TaskChuteで毎日1つ辞めることを習慣化すれば習慣が腐らなくなる

medium_13537722083
photo credit: jorgepalma94 via photopin cc

私の愛しいアップルパイへ

TaskChuteユーザーなら誰もが抱える問題があります。「不要になったり、うまくルーチン化できずに先送りし続けているタスクをいつ消せば良いか?」です。

この問題にどう取り組むべきか知りたくて今日お越しいただいたんですよね?まあ、そう興奮せずに。まずはこちらにおかけください。

 機能しなくなったルーチンタスクは有害である

それで、問題は不要になったりルーチン化できなかったタスクの整理でしたよね。実はこいつらをTaskChute上に残しておくのは大変危険な行為です。せっかく綺麗に整えた菜園にアブラムシを放置しておくようなものです。

効果性の低くなったタスクに時間を割くのは馬鹿げていますし、日々のモチベーションを下げてしまいます。

特に、うまくルーチン化できなかったタスクがTaskChute上に放置されているのは最悪です。毎日先送りすることになりますが、その度に「今日もうまくいかなかった」という小さな罪悪感を生むことになります。この積み重ねは、あなたのハートをネズミにかじられたエメンタールチーズみたいにしてしまうでしょう。

しかしこういったことは必ず生じることです。あなたを取りまく環境は常に変わっていますし、あなた自身だって常に変わっているからです。

1日5分だけのルーチン整理を続けよう

対策として最も単純なのは、定期的にルーチンタスクを棚卸しして、不要なルーチンタスクを消し込むことです。半年に1回、年に1回ルーチンタスクを整理すれば菜園のダメージは軽減できます。

しかし、TaskChuteユーザーならもっと効果的で負荷の低いやり方があります。それは「ルーチンタスクを1つ消す」という日次のルーチンタスクを入れておくことです。

1年に1回まとめて整理をするより、1日5分だけの整理を1年続けようってことです。これは大変TaskChute的な発想と言えるでしょう。

積み重ねながら、積み減らす

私は以下のように「1つ積み減らす」という日次のルーチンタスクを入れています。この5分で何かしらのルーチンタスクを減らすというわけです。

TaskChute_Screen_shot

ルーチンタスクを減らすタイミングが確立されていることで、新しいルーチンを気軽に取り入れやすくなるというメリットもあります。

毎日ルーチンタスクを消していったらすぐに消せるものが無くなると思うかもしれませんが、そうでもありません。ルーチンタスクは日々増えていくからです。

タスク名の「1つ積み減らす」ってのは岡本太郎氏の言葉からきています。彼の言葉を引用してこの話を終わりにしましょう。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。

自分の中に毒を持て P.11

▼TaskChuteについてはこちらから。

▼iPhoneアプリ版もあります。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。