Cubaseで環境設定とキーボードショートカットを移行する方法

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私の愛しいアップルパイへ

Cubaseは長年私の右腕として働いてくれている信頼できるパートナーです。彼は実に素晴らしい素質を持ちあわせていますが、ときどき細かいところまで気が届かないという欠点もあります。

その際たるものは、環境設定とキーボードショートカットの移行方法が分かりづらい点でしょう。これでは、新バージョンにバージョンアップしたときや、他のパソコンでCubaseを立ち上げるときなどに苦労します。

今日はCubaseの環境設定とキーボードショートカットを赤ちゃんのお尻の如くスムーズに移行する手順をご説明します。

Cubaseで環境設定とキーボードショートカットを移行する方法

移行元でプリセットを保存する

まず必要になるのが、移行元でプリセットを保存することです。環境設定とキーボードショートカットともプリセットを保存しておきましょう。

▼まずは環境設定から。移行元のCubaseを起動して、「ファイル」→「環境設定」の順にクリックします。

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「保存」ボタンをクリックします。

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プロファイルの名前を入力して「OK」→「OKをクリックします。ここで入力した名前がファイル名になるので、分かりやすいものをつけましょう。

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▼続いてキーボードショートカットもプロファイルを作ります。「ファイル」→「キーボードショートカット」をクリックします。

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保存ボタンをクリックします。

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▼同じくプロファイルの名前を入力して「OK」→「OK」をクリックします。

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プロファイルのファイルを移動する

プロファイルはxmlファイル形式で保存されるので、これを取り出して移行先にコピーして移動します。

▼Windowsのスタートメニューから「すべてのプログラム」→「Steinberg Cubase [移行元のバージョン]」→「アプリケーション データ フォルダー」の順にクリックして該当フォルダを開きます。

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アプリケーション データ フォルダで「Presets」→「Configurations」フォルダ配下と、「Presets」→「KeyCommands」フォルダ配下にある先ほど入力した名前のファイルをコピーします。

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▼続いて移行先のフォルダも開きましょう。同じく「すべてのプログラム」→「Steinberg Cubase [移行先のバージョン]」→「アプリケーション データ フォルダー」の順にクリックします。

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これで移行元と移行先のアプリケーション データ フォルダが開いたと思います。

▼移行先のPresets」→「Configurations」フォルダ配下と、「Presets」→「KeyCommands」フォルダ配下に先ほどコピーしたファイルを貼り付けます。

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プロファイルを読み込む

それでは、いま移行したプロファイルを実際に移行先のCubaseで読み込みます。

▼移行先のCubaseを起動して、「ファイル」→「環境設定」の順にクリックします。

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移行したプロファイルを選択して「OK」ボタンをクリックします。これで環境設定の移行は完了です。

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▼同じく移行先のCubaseで「ファイル」→「キーボードショートカット」をクリックします。

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移行したプロファイルを選択して「OK」ボタンをクリックします。これで環境設定の移行も完了です。

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以上で環境設定とキーボードショートカットの移行は完了です。ナイス!

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。