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴

2.タスクに優先順位をつける

原則の2つ目は「タスクに優先順位をつける」ことです。

ただ、優先順位をつける大事さはわかっていても、実際にどうそれを決めていくかが一番むずかしいところでしょう。

ここでフリーランス的な働き方を長くしてきた自分から、「ここを押さえるといい感じになる!」という優先順位の基準をご紹介します。それが以下の3つです。

  • 締め切りが近いかどうか
  • 生活費との兼ね合いで、即金性のある事業に取り組むかどうか
  • 将来的に自分をラクにしてくれる活動かどうか

優先順位の決め方1:締め切りが近いかどうか

まずもって優先すべきは「締め切り」です。言い換えると第一領域のタスクです。

フリーランスは個人に信頼がつくので、その信頼が崩れることがあれば、事業的にダメージが大きいです。

なので自分は、「人との約束があるもの」を第一優先にこなしてきました。それは結果としてとても良かったなと思います。

優先順位の決め方2:即金性のあるタスクに取り組むかどうか

次の優先順位の検討ポイントは、即金性のあるタスクに取り組むかどうかです。

これは自分の貯金にどれくらい余裕があるのかによって変わるでしょう。

たとえばその仕事を納品しないと次の家賃を払えないのであれば、その仕事の優先順位は必然的に上がります。これも緊急性の高い第一領域のタスクですね。

優先順位の決め方3:将来的に自分をラクにしてくれる活動かどうか

次の検討ポイントは、将来的に自分をラクにしてくれる活動であるかどうかです。

筆頭は、ストックコンテンツの作成、読書などですね。

ただ、これらの将来的に自分をラクにしてくれる活動は、気づけば先送りされてしまうので注意が必要です。

なぜかというと、緊急性がないからです。

第一領域のタスクがあると、どうしてもそれを優先したくなりますが、それをグッとこらえ、第二領域タスクの優先順位を意図的に引き上げるのがいいでしょう。

そういう活動は複利で効いてくるので、将来の自分を助けることにつながります。

3.朝に重要な仕事を終わらせる

原則の3つ目は「朝に重要な仕事を終わらせる」ことです。

フリーランスは就業時間が決まっていないからこそ、意識しないと生活リズムがすぐに崩れてしまいます。

なぜ朝に重要な仕事を終わらせたほうがいいのでしょうか。その理由は2つあります。

  • 朝がいちばん集中力が高いから
  • 自己肯定感が上がるから

朝は集中力がもっとも高い時間帯です。

脳の意志力(ウィルパワー)は、寝ているあいだに回復し、起床した時点をピークに、その後はずっと減り続けるという性質を持ちます。

なので、意志力がたくさん残っている朝のほうが、集中して仕事に取り組みやすいです。

自分は、朝に集中力の求められるタスクを集中的にこなし、昼以降は流しでもできるタスクに取り組んでいます。

また、これは経験したことがあると思いますが、朝に重要な仕事が終わっていると、シンプルに気持ちよくないでしょうか。

私自身、朝型で仕事を進めることによって自己肯定感の高まりをずっと感じてきました。

フリーランスとして活動を持続できるようにするために、自己肯定感は必要不可欠です。

経験上、自己肯定感が高ければ、お金の心配や人間関係の不安について、「なんとかなるだろう」と前向きに対処することができます。

新米フリーランスのタスク管理「3大鉄則」まとめ

  • 自分だけの時間割をつくる
  • タスクに優先順位をつける
  • 朝に重要な仕事を終わらせる

以上、新米フリーランスがぜひ身につけたいタスク管理の3大原則でした。

下記に紹介するjMatsuzakiが書いたフリーランスの関連記事もおすすめです。

今フリーランスの方であれば、役に立つことがたくさん詰まっているはずですので、ぜひ合わせて読んでみてください。

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著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。