死ぬまでに見なきゃ損する西部劇 #5cowboy

Cowboy
Cowboy / Kevin Zollman

私の愛しいアップルパイへ

まっとうな人間だったら1度は憧れるのがカウボーイという職業です。私もそうでした。

確信をもって言いますが、私がもし音楽家なんてものを目指していなければ、きっとカウボーイを目指していたことでしょう。

今日はあなたになんとも甘美な西部劇の世界をお届けしましょう。

死ぬまでに見なきゃ損する西部劇!

良い西部劇と言うのは、愉快で痛快で爽快で、含蓄がなくて単純で、ワイルドでそれでいてユーモラス、そういうものです。

それでは私が自信を持ってオススメする憧れのカウボーイたちをご紹介しましょう。

1.捜索者

なんといってもまずもって紹介しないといけないのは、巨匠ジョン・フォード監督による傑作「捜索者」でしょう。

兄の家族を虐殺し、姪を誘拐したコマンチ族への復讐に燃えるガンマンを演じるのはジョン・ウェインです。

このゴールデンコンビの傑作を見ないわけにはいかないでしょう。

本作のジョン・ウェインにいったいどれだけの男性が興奮し、どれだけの女性が惚れ込んだことでしょう。

彼こそ我がヒーロー、彼こそ我が青春なのです。

2.ワイルドバンチ

西部劇を”終わらせた”とすら表現される本作は、伊達じゃありません。

監督は鬼才サム・ペキンパー。時代に取り残されたカウボーイを演じるウィリアム・ホールデンとアーネスト・ボーグナインが最高にCoooool!!でセクシーです。

ラストのド派手な銃撃戦は「デス・バレエ」と呼ばれ、今までの全ての西部劇が霞んでしまうほどです。

近代兵器に向かって無謀にも突進するアウトローの勇姿に血がたぎります。

3.荒野の決闘

実在したガンマン「ワイアット・アープ」によるOK牧場の決闘をドラマティックに作り上げたのが本作です。

見どころはあまり無いですが、ワイアット・アープを演じるヘンリー・フォンダがあまりにも格好良く、それだけで見る価値があります。

「私はクレメンタインという名前が大好きです」と言って馬に乗って去っていくシーンは、いつか真似しようと密かに考えています。

オーマイダーリン、オーマイダーリン、オーマイダーリンクレメンタイン!!

4.真昼の決闘

釈放された悪党の復讐に怯える保安官の主人公をゲイリー・クーパーが演じています。通常であればヒーローとして描かれる保安官が、ここでは等身大の人間として描かれているのが特徴です。

街の人間は誰ひとり手を貸してくれず、恐れを感じながらも結局1人で悪党を迎えうつ、西部劇としては一風変わった保安官の描写が本作の味です。

映画の時間が現実世界の時間とシンクロしており、劇中の80分がそのまま80分かけて上映されるという手法がリアリズムを引き立てています。

そんなことより、人間離れしたグレース・ケリーの美しさこそが本当の見どころです。

5.ウエスタン

西部劇としては異色なマカロニ・ウエスタンを代表する巨匠、セルジオ・レオーネ監督の代表作です。

マカロニ・ウエスタンは複雑な人間関係や繊細な心情の描写が特徴で、私のデリケートな頭ではとてもついていけないのですが、1つお気に入りを挙げるならこの「ウエスタン」です。

ハーモニカを奏でる謎の主人公を演じるのはあのチャールズ・ブロンソン。その宿敵にはなんとヘンリー・フォンダ。ヒロインにはクラウディア・カルディナーレという、なんとも豪華なキャストを中心に、見応えのある群集劇を作り上げています。

何度も見返してみると、全編に渡って漂う寂寥感が癖になってきます。

あなたの憧れのヒーローを挙げてみよう!

あなたが心から惚れ込んだカウボーイは誰でしょうか。私はどうしてもそれが知りたいのです。

私は貪欲にもあなたのために「#5cowboy」というハッシュタグをご用意しました。あなたが憧れたカウボーイを5つ選出し、ブログに書いて頂くためにです。

さぁさぁ、是非とも教えて下さい!あなたが夢中になった逞しいカウボーイたちを!!

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。