9年間Evernoteにまとめ続けてる週記の中身と書き方のポイントを全公開する

私の愛しいアップルパイへ

わたくしめjMatsuzakiといえば未来のことばかり考えていて、後ろを振り返ったりなどとんとやりはしないだろうと、あなたはお思いかもしれません。ところがどっこい、こう見えて過去を振り返る時間を十分に確保しています。

私にだってウィンストン・スミスが初めてオブライエンと出会ったときに「過去に乾杯」と発言した気持ちがよく分かりますよ。

振り返りの一例として、私は2011年から9年に渡って日記を書き、週末にはそれらを読み直して一週間を1枚のノートにまとめた「週記」なるものを個人的に作成しています。

興味を持っていただけましたでしょうか?

9年間Evernoteにまとめ続けてる週記の中身とポイントを公開する

▼これがちょうど先週分をまとめた週記です。個人的に作成しているものなので他の人には内緒ですよ。

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※外部の方の個人名が入っている部分だけモザイクをかけています。

いくつか定量的な指標を元に振り返るためグラフなどはありますが、週記のメインは最初に箇条書きにしてある部分です。ここに一週間の日記を振り返る中で発見したことを箇条書きにし、未来へバトンを渡していきます。

パートごとにいくつか私が気をつけている部分を解説しましょう。

発見の箇条書きについて

まずメインとなる発見の箇条書き部分。これは日記を日曜日から1日ずつ振り返りながら書き記します。ここで書き出すのは主に2つです。

  • 1週間という単位で見ても書き残して置きたかった象徴的な内容を抜き出す
  • 1週間を通して振り返ってみて新たに見えてきた発見を書き出す

なかでも「自分にとって意義深さを感じるものは何か?」という価値観に関することや、「自分の実力を100%発揮するにはどうすればいいか?」という自分の使い方に関することは必ず書き残しておきます。

満足度について

箇条書きの下には今週の満足度を書いておきます。これは毎日満足度を5点満点で決めているので、7日分の満足度の平均を書いている形です。

満足度という訂正的な指標を添えておくことで、一目でその週の調子が分かるので重宝しています。また、その週で重点的に振り返るべき指針にもなります。

満足度の平均が4を超える週ではこれからも継続したいことが色濃く見えてきますし、満足度の平均が3を切る週ではこれから手放すべきや予防すべきことが色濃く見えてくるからです。

プロジェクトごとの棒グラフについて

プロジェクトごとの棒グラフでは、プロジェクトごとにどのくらいの時間を割けられたかが分かります。特に、重要なプロジェクトには割きたい時間の目標を別途設けていることがあるので、その際に参照します。

また、一週間の作業時間(学習や運動の時間など仕事を支えるポジティブな活動も広く含む)が50時間以上割けられているかも目安としてチェックします。

TaskChute Cloudで毎日の行動ログをつけていて、TaskChute Cloudでは自動でプロジェクトごとの時間を棒グラフにしてくれるので、それを毎週画面キャプチャして画像で貼り付けています。

また、別途1日の作業時間をスプレッドシートに転記しているので、そのための元データにもなっています。

モード、評価ごとの円グラフについて

モード、評価ごとの円グラフでは、重要な活動にどれだけ時間を割けられたかをプロジェクトとは別の切り口で確認します。いくら重要なプロジェクトに時間を割けられていても、単純作業ばかりに時間を使っていてはあまり生産的とは言えないためです。

こちらもTaskChute Cloudで生成されたグラフを画面キャプチャした画像です。

ここでは特に、7つの習慣で謳われている時間管理マトリクスに基づいた2つ目の円グラフは必ず参照します。このグラフでは以下2つのポイントをチェックします。

  • 第一領域(◯)と第四領域(×)が10%を超えていないか?
  • 第二領域(★と◎)が計20%以上確保できているか?

1週間という単位で見えてくる方向性がある

こうして私が日記とは別に1週間という単位で振り返っているのは、やはり1週間という単位でなければ見えてこないものがあるからです。

1日だけ膝が痛いなら無視すればいいかもしれませんが、1週間通して膝が痛いなら何らかの対処が必要です。肉体面なら分かりやすいですが、同様のことが情動面にも頭脳面にも精神面にも実際には起こっていて、そういった事柄は振り返りなしに気づくのは困難です。

1週間というのは人間の基本的な習慣の単位なので、1日という単位では距離が近すぎて見えなかったものがよく見えるようになります。

週記で発見したことを新しいインプットとして翌週にバトンを渡していけば、天空へと昇る素晴らしいスパイラルを描けるようになります。Sweeeeeet!

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。