1日の振り返りで自分に問い続けている10の質問

 

私の愛しいアップルパイへ

「もっとも大切なポイントを見きわめる能力」が、あなたが人生においてどれほどのことを達成できるかを決める

フォーカル・ポイント P.16

私はあなたと共に過ごすこの素晴らしい人生を振り返るために、固定の質問をあらかじめ用意しておいて、毎日その質問に答えることで一日の振り返りとしています。

これは長らく続けているもので自分でもしっくりいっているのですが、最初に質問を作ったときから(土台ができたのは約5年前だった)状況も思考も随分変わってきましたので、質問の項目に若干の違和感を覚えるようになっていました。

もっと良い答えを引き出すための、もっと良い質問があるのでは?かくして私の冒険は始まりました。

1日の振り返りで自分に問い続けている10の質問

もったいぶるつもりはありません。私は自分にぶつけるべき新しい質問を以下10の質問に決定しました。。

  • 人生のミッションにつながる最重要行動はなんだった?
  • 自分の強みが発揮されたなと感じた行動は?
  • 今後一週間で楽しみにしていることは?
  • 今日やりたいと思っていたのにできなかったことは?
  • ここだけの話、他人についイラっとしたことは?
  • 「人とのつながり」が深まったなと感じたことは?
  • 自分をパワーアップさせてくれた行動は?
  • 自分をパワーダウンさせてしまったと行動は?
  • 自分を正当化したり否定したりしたことは?
  • 正直飽きてきたなと感じている習慣は?

あなたも自分の質問を作れるように、今回私が行った質問を作り出すプロセスをお話しましょう。

私がまず行ったのは1週間〜1ヶ月ほど自由記述で1日の振り返りを行うことでした。ここでは質問は設けず、自分が率直に気になっていること、感じていることを自由に書き出します。

この振り返りを続けていくと、少しずつ自分のアンテナの指向性が見えてくるはずです。振り返りを並べて眺めてみれば、自分がいつでも気にしていること、自分が大事にしている観点、そういったものが浮かび上がってきます

なかでも「これは良いレビューだったな」と思えた日があればそこにフォーカスして、どう質問すれば同じような上質な果実を収穫できるだろうかと考えます。

さすれば、質問はいくつも自然に浮かび上がってくるでしょう。ここで注意しておきたいことは質問を増やしすぎないことです。毎日取り組むことですから、質問が多すぎて続けるのが負荷になっては本末転倒というものです。

少ない質問でより良い回答を引き出すこと。これこそ私たちのようなインテリジェンスな人間に求められることでしょう。私は質問を10以下に抑えるようにしています。感覚的にはもっと少なくて良くて、7つくらいがいいかもしれません。

振り返りの型を決めておけば短い時間で良い答えにたどり着ける

振り返りについて最初のハードルとなるのが「続かない」ことではないでしょうか?最適な振り返りの型を決めておけば短い時間で、小さな負荷で、良い答えに辿り着けるようになるので、自然と続けられる振り返りにすることができます。

▼私は今日紹介した10の質問を軸とした以下のような日記のテンプレートを使っています。この項目を埋めれば一日を振り返れるようになっています。

https://www.evernote.com/l/AC1b-F15lNFJxZCS_GKG7szKqEjrLLU0wnU

▼このテンプレートは今日紹介した質問に加えて、以下のものが組み合わされています。こちらも参考にどうぞ。

ミッション・ステートメントと4行日記の相性が抜群に良い理由

1日を10点満点で評価する習慣を3ヶ月続けたら日々の満足度が確実に上がった!

※今回のタイミングで10点満点ではなく5点満点に変更しましたが、やっていることは変わりません。

▼一日の振り返りとは少々違いますが、今日紹介した10の質問に対する回答等は別に、以下の3つのリストも作っています。こちらもご参考にどうぞ。

良いアイデアを発想したいなら3つのリストを作りなさい

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。