macOS Sierraインストール中に必要な空き領域がなくなった場合の対応方法

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私の愛しいアップルパイへ

macOS Sierraの自動ダウンロードがはじまったと聞き、私もさっそくインストールを試みてみました。

ところが、インストールが終わったかと思ったら画面にあらわれたのはレ・ミゼラブルに登場しても違和感のないこのような無情なメッセージでした。

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コンピュータにmacOSをインストールできませんでした

Macintosh HDにはインストールに必要な空き領域がありません

インストーラを終了してコンピュータを再起動してからやり直してください。

再起動ボタンを押しても同じくインストールが失敗するだけです。もはやこれまでかと思ったのですが、例外なくすべての迷宮には出口があるように、このミノタウロスの迷宮にもアリアドネの糸があったのです。

macOS Sierraインストール中に必要な空き領域がなくなった場合の対応方法

ここでなにも考えずに「再起動」をクリックしてもなんの解決にもなりません。よくメッセージを読むと書いてあるのですが、一旦インストーラを終了してから再起動する必要があります。

▼ということで、画面左上からmacOSインストーラを終了します。これがアリアドネの糸だったのです。

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▼終了確認メッセージが表示されるので、ここで「起動ディスク」ボタンをクリックします。

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▼起動につかうディスクを聞かれるので、Macintosh HD」を選択して「再起動」ボタンをクリックします。

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▼再起動確認メッセージが表示されるので「再起動」ボタンをクリックします。

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▼これでいままでのmacOSが立ち上がるので、ログインして空き容量を確保します。

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▼Apple サポート 公式サイトによるとmacOS Sierraのインストールには8.8GB必要だそうです。

▼空き容量が確保できたらSierraのインストールを再開します。インストーラはアプリケーション配下にあるのですが、Finderで「Sierra」と検索したほうがはやいです。

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▼「Sierraインストール」を実行するとSierraのインストーラがもう一度立ち上がるので、インストールを再開すれば完了です。

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貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。