Evernoteに眠るアイデアを掘り起こせ!4つの習慣で宝物を見つけ出す!!

 

A light bulb 電球
A light bulb 電球 / urawa

 

私の愛しいアップルパイへ

 

Evernoteの中に今どれくらいのノートがありますか?

 

そのノートの山の中にあなたしか思いつかない様な、目から鱗な金色のアイデアが眠っていたらどうしますか?

 

そう考えると勿体無くって私は夜も眠れません。

 

 

玉石混交なEvernoteに眠る宝石

 

Evernoteの中にあるノートの数が多いか少ないかは大きな問題ではありません。いずれにしても全てのノートの内容を丸暗記する事は不可能です。

 

ノートに書いた内容は重要だろうがそうで無かろうが、どんどん忘れていきます。つまり、適切な時に適切なノートを読み返す仕組みが必要なのです。

 

作業手順の様なノートであれば話は簡単です。作業を実行する段階で「あれこの手順どうなんだっけ?」という状況をノートを読み返すトリガにできるからです。

 

高度なタスク管理方法を実践している方であれば、必要なタスクにノートをリンクさせておいたり、タスクを実行する手順に「Evernoteのこのノートを参照する」というタスクを登録したりしている事でしょう。

 

 

しかし、その様な管理方法だけではいつまでたっても読み返されないノートが存在します。

 

それはノートを作った段階では具体的に何に活用できるのかわからない様な、なんとなく思いついたけどその段階では実行に移せる状態でなかったりする様な、漠然としたアイデアの類の内容が書かれたノートです。

 

そして、多くの場合そんなノートこそ、眩い光を放つ宝石だったりするわけです。

 

 

定期的に宝石を磨きあげる仕組み

 

このアイデアノートを管理し、適切なタイミングで抽出できる様にする為、簡単な仕掛けを作っておきましょう。

 

ポイントは以下の4つです。

 

 1.ノート作成段階で専用のタグを付ける

 2.専用タグは3つにフェーズ分けして管理する

 3.定期的に見直す時間を作る

 4.シーケンシャルに読み進められる仕組みを作る

 

1つ1つ解説していきます。

 

 

1.ノート作成段階で専用のタグを付ける

 

作成したノートが何らかのアイデアである場合には、その事を示す専用のタグを付けておきます。

 

タグ名は”idea”でも何でも良いです。条件は専用と言う事だけです。

 

 

2.専用タグは3つにフェーズ分けして管理する

 

専用のタグは、そのアイデアの処理状態に応じて、最低でも3つは必要です。

 

 ① 思いついた段階

 ② 整理中の段階

 ③ 完成した段階

 

①はアイデアが思いついた段階を示すタグで、ノート作成段階ではこのタグを付けます。

 

②は次のステップです。アイデアにもとづいて何らかの行動を起こしている状態です。ですから、この段階ではアイデアに対して具体的なタスクが紐付いていなければなりません。

 

③は最終段階です。アイデアが形になり、完成され、アイデアとしては用済みになった状態です。

 

見落としがちなのですが、③は忘れずにやりましょう。後になっても、このノートはアイデアから始まって完成させたノートなのだと明確に見分けられる様にしておくのです。

 

それは、アイデアから発生して完成したノートは、そこから派生してさらに新たなアイデアが生まれる可能性が高いからです。

 

 

3.定期的に見直す時間を作る

 

これが一番難しいかも知れませんが、最も重要なポイントでもあります。

 

「① 思いついた段階」タグと「② 整理中の段階」タグの付いたノートを読み返す為だけの時間を、習慣として確保するのです。

 

現段階で行動に移せるアイデアや、情報を追記できるノートがあるか確認し、ノートの中身を最新化します。①が②に移っているものや、②が③に移っているものがあれば、このタイミングでタグも付け替えましょう。

 

ペースや時間は人によりけりかと思いますが、私は毎週日曜日の午前中に、1~2時間程度の時間をこの為だけに確保しています。

 

朝から喫茶店に行って、ちょっと高めのコーヒーを飲みながらやると、ブルジョアな気分に浸れるのでオススメです。

 

喫茶店でアイデアを読み返す

喫茶店でアイデアを読み返す

 

 

4.シーケンシャルに読み進められる仕組みを作る

 

これは上述の「3.定期的に見直す時間を作る」に関連する事ですが、ある程度ノートが溜まってくると一度に全てのノートを読み返す事は時間的に不可能になってきます。

 

例えば100枚のアイデアノートがあるとして、ある日1~20までのノートを読み返したとします。次回また1から読み返したらいつまでたっても全てに目を通す事が出来ないのは自明です。

 

理想は1~20まで読み終わったら、次は21から読み進められる様にする事です。しおりを挟んでおくイメージですね。そして、100まで到達したら今度はまた1から読み返せると良いでしょう。

 

それをEvernoteの更新日付で実現します。

 

ノートを読み返す時は更新日付の昇順でリスト表示し、上から順に読み返していきます。

 

更新日で並べ替える

更新日で並べ替える

 

この時、情報を追記したノートは更新日が更新されて最後に回るので良いですが、追記する情報が無かった場合でも、何かしら更新しておきましょう。改行を増やすだとか、1文字入力して消すなど、更新日が変わればノートの内容を変える必要はありません。

 

ちなみに私は[Ctrl]+[:]で現在日時をノートの末尾に入力しています。

 

 

入力と処理と出力のバランスを保つ

 

いかがだったでしょうか。Evernoteユーザの皆様は是非取り入れて頂きたいと思います。

 

 

少し高い視点でまとめてみましょう。

 

ここで重要な考え方は、全てのデータは「入力」・「処理」・「出力」の3段階を踏むのだと、全体俯瞰で考えるという点です。

 

今回はアイデアを対象に考えましたが、アイデアというものに限らず、データと言うものはなんでも「入力」⇒「処理」⇒「出力」というフローを辿るものなのです。今回の記事中に作成した3つの専用タグも、この3段階にのっとって作りました。

 

何か新しくデータを扱う場合、例えばそれがWebクリップであろうが、書籍であろうが、メールであろうが、最初に「入力」・「処理」・「出力」の3つの観点で管理方法を考えておくと、スマートに情報を扱える事でしょう。

 

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。