ドイツ・ベルリンの春〜夏の気候は最高!とにかくチルい

私の愛しいアップルパイへ

早いものです。2018年4月にドイツ・ベルリンへと移住して1年が経ちました。あのとき涙ながらにも笑顔で送り出してくれたあなたの甘い表情を今でも覚えています。

1年を通して痛感したのはドイツは春〜夏と秋〜冬の格差が激しいってことです。日本人の感覚としては季節が夏と冬しか無いと思われるほどです。ストレンジラブ博士の如き二面性を備えています。彼がドイツ出身だったのも頷ける話です。

ドイツ・ベルリンの冬は厳しい…

ただいまドイツ・ベルリンは冬を抜けたところですが、ベルリンの冬は大変厳しいものでした。私は東京出身なのですが、気温としては東京で最も寒い時期の-5℃くらい、体感としてはもっと寒いです。雪は降らないのですが毎日のように小雨が降ります。

しかも最低気温が低いだけでなく、日中の最低気温と最高気温はほとんど変わらないので1日通してずっと寒いです。気温に緩急がないのは独特の辛さがあります。ガッデム!

さらに辛いのはほとんど太陽が見えないことです。ベルリンの冬は曇りばかりで太陽の光を浴びることがなかなかできません。どのくらい太陽の光が出ないかというと、日常的にビタミンDをサプリで摂取しないと体調崩すレベルです。ベルリンの冬は大体いつも上の画像のような感じです。

そのうえ日照時間が極めて短く、16時過ぎには日が暮れてしまうという徹底ぶりです。やはりすぐ外が暗くなると気分も沈みますね。

ドイツでは3割もの人が冬季うつに悩まされると言います。私は東京の冬は特に体調を崩すことはなかったのですが、ベルリンの冬では精神的な辛さを感じました。

一転してドイツ・ベルリンの春〜夏は最高!

4月後半になってようやく気温が急激に上がってきます。上述した冬の厳しさの反動もあり、一気に晴れ渡る気分になれます。

晴れの日が増え、気温も20度前後とTシャツで過ごせる気候になってきます。夏になっても日本ほど暑すぎることはなく、大変過ごしやすいです。日照時間も長くなり、夏本番では22時くらいまで明るいです。

気候としての快適さに加え、冬のあいだ耐え忍んできたベルリーナー達がこぞって外に飛び出してスポーツしたり公園でピクニックしたりと思い思いの過ごし方を始めます。このベルリーナー達によってもたらされる空気感も最高で、チルさが気持ちい季節です。

「チルい」とは、もともとHip Hopで使われていたchill outから一般化された動詞で「まったりと落ち着く」といった意味あいで使います。この時期、ベルリーナー達も「公園でチルしよう」とよく話しています。

旅行なら4月〜10月がオススメ!

もしあなたが旅行などでベルリンを訪れようとしているなら、気候としては春〜夏が最高です。ベルリンは日本と比較すると夏と冬しかない気候みたいな感覚なので、4月後半から遅くとも10月くらいまでが大変過ごしやすい気候になっています。

是非ベルリンに来るなら春〜夏がオススメです。もちろん秋〜冬もクラシックコンサートが本格化したり、クリスマスマーケットがあったりと見所満載なのですが、是非あなたには春〜夏のチルさを体験して欲しいと思う次第です。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。