▼動画版のまとめも作りましたので、ながら聴きなどしたい場合はこちらをご覧ください :^D
私の愛しいアップルパイへ
とても不思議なことが起きたので、フンフンと鼻息を荒げながら今こうしてあなたへの手紙を書いています。
どんな不思議なことが起きたかって?
▼発端は以下の記事でした。
私はこの記事を書いたあと、人生の満足度がいかなる要因で上下するのかを知るために、毎日寝る前に1日を10点満点で評価することにしたのです。ちなみに100点満点にしなかったのは、95点か96点かなんて細かい数字で悩みたくなかったからです。
そうしたら、なんとも不思議なことに1日を10点満点で評価するこの習慣を3ヶ月続けただけで、日々の満足度が確実に上がったのです。ファンタスティック!
これが退屈このうえなき大駄法螺だと思いますか。まぁ私の話を聞いてください。
1日を10点満点で評価する習慣を3ヶ月続けたら日々の満足度が確実に上がった!
私はそれまで使っていた日記のテンプレートの最後に、1日を10点満点で評価する項目を追加しました。
▼以下の最後の行です。
一日を振り返って、最後に10点満点で評価するという流れです。
▼この習慣を100日ほど続けてきた結果を折れ線グラフにまとめたら以下のようになりました。
このグラフを見れば、6月はじめを境に評価の平均点が底上げされたのが分かるはずです。4月~5月は7点前後を上下していますが、6月以降は8点前後を上下しています。10点満点に届く日もちらほら出てきました。私の体感としてもこのグラフはなかなかの精度だと感じます。
簡単に数字の遷移について説明しましょう。最初の2ヶ月は6点か7点のまぁまぁいつも通りの生活を続けていました。その生活を続けていくうちに、なにが減点の要因になっているかについて深く考えるようになりました。
2ヶ月が過ぎた頃には大まかな原因や対策について明確になり、大きな選択肢を前にして悩みはじめました。平均点が上る前に一時的に点数が下がっているのはその頃です。大きな選択を前にして、希望や不安の混じった悶々とした生活の中に居たため、一時的に点数が下がりました。
そして、ついに自分の考えが明確になり、選択に対する決意が決まったところで、点数がグンと伸びました。効果的な選択というのは、だいたい苦渋の選択ですから、このような流れになるのも頷けます。断ち切りがたいものを断ち切ることで、道は切り拓けるのです。
かくして私は10点満点の1日へと向かうアンテナが敏感になり、1日1日の満足度というものに自覚的になったことで生活の質が上がったのです。
自己評価によって日々の満足度や幸福度が上がる
自分自身の生活を冷静に振り返り、いまの満足度や幸福度について自覚的になることで、生活の質を上げる選択肢に気がつけます。こういうことは自己評価の積み重ねによってしか分からないことでしょう。
▼こういった自覚のパワーについて考えるときはいつも以下の一節を思い出します。
半分眠りながら自分の食べたものを全て正確に記録するということはできないのです。それをやろうとしたら目が覚めてしまうでしょう。
この自覚が大事なのです。食べることに意識的になれば、無意識のうちに食べていたようなものは、食べなくなっていきます。
それは食べても食べなくてもよかったようなものだからです。
「記録するだけでうまくいく」 by 佐々木 正悟 (著), 富 さやか (著)
もしかしたらあなたは「毎日の”自己評価”が上がったところで一体なにになると言うのか!人からの評価は1点足りとも上がってないではないか!!!」と叫ぶかもしれません。
しかし、決して忘れてはいけないのは、幸福度や満足度というものは、いつだって自己評価によってのみ決まるということです。
貴下の従順なる下僕 松崎より