私の愛しいアップルパイへ
一年!おお、素晴らしき一年よ!貴様!過ぎ去ってしまうのか!
という時期にやっておきたいのが一年の振り返りであることは、私とあなたの共通認識でしょう。あなたとの甘い生活の思い出を頭の片隅で塵にはしたくありませんからね。
とはいえ、一年というのは膨大な時間ですから、振り返るといってもなにをどこから振り返るべきか悩むものです。ですから、私が毎年一年の振り返りでやっていることを整理しておこうと思います。なぜそんなことをしてくれるのかって?なぜなら私は紳士だからです。
私が一年の振り返りでやっている7つのこと
今日あなたにお話するのは以下の7つです。1つ1つ順番に手取り足取り教えていきましょう。
- 1.振り返るポイントを決めてからはじめる
- 2.計画に実績を記入しながら振り返る
- 3.作業時間のグラフを作成しながら振り返る
- 4.今年の日記を読み返しながら振り返る
- 5.今年書いたブログを読み返しながら振り返る
- 6.自分史を更新しながら振り返る
- 7.振り返って整理した内容をもう一度振り返る
1.振り返るポイントを決めてからはじめる
まずもって大切なのは、どこにポイントを置いて振り返るかです。事前に振り返るべきポイントを決めておけば、なんとなく記録を見返すよりもずっと効果が高まるでしょう。
▼私は、一年を以下のポイントで振り返るようにしています。
- 達成できた目標と、うまくいった理由は?
- 達成できなかった目標と、失敗した理由は?
- 自分以外の誰かに貢献できたことは?
- やり始めた工夫、思いついたアイデアは?
- ミスしてしまったことと、打てる対策は?
- 身の回りで問題だと思っていることと、その理由は?
- 嬉しかったことと、その理由は?
- 今週、誰かに感謝したことは?
- 来年にむけて改善すべき点は?
一年の記録を振り返りながら上記のポイントにあった出来事を書き出していくことで、記録を意味づけしていくわけです。私はそれをEvernoteに箇条書きでまとめていくようにしています。
2.計画に実績を記入しながら振り返る
それでは、実際に振り返るものを見ていきましょう。まずは今年の計画を振り返って実績を記入するところからです。
きっと一年のはじめに今年の目標をたてたでしょう。その目標について実績を記入していけば、なにが達成できてなにが達成できなかったのか。予想外の出来事はなんだったのか、思い出せるでしょう。
▼私はこのようにカテゴリごとに計画を箇条書きするように目標を作っています。この右側に実績を記入するわけです。
そして、実績を記入しながら(1)で決めたポイントに合致するものを書き出していきます。
3.作業時間のグラフを作成しながら振り返る
私は仕事をするときになににどれだけの時間を使ったか記録するようにしています。時間配分ってのはライフスタイルを決めている一番の要素です。作業時間の記録があるなら一年の振り返りに活用しない手はありません。
私は以下のような作業時間グラフを作成して、一年の振り返りに活用しています。
- プロジェクト別の割合
- モード’(執筆や作曲、単純作業や休憩などの動作)別の割合
- 7つの習慣でいう4つの領域ごとの割合
- 重要プロジェクトの作業時間遷移(月ごと)
▼これはモード別の円グラフです。このようにExcelで作成すると見やすくてGooooood!です。
4.今年の日記を読み返しながら振り返る
日記を書いているなら、これも一年の振り返りに活用しましょう。日記は1日という短い期間でのスナップショットですが、これを一年という広い視野で読み返したときに新しい発見が多々あります。
読み方は単純に1月1日分から順番に読み返していきます。量が多い場合は飛ばし読みでもいいでしょう。
▼ちなみに、私が愛用している日記のテンプレートは以下の記事で紹介しています。
5.今年書いたブログを読み返しながら振り返る
ブログは自分の思考を整理してアウトプットした重要な情報ソースです。これも一年という広い視野で見なおせば新しい発見に出会えること間違いなしです。
こちらも1月分からタイトルを読み返していき、気になった記事は本文も読んでいきます。
6.自分史を更新しながら振り返る
私は生まれてから今までの自分史を作成しています。
▼以下のように「時期」「年齢」「できごと」を箇条書きでまとめたものです。
▼ちなみに、私の自分史はプロフィールページにあるので参考にしてみてください。
この自分史に今年分を追加しながら振り返っていきます。重要なポイントは、今年分だけにかぎらず過去のできごとでも修正や追記したい内容があれば手を入れていくことです。
過去のできごとに手を入れるのを不思議に思うかもしれませんが、その価値は「嫌われる勇気」でみごとに説明されています。
自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである
7.振り返って整理した内容をもう一度振り返る
ここまでの振り返りで、(1)であげた項目ごとに振り返った内容が十分に蓄積されたはずです。
▼私の場合、このように項目ごとに振り返りの内容を箇条書きにしています。
これを項目ごとにもう一度読み返していきましょう。振り返った内容をもう一度読み返せば、それに刺激されて新しい思いつきが追加されるはずです。
特にこのタイミングで意識して欲しいのは(1)であげた項目の最後にある「来年にむけて改善すべき点は?」の箇所です。この内容はそのまま来年の目標の種になるので、最後にここを整理するのがおすすめです。
失敗パターンを抑制し、成功パターンを再現する
一年の振り返りの目的は、失敗パターンを抑制し成功パターンを再現できるようになることといえるでしょう。一年の振り返りをきちんとすることで、来年の羅針盤を得ることができるので重宝しています。
年末年始は、記録を振り返る時間を確保する最適な期間ですから、この時期を活用したいものです。
貴下の従順なる下僕 松崎より