私の愛しいアップルパイへ
2012年に脱サラしてフリーランスとして独立してから4年近い日々が経ちました。フリーランスになるなんてまったく予想もしていなかった私ですが、持ち前の美貌でどうにか乗り切っています。
そんなことを言うとあなたは「おお、賢者よ!jMatsuzakiよ!我に教え給え!貴様が自分の二本足で力強く立ち続けるためにその東洋のヴィーナスの如き容姿を除いて最も役立ったのはなんであろうか!」と。
それは意外にもウィンチェスターの射撃技術でもなければ、山でイノシシの足跡とシカの足跡の見分ける方法でもありませんでした。そう、脱サラしてフリーランスになる前に勉強しといて一番役立ったのは、間違いなくITの技術でした。
フリーランスになる前に勉強しといて一番役立ったのはITの技術
幸い父が機械好きだったため、Windows 95が発売された小学生のころからパソコンに触れていました。パソコンの操作方法を習得して父に褒められるのが嬉しくて、よくパソコンをいじっていました。
それから作曲をするために自作パソコンを作り、独学でホームページも公開しました。システム系の専門学校を卒業して20歳から6年半は某大手銀行のシステム開発を担当する会社で働いていました。
その後に音楽家の夢を現実化すべく脱サラしてフリーランスとして独立しましたが、習得していたITの技術に度々助けられました。今日はITがいかにフリーランスに有効だったかをお話します。
1.時間効率化の鍵になる
フリーランスとして独立した直後は特に金銭面は不安定ですから、秘書などの人を雇うことは困難でしょう。となると、個人事業に必要なあらゆることを自分でやる必要があります。
スケジュールの管理はもちろん、請求書や見積書の発行、資料のファイリングや商品販売時の決済など、ビジネスに必要なあらゆることを自分でやる必要があるのです。だからといって、そういった事務作業に追われていてはメイン事業を育てる時間が減っていき悪循環におちいってしまいます。
人を雇うのは困難ですが、時間は確保しないといけない。そんなときにパワフルな効果を発揮してくれるのがIT技術です。ITに精通していればかなり多くのことを自動化ないし半自動化することができます。
ITの技術は時間を豊かにする鍵だったのです。フリーランスになってから特にこのありがたみを感じました。
2.フリーランスの宣伝に必要不可欠
フリーランスは事業に必要なあらゆることを自分でやらないといけなくなるのですが、そのなかでも特にクリティカルな問題となるのが宣伝でしょう。
自分の商品やサービスを販売するうえで宣伝は必要不可欠です。しかし、会社という後ろ盾がないなかで、まだ信用もない駆け出しのフリーランスが仕事を受注するのは大変困難です。
ここでもITの技術が大いに役立ちました。いまならブログをはじめとしたWebサイト、SNS、ECサイトなどを駆使すれば、無名の個人でも効果的に自分の商品やサービスを宣伝することができます。
WebサイトやECサイト、SNSを育てていくためには一定の知識が必要になります。それらを作る知識はもちろんのこと、それらを広めるためにも専門的な知識が必要です。もしそれらを外注するなら、結構な金額がかかります。少なくとも駆け出しのフリーランスにとってはそこそこ痛手となる大金を投じる必要があります。
ここでもそれまでに培ってきたITの技術が大いに役立ちました。自分でWebサイトやECサイトを作り上げ、それらを広めるためにサイトを最適化することができたので、無名の個人が仕事を得るために助かりました。
3.新しい収入源になる
そしてもう1つが、ITの技術自体が1つの収入源になるということです。フリーランスは固定収入がないのでどうしても生活が不安定になりがちです。かくいう私も3回くらい家計の危機を味わいました。
私の場合、フリーランスとなってからは大半の仕事が執筆か講演の仕事でした。そのうえ企業むけではなく個人むけの仕事も多かったので、時期によっては収入が上下しやすい仕事です。また、執筆の講演は結構頭を使うので仕事量に上限値があって、あまり仕事を入れ過ぎても生活の質が下がることに途中で気づきました。
そこでまた助けられたのがITの技術です。Webメディアのコンサルティングおよび制作、WebサービスやECサイトの構築など、Web関連のものづくりは一通りできたので、空いた時間にそれらの仕事を入れることで体力的にも収入的にもバランスがとれるようになりました。
ITの技術は専門知識が必要なので、執筆や講演より仕事になりやすいのです。収入が下がったときにIT技術を活かした仕事を受けて首の皮一枚つながったこともあります。また、単純に収入源を分散してリスクに対応するという意味でもITを活かした仕事は個人事業の補助輪としてうまく機能してくれています。
フリーランスになりたいなら事前にIT技術を習得しとくのがオススメ
いまではどこに行ってもIT技術は切り離せません。フリーランスになりたいと思っているのであれば、はやめにITの技術を習得しておくのがオススメです。
業界にもよりますが、いまならWeb系の技術を習得しておくと汎用性が高くて良いでしょう。また、Web系の技術はメイン事業との相乗効果も発揮しやすいので事業拡大の一手としてもオススメです。
▼ちなみに、プログラミングを未経験者がこれから習得するならiPhoneアプリ開発から入るのがオススメです。
貴下の従順なる下僕 松崎より