効果的なセルフマネジメントに必要なのは、トップダウンとボトムアップという2つの手法のバランスをとること

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私の愛しいアップルパイへ

私の原動力になっているのは「自分の人生に責任をとる」という決意です。この決意を満足させるために、私は日々タスク管理をはじめとしたセルフマネジメントに取り組んでいます。

自分が納得いくだけの場所に自分を運ぶためには、2つのセルフマネジメントの手法をバランス良く使いこなす必要がありました。それが「トップダウン」と「ボトムアップ」です。

トップダウンとボトムアップのバランス

▼「トップダウン」とは目標から今の行動を導き出すアプローチです。頂点から行動を落とし込んでいくので「トップダウン」というわけです。

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▼「ボトムアップ」はその逆で、今の行動を積み重ねて、高い成果を積み上げようというアプローチです。今いる場所から少しずつ上がっていくので「ボトムアップ」というわけです。

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▼この2つの対照的な手法は、どちらが優れているというものではありません。双方をバランスよく使いこなすことが、効果的なセルフマネジメントを形成するための鍵になってきます。

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まるでボールをバウンドさせるように

例えるなら、まるでボールをうまくバウンドさせるようにです。

あなたがボールだとしましょう。ボールをバウンドさせ、今より前に、今より高みに連れて行くためにはどうすればいいでしょうか。それは、ボールを地面に投げつける力(=トップダウン)とボールを受け止める強固な地盤(=ボトムアップ)があって初めて成り立つものです。

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もちろんバウンドは一回で終わってはいけません。トップダウンとボトムアップを継続的に繰り返すことによって、ボールはどんどん前に、どんどん高く進んでいくことになります。

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トップダウンしか実践しなかったら?

トップダウンだけ実践して、ボトムアップを怠れば、ボールはどうなってしまうでしょうか。

ボトムアップが適切に実践されずに地盤が緩い状態だと、ボールの衝撃を吸収してしまい、ボールはバウンドせずに止まってしまうでしょう。

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もしくは、地面を突き抜けて、地下に真っ逆さまかも知れません。

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または、地面に凹凸があれば、ボールは予期せぬ方向に進んでしまうでしょう。

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ボトムアップしか実践しなかったら?

今度は逆にボトムアップしか実践しなかった場合を見てみましょう。ボールはどうなってしまうでしょうか。

いくら地盤が固くとも、ボールが今いる位置より高くなることは難しいでしょう。

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もしくは、トップダウンの力が継続的に加わらなければ、ボールはいずれ前進するのを止めてしまうことでしょう。

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または、適切な方向に力が加わらなかったり、ボールにスピンがかかったりしてしまえば、ボールは予期せぬ方向に向かってしまうでしょう。

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双方をバランス良く実践していこう!

世の中には、様々なトップダウンとボトムアップの手法が提唱されています。

それぞれの具体的な実践方法については今回は割愛しますが、端的に説明するなれ、トップダウンは自分の計画をたてて遂行することです。そしてボトムアップは時間の使い方を見直して、”今本当に重要なこと”を優先出来るようにすることです。

どちらか一方に偏重することなくこの2つをバランス良く実践することによって、自然なかたちでボールをより高く、より遠くに運べることでしょう。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。