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私の愛しいアップルパイへ
私には人並みはずれた特別な能力が1つあります。それは人の心を読む能力です。
あなたは今こんな悩みを抱えているようですね。「いったい私のブログのテーマは何にしたら良いのかしら?」と。
なるほど、実に良い質問です。今日はその質問に回答することにしましょう。
ブログのテーマを絞るべきか?
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テーマはそのブログの主題となるものであり、中心を支える軸であり、例えるなら背骨です。
あなたにとってブログが単なる備忘録で、なんなら公開なんてしなくても全然構わないと考えているのなら、テーマについて深く考える必要はないかも知れません。
しかし、もしあなたがブログを“人に影響を与えるようなメディア”に育てあげようとしていて、より多くの人に自分のメッセージを届けたいと強く願うのであれば、テーマは絞るべきでしょう。
ただ、テーマの絞り方を誤っている人が多くいらっしゃるのも事実です。ですから、今日はブログのテーマを絞るときのコツをご紹介します。
ゴールデンサークルに学べ!
サイモン・シネックのゴールデンサークルというものをご存知でしょうか。この概念は彼がTEDで行った「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」というプレゼンで簡潔に説明されています。
彼はこのプレゼンの中で、「アップル」や「マーチン・ルーサー・キング」や「ライト兄弟」などの優れたリーダーは、”What?”でも”How?”でもなく、”Why?”で人を動かすと説きます。「なぜやっているのか?」「なんのためにやっているのか?」「なにを信じているのか?」というメッセージです。
この考え方はそのままブログテーマに適用できます。
ブログのテーマを絞るというと、多くの人は”What?”や”How?”で絞ろうとします。
私は騎士的な勇敢さをもってあなたに主張しますが、商品そのもの(What?)のことや、その使い方(How?)を発信するだけなら、企業のホームページや製品マニュアルに任せておけば良いのです。
テーマは「Why?」で絞れ!
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人を惹きつけてやまない蠱惑的なブログというのは、「Why?」でテーマを絞っています。
iPhoneを使おうがAndroidを使おうが、書評だろうがレシピだろうが、健康について書こうが時間効率化について書こうが、何を書いたって良いのです。一見するとテーマが定まってないように見えるブログでも、人を惹きつけるブログというのは「What?」や「How?」を絞らずに、ブログ全体を通して「Why?」を明確にしています。
人はあなたの発信する「何故それをやるのか?」という物語に惹かれます。人はあなたの掲げる「何を成し遂げようとするのか」という理想と信念に惹かれます。
人は常に何かを「変化」させたいと望んでいるものだからです。
あなたが掲げる「Why?」はなんだろう?
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あなたは恐ろしいほど魅力的な人ですが、それでもブログのテーマを絞ることなく、ブログを通して人に興味を持ってもらうことは難しいでしょう。多くの人はインターネット越しの他人のことなど興味が無いからです。
ちなみにこの愛すべきブログの”Why?”は、「夢を現実的に叶えるために」です。そして、「より多くの”夢見るリアリスト”を行動に突き動かすために」です。
さぁ、次はあなたの番です。あなたは「何故それを書いているのでしょうか?」。あなたが掲げる”Why?”を教えてください。
貴下の従順なる下僕 松崎より