自分の計画を持てば、いつかやりたいことに使う時間を確実に増やせる

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photo credit: Martin Gommel via photopin cc

私の愛しいアップルパイへ

「やりたいことをやりたい」

恥ずかしがることはありません。あなたのこの願いは、この世で最も甘美で、最も崇高で、最も誠実な願いです。ただ、現実は非情です。この願いを叶えるのは不可能なことではありませんが、実現するのは非常に難しいでしょう。

ビジョンを明確に描く必要がありますし、それらを現実に移すだけの自制心が必要になります。しかし多くの場合、目の前の雑多な作業に囚われたり、怠惰な気持ちに流されたりして、やりたいことをやる余裕や環境を作ることが出来ないのです。

この願いを少しでも前進させるために私がオススメしているのが自分の計画を持つことです。

いつかやりたいことを生活に組み込む

▼以下は私が実際に作った「月次計画書」です。
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上記の画像は2013年1月~2013年3月までの3ヶ月分を抜粋したものです。ここにはやらざるを得ないことややりたくないことは一切書きません。私が直感的にやりたいと感じたことだけを記しています。

具体的なやり方ですが、まず月の始めと週の始めに、1週間でどんなことにチャレンジしたいかを箇条書きにしていきます。そして月の終わりと週の終わりには、その期間を振り返って改善点や次のアクションについて検討していきます。それらが次の計画の基礎となるのです。

もちろんやってみて失敗することもありますし、時間が思うように確保できないこともあります。いえ、正直に告白すると1ヶ月すべての計画を完璧にこなせたことなど今まで1度たりとも無いのです。

しかしそれで良いのです。目的は、放っておけば細く緩やかな日常に埋没していたであろう前向きなチャレンジに光を当てることだからです。

過去の計画書を振り返ってみると実に感慨深いものがあります。作曲の勉強をすることも、勧められたビジネス書を読むことも、新しいイベントを開催することも、20分間ランニングすることも、友人とのレクを企画することも、部屋を掃除することも、ほとんどのものが計画に書かれてなければ実行に移されなかったであろうからです。

自分の計画を持たなければ、計画に組み込まれる

私のモットーは「自分の計画を持たなければ、他人の計画に組み込まれるだけ」です。

自分の計画を持っていれば、目の前の雑多な作業や、他人からの依頼ごとや、怠惰な気持ちに安易に流れそうになる前に、いつかやりたいことを実行に移す時間を守りたくなるはずです。

そういった小さな踏ん張りの積み重ねが、いずれ人生を決定的に左右するものとなるでしょう。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。