私の愛しいアップルパイへ
 
作曲のアイデアに行き詰ったらどうしてますか?
 
とにかく外の空気を吸いに行ってみる。コーヒーを飲む。
好きなCDを聴く。本を読む。うつむいて頭を抱えてみる。寝る。
 
色々とあると思いますが、生産的に状況を打破する方法はそうはありません。
 
パッと閃く為に脳を刺激してくれる何か、我が金色のアイデアの源泉を刺激してくれる何かが欲しい!私はそんな時に結構遭遇します。
 
で、先日部屋を掃除していたら、そんな時の為に昔作ったネタが出てきたので、何かの役に立てばと紹介します。
何かをする時に、さあ自由に創ってみましょうと言われるよりも、さあこの中から好きなものを選らんで下さいと言われた方が楽なのは自明です。
 
作曲もしかり、ゼロから何かを思いつくのは至難の業。そんな時はなるべく選択式にしてやる(もしくはその様に見せてやる)工夫を考えましょう。
そこで私は考えました。旋律を構成するリズムをパターン化して、選択式にできないかと。せめてそこから構想を広げられる元ネタとしてパターン化できないかと。
 
そして出来たのがこちらのリズムパターン表。
リズムパターン表
 
1小節を8分音符で刻んで、あとはタイをいくつ使うか、どこに使うかをパターンとして洗い出したものです。
1ページ目から、タイを1つだけ使った場合、タイを2つ使った場合、と並んでいきます。最後はタイを7つ使ったパターン = 全音符となって終了です。
 
8分音符で作っていますが、当然16分音符や4分音符に読み替えて貰っても良いです。
あとは任意のリズムをいくつか選び出して、必要に応じて一部を休符に置き換えて、音高を与えてやれば旋律の出来上がりです。
音符とタイの組み合わせを洗い出しただけなので、これだけでは当然使い物になりません。
ただ、行き詰った時のネタとして、藁にもすがる思いで眺めてみると何か閃くかもしれません。
 
一つ一つ見てみると、今まで思いも付かなかった様なリズムのパターンがあって、中々面白いですよ。
 
貴下の従順なる下僕 松崎より
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▼ご参考------------------------------------------
|  | 旋律学 (1953年) エルンスト・トッホ 武川 寛海 音楽之友社 1953-04-25by G-Tools | 
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