私の愛しいアップルパイへ
最も集中力が高まる朝時間を有効に活用することは、生活の質を上げるうえで重要なことです。そのためなら私は息子のイサクを犠牲に捧げてもいいとすら考えているほどです。
そして、最近はじめたことのなかで有効に機能しているのが、午前中はインターネットをOFFにすることです。
午前中はインターネットをOFFにすると作業が捗る
一日の計画をたてたら、ファーストタスクに手をつける前にパソコンのインターネットをOFFにします。そうすれば、本質的でない調査や、SNSやゴシップやゲームへの脱線が減るので、高まった集中力を重要なことにまるまる注げます。
インターネットをOFFにしたあとに私が手をつけるのは、作曲かこの愛すべきブログの記事執筆か、新しいプロダクトの作りこみです。もちろんそれぞれインターネットが必要になる作業もありますが、午前中はインターネットを使わなくて良い部分に集中します。大抵の場合、本当に重要な部分にインターネットは不要なのです。
曲を作るのは作曲ソフトさえ立ち上がれば良いですし、五線譜でもどうにかなります。ブログの記事も本文を書くだけならインターネットは不要です。
できることを減らせば、限られた環境のなかでできることに集中できます。すると、予想以上に作業が捗るのです。カフェやホテルに入ったら、いつもより集中できたなんて経験はあなたもあるでしょう。
▼Windowsならネットワークアダプターを無効にしてしまうのがいいでしょう。
MACなら上部のメニューバーからネット回線を切れるはずです。
背水の陣を敷いて戦う
私たちは自分のなかに複数の人間を飼っています。そして、集中力の高い時間帯に”最も理性的な自分”が出てきてくれるとは限らないのです。
人間の意志力の働き方について説いたベストセラー「スタンフォードの自分を変える教室」にはこんな一節があります。
「理性的な自己」があなたの取るべき行動をせっかく決めておいても、「誘惑にかられた自己」が土壇場になって思わぬ行動に出ることがあります。「誘惑にかられた自己」が望ましくない欲求のままに好き勝手なことをしたら、身を滅ぼすことになってしまいます。
スタンフォードの自分を変える教室 第7章 将来を売りとばす
本書でも紹介されていますが、インターネットをOFFにするような「背水の陣」を敷いて戦うことは、望ましい行動に集中するうえで単純ながらも効果的な方法です。
貴下の従順なる下僕 松崎より