起きて最初の2時間はポモドーロ・テクニックを使って最高の集中力を引き出す

私の愛しいアップルパイへ

30年ほども前にイタリアのソフトウェア・エンジニアであったフランチェスコ・シリロ氏によって考案された「ポモドーロ ・テクニック」という時間管理メソッドがあります。

タスク管理、時間管理の界隈では広く知られる古典的な方法なのですが、考案から30年経った今でもパワフルに機能するメソッドとして各所で紹介されています。

かくいう私jMatsuzakiも日頃からポモドーロ ・テクニックを愛用している者のうちの一人です。私は数々の時間管理メソッドを試してみましたが、ポモドーロ ・テクニックはその中でも汎用性も効果性も高く、スポット的に採用しています。

25分+5分で時間を区切るポモドーロ・テクニックとは?

そもそもポモドーロ・テクニックとは何でしょうか。あなたほど聡明なお方ならもうご存知かもしれませんが、おさらいも兼ねて簡単に紹介しましょう。

▼ポモドーロ・テクニックのやり方は動画で解説しておりますので、こちらもどうぞ。

ポモドーロ・テクニックは実にシンプルな時間管理メソッドで、目の前の作業に集中して取り組むために考案されたメソッドです。

25分集中したら5分休憩することを1ポモドーロとし、4ポモドーロごとに15分〜30分の休憩を挟むというものです。シンプル!

ポモドーロ中はタイマーをセットし、タイマー音を合図に集中と休憩を交互に切り替えていきます。この時間配分が絶妙でシンプルながらもパワフルな効果を発揮するのです。

▼更なる細かいルールとして、作業中の中断にどう対応するかや、ポモドーロの記録と分析をどう行うかなど、考案者であるフランチェスコ・シリロ氏自身の著書『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』にまとめられていますので、詳しくはこちらを読まれると良いでしょう。

起きて最初の2時間はポモドーロ・テクニックで集中する

私はGTDやタスクシュート時間術など多くの時間管理テクニックを取り入れて生産性を高めています。

中心的に活用しているメソッドやツールは以下の記事で見事にまとめられているので、こちらもご覧ください。

その中でもポモドーロ ・テクニックは起きて最初の2時間にフォーカスして取り入れています。

一日の中では日中は主にタスクシュート時間術に基づいて管理しているわけですが、起きて最初の2時間はタスクシュート時間術にオーバーラップする形でポモドーロ・テクニックを取り入れている形です。

▼ちなみに、TaskChute Cloud上では以下のような見え方になります。

起きて30分ほどは顔を洗うなどの基本的なルーティンをこなし、集中作業に入ってから2時間はポモドーロ・テクニックに基づいて集中作業をこなします。

起きて最初に取り組むタスク(マニャーナの法則的に言えばファーストタスク)に着手してからの2時間は魔法の2時間です。一日のどの時間帯よりも意思力も体力も精神力も集中力も高く、最高のパフォーマンスを発揮できる2時間です。

この起きてからの2時間をどれだけ濃密に過ごすことができるかが、生産性を大きく左右します。これは一日中ずっと働こうとしたり、残業してまで仕事を終わらせようと考えるよりもずっと現実的で効果的な方法です。

このような高い集中力を発揮したい時間帯にポモドーロ・テクニックは最高のアシスタントとして機能してくれます。一日中ずっとポモドーロ・テクニックに従うのは疲弊してしまうでしょうが、起きてからの2時間だけであれば現実的です。

ですから、私は起きてから最初の2時間はタスクシュート時間術にポモドーロ・テクニックをオーバーラップさせる形で時間管理しています。

この方法は、朝一で最高の集中力で最優先事項を一気に進められるので、滑り台を滑り落ちる感覚を目指すタスクシュート時間術にも適っています。

たった2時間と侮ることなかれ。このような2時間を毎日積み重ねていくと、驚くほど多くのことが達成できることに驚くはずです。Hoooaaah!

貴下の従順なる下僕 松崎より

タスク管理マニアが高じてWebで「タスクシュート時間術」を実践できる「TaskChute Cloud」を自らの手で開発してリリースしました。 タスクシュート時間術の考案者である大橋さんから開発許可を得た公式ツールです。

▼これでタスクシュートに死角がなくなった!ご利用はこちらからどうぞ。

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。