Steinberg UR22はコスパ良くコンパクトな優良オーディオ・インターフェースだった

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私の愛しいアップルパイへ

外出時に使うオーディオ・インターフェースが必要になり、コストパフォーマンスが高く、持ち運びもしやすいオーディオ・インターフェースを求めてSteinberg UR22を買いました。

さすがはDTM業界の一流企業YAMAHA Steinbergです。紛うことなき優良製品だったので、興奮とともにこの記事を書いています。

▼ちなみに、2015年11月に後継機となるmkⅡがリリースされました。いまから買うならこちらです。

Steinberg UR22はコスパ高くコンパクトな優良オーディオ・インターフェースだった

インプット2ch、アウトプット2ch、モニタリングもMIDI入出力にも対応!

Steinberg UR22にはオーディオ・インターフェースに必要な機能がすべて凝縮されています。スペックをざっと見ていきましょう。

インプットはXLR端子とTRS端子が使えるチャンネルを2備えています。

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ピークを検知してくれるランプ付き。ファンタム電源搭載なので、そのままでコンデンサマイクも使えます。

また、インプット2はHI-Z スイッチに対応しているので、インピーダンスの高いエレキギターやエレキベースも正常に録音できるようになっています。

アウトプットはTRS端子が使えるチャンネルを2備えています。

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アウトプットチャンネルとは別にPhoneジャックがあるので、ここでモニタリングができます。ハードウェアモニタリングなので、レコーディング時のレイテンシーも気になりません。演奏を聴きながらレコーディングするときに便利です。

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パソコンとの接続はUSB接続となります。USBは電源も兼ねていて、USB 3.0にも対応。

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MIDIのイン・アウトも1チャンネルずつ備えています。

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▼ボリューム調整は、アウトプットとはべつにモニタリング用のノブもあります。MIXノブを使えばインプットとDAWの音量バランスを調整することもできます。

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レコーディングの音質は24bit/192kHzまで対応。現状のオーディオ・インターフェースでは、ほぼ最高音質と言えるでしょう。

ちなみに、Steinberg UR22 mkⅡからはループバック録音にも対応しました。そのため、パソコン内で鳴っている音(例えばゲーム音など)もレコーディングできます。

軽くて持ち運びやすすぎる!外部電源も不要!

私が最も惹かれたのはそのコンパクトさです。一通り必要な機能を揃えていながら、小さくて軽いことです。

▼サイズ的には余裕で片手で持ててしまうサイズに収まっています。重さは1kg未満。ワンダフル!

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そのうえ外部電源が不要で、USBだけで動作すること。これは使いやすいです。

外でレコーディングしたいときや、イベント等で使いたいときには重宝します。

付属のCubase AI & Cubasis LEが意外と使える!

Steinberg UR22にはCubase AIとCubasis LEが付属します。Cubase AIはCubase Proのライト版。Cubasis LEはiPad向けCubase(Cubasis)のライト版です。

私は普段Cubase Proを使っていて、持ち運び用のパソコンにもCubase Proを買うのは億劫だったのですが、Cubase AIがなかなか働いてくれるので安心しました。

外出時には、音源の再生やレコーディングはノートPCのCubase AIで行い、帰宅後にそのデータをデスクトップPCのCubase Proにインポートするといった使い方をしています。

機能制限やトラック数の制限があるものの、この使い方であればうまく役割分担して使えます。

トークの配信や実況などで使うのであれば、この付属のCubase AIだけで充分でしょう。もしかしたら簡単なバンド・サウンド制作もこのCubase AIだけで足りてしまうかもしれません。

これで1万5千円!コスパが良すぎる!

Steinberg UR22は1万5千円程度で買えてしまいます。上記のスペックで1万5千円となれば他の製品と比較しても破格の値段と言えるでしょう。

安くて良いものなんてとうの昔に尽き果てたものと思っていましたが、見よ!見よ!ここに最後の”安くて良いもの”が残っていたぞ!

様々な用途に使える万能のSteinberg UR22

Steinberg UR22は良い買い物でした。

外部の環境でレコーディングしたいときや環境音をサンプリングしたいときにはもちろん、トーク配信や実況配信などのライトな使い方にも適しています。iPadでも使えるので、外でサクッと作曲したいときにも使えます。

また、エレクトロニカ系のライブやDJイベントのようなリアルタイムな同期で使うオーディオ・インターフェースとしても重宝するでしょう。

様々な用途で使える万能のオーディオ・インターフェースなので、Steinberg UR22を1つ持っておくと何かと便利です。

▼2015年11月に後継機となるmkⅡがリリースされましたので、いまから買うならこちらがおすすめです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。