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私の愛しいアップルパイへ
キングGoogleのご子息「Google Reader」破門のニュースが世界を震撼させたのは記憶に新しいのでは無いでしょうか。あっという間にときは経ち、2013年6月末の現在、まもなくGoogle Readerが国を追われようとしています。
私も長らく相棒として使ってきたGoogle Readerを手放すのは心苦しいのですが、キングの言うことであれば受け入れざるを得ません。
ここのところGoogle Readerからの移行先についてずっと悩んできましたが、このギリギリのタイミングでようやく「Feedly☓IFTTT☓Pocket」の連携というかたちで落ち着けそうです。
気になりますか?、、、よろしいッ!私は今日機嫌が良いんです。詳しいやり方をお教えしましょう!
ブログ更新情報をテキパキチェックする3サービス
まずはブログ更新情報をテキパキチェックするための3サービスを紹介しておきましょう。
1.RSSリーダーの新標準「Feedly」
2.Webサービスの調整役「IFTTT」
3.あとで読む情報を一元化する「Pocket」
1.RSSリーダーの新標準「Feedly」
FeedlyはGoogle Readerの代替として大本命であるRSSリーダーです。RSSリーダーというのは、登録してあるブログの更新情報を収集してくれるサービスです。これでお気に入りのブログの更新有無をいちいち自分でチェックしなくて済むようになるわけです。
▼このように、メールの受信箱をチェックするようにして様々なブログの新着記事を読めるようになります。
FeedlyをGoogle Readerの代替として選んだのは、画面がスマートで見やすいのと、Google Readerからのデータ移行がすこぶる簡単だからです。トップページにアクセスすると、すぐにGoogle Readerのインポートボタンが表示されます。後は、Google Readerのログイン情報を入力すれば、すぐに移行が完了します。
ネクストッ!
2.Webサービスの調整役「IFTTT」
IFTTTは少々説明が面倒なのですが、端的に説明すると様々なWebサービス間の連携を自動化してくれるサービスです。
例えば、Gmailでお気に入りに設定したメールをEvernoteに送るですとか、Facebookに投稿した内容をTwitterにも自動で投稿するですとか、DropBoxにアップロードした写真をflickrにもアップロードするですとか、様々な用途に利用できます。乱立した無数のWebサービス間の調整役になってくれる出来る部下です。
連携できるサービスはかなり豊富で、なんと言ってもFeedlyにも対応しているのがGooooood!です。
ネクストッ!
3.あとで読む情報を一元化する「Pocket」
Pocketはいわゆる「あとで読む」系のサービスです。あとで読もうと思ったWebページや動画、メールなどを放り込んでおけます。
こうすることで、興味ある情報とそうでない情報を振り分ける時間と、興味ある情報の中身をじっくり読む時間を分割できるので、作業が効率化できます。
Pocketの素晴らしい点は、ブラウザの拡張機能やメールの転送など、様々なサービスから放り込める点と、ノートPCやiPhoneなど様々なサービスで呼び出せる点です。これによって、あとで読もうと思ったあらゆる情報をPocketに一元管理でき、しかもその時の状況に応じて様々なデバイスで呼び出せます。
ここにブログの更新情報の中で気になった記事を放り込んでおいて、後でバスローブ姿でリビングのソファーに座って、膝に猫を抱えながらコーヒーでも飲んでブログ記事を優雅に読むわけです。
ブログの更新情報をテキパキチェックする流れ
それでは実際に3つのサービスを駆使してブログの更新情報をテキパキチェックする流れを見て行きましょう。
1.Feedlyをチェックして気になった記事を「Save」
2.IFTTTがFeedlyのSave情報をPocketに転送(自動)
3.Pocketであとで読む情報をチェック
1.Feedlyをチェックして気になった記事は「Save」
▼まずFeedlyに流れる登録したブログの更新情報の一覧を眺めます。
▼気になる記事を見つけたら、記事にポインタを当てて「save」ボタンをクリックします
▼尚、FeedlyもPocketに対応しているのですが、わざわざ記事を開いてMoreボタンからPocketと選択するという手間が億劫なので、ワンボタンでPocketに転送できるようにするためIFTTTを使います。
▼また、saveするとFeedlyの「Saved For Later」に保存されるのですが、ここは使いません。Pocketを使って他の情報もまとめてあとで読むからです。
2.IFTTTがFeedlyのSave情報をPocketに転送(自動)
▼次に、あらかじめIFTTTにFeedlyからPocketへの転送設定をしておきます。
IFTTTへの登録が終わっていれば、以下のリンクから私が使っている設定情報をコピーできますので使ってみて下さい。
・Save Feedly “Read Laters” to Pocket
これによってIFTTTが定期的にFeedlyのsave情報をPocketに転送してくれるわけです。
※なお、IFTTTによる転送処理はリアルタイムではなく、多少タイムラグがあるのでご注意下さい。すぐにPocketで読みたい記事があるなら、Feedlyから直接Pocketを呼び出して下さい。
3.Pocketであとで読む情報をチェック
▼あとは少し待てば自動でPocketにFeedlyでsaveしたブログ記事が転送されてきます。
▼このようにPocket上で記事を読めます。本文と画像情報だけを引っ張ってくるので軽快に読めます。
PocketはFeedlyのsave情報だけでなく、長文のメールマガジンやたまたまネットで見つけたページ、Youtubeの動画など様々な「あとで読む」情報を一箇所にまとめられるので便利です。
ブログだけならFeedlyだけで十分ですが、そうなるとあとで読むブログはFeedly、あとで読むメールはメールボックス、あとで観る動画はYoutubeと、後で様々なツールを行き来しないと行けないので面倒ですし、チェック漏れにつながります。
効率的に良質なインプットをしよう!
Google Readerの終焉に併せて、情報のインプット環境を見なおしてみました。効率的に良質なインプットをするために参考になる所があれば幸甚であります。
最後にもう一度使うツールのリンクをまとめておきますので、ご活用下さい。
1.RSSリーダーの新標準「Feedly」
2.Webサービスの調整役「IFTTT」
3.あとで読む情報を一元化する「Pocket」
また、Webサービスを巧みに使いこなしたい方には以下の書籍がオススメです。
貴下の従順なる下僕 松崎より