フリーランスになるという選択肢は現実的にある! ~第8回No Second Lifeセミナー「「普通のサラリーマンが自由なフリーランスになる方法」」参加レポート~ #nsl8

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私の愛しいアップルパイへ

朝7時半に起床して8時過ぎに電車に乗って職場に向かう。運が良ければ夕方に、運が悪ければ深夜に臭い古雑巾の様になって家に着く。月曜日の朝はいつになく憂鬱で、金曜日の夜はいつになく晴れやかな気分だ。休日は平日までのカウントダウンだと思っている。毎月20日くらいになると銀行口座の残高が少し増えて少し喜ぶ。でも、とびきり嬉しいわけではない。

「この生活は本当に生きていくために必須の条件なのか?」。どうでしょう。根っこから引っくり返す方法はないのでしょうか?少しは考える価値のある命題ではありませんか?

今日、1人の男がこのより一層難しい問題に一石を投じるべく勇敢に立ち上がりました。

それは、本日開催された立花さん(@ttachiさん)によるNo Second Lifeセミナーです。そのテーマは題して「普通のサラリーマンが自由なフリーランスになる方法」です。よろしい、この愛すべきセミナーの様子をご紹介しようではありませんか。

▼立花さんの出版された書籍はこちら

サラリーマンとして働くメリット・デメリット

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photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

本セミナーは、サラリーマンとして働くことのメリットとデメリットの比較から入りました。会社に雇われてサラリーマンとして働くことには以下のようなメリットとデメリットがあると立花さんは言います(一部抜粋)。

【メリット】
・定期的な給与の保障
・規模の大きい仕事に携われる
・勉強の機会がある

【デメリット】
・他人が収入を査定し決定
・業務内容を自分で選べない
・生活サイクルを自分で選べない

その上でさらに、現在はサラリーマンとして働くことのデメリットがさらに増加してきていると立花さんは言います。

・グローバル化による継続的な不景気
・不景気による資金措置、コストカット
・倒産リスクの増大

そしてインターネットが普及したことで個人で働く可能性は爆発的に広がりました。つまり普通のサラリーマンにとっても、フリーランスになるという選択肢は現実的に存在し得るものになってきたということです。

サラリーマンからフリーランスへの道~立花さんの場合~

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ここからは、立花さんが実際にサラリーマンからフリーランスへと転身した経験談の中で、特にエキサイティングだった部分をピックアップしていきます。これはフリーランスへと向かう道のりの中で貴重な指針を与えてくれる5つのポイントです。

1.小さく初めて大きく育てる「スモールスタート」
2.「自由な」フリーランスを実現する3つの軸
3.仕事の選択と集中をし「なんでも屋」にならない
4.パーソナルブランディングで信頼を得る
5.やりたくて仕方ない”大好きなこと”をやる

それでは1つ1つ見ていきましょう。

1.小さく初めて大きく育てる「スモールスタート」

立花さんと言えばNo Second Lifeを主宰するプロブロガーですが、ブログ執筆を活動の中心としたことは、フリーランスを目指す上で大きなメリットがあったようです。

その中でも特に重要と感じたのは、ブログが会社員を続けながらでも並行して取り組めるものだったことです。そして、それが無料から始めることができたことです。

フリーランスになってからいきなり会社を設立し、スタッフを雇って働き始めるのはリスキーでしょう。サラリーマンとして働きながらでも小さなチャレンジを積み重ねていき、芽が出たところでフリーランスへシフトするという「スモールスタート」なやり方は、リスクを最小化できるのでGooooodです。

2.「自由な」フリーランスを実現する3つの軸

立花さんは独立する時に決めたことがあると言います。それは「自由な」フリーランスという働き方をするための重要な軸を与えるものでした。

1.時給のバイトは絶対しない
2.どんなに暇でも営業活動はしない(⇒価格競争に巻き込まれないように)
3.人脈を徹底的に強化する

3.仕事の選択と集中をし「なんでも屋」にならない

フリーランスは個人で働くという性質上、自分がやろうと思えばどんな仕事もできることになります。

しかし、仕事があるならといって、あれもこれもやろうとすることが必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。

幅広く手を出して「なんでも屋さん」と認識されてしまえば、価格競争に巻き込まれることになるでしょう。「○○ならこの人」というプロフェッショナルな領域を確立することが、”自由な”フリーランスの条件なのです。

4.パーソナルブランディングで信頼を得る

サラリーマンは会社の信頼が武器になりますが、フリーランスとして働くには自分の信頼を武器にする必要があります。そのためには、自分の見せ方を会社員時代から180度転換する必要があったと立花さんは語ります。

集団の調和を最優先してヘラヘラ・ペコペコするのではなく、敢えて空気を読まずに自分を貫く人間にならねばなりません。そして、特定分野に特化した「変な人」であり、堂々と恥ずかしげもなく「夢を語れる人」になるのです。

5.やりたくて仕方ない”大好きなこと”をやる

立花さんには昔からモノを書く仕事がしたいという強い夢がありました。この執念がフリーランスへの道を切りひらいたと言っても過言では無いでしょう。

フリーランスとして働くには、個人の力で自分の道を自ら切りひらいていく必要があります。そうするためには、自分にとってやりたくて仕方ない”大好きなこと”でなければ、達成するのは難しいでしょう。

何が何でも突破するという、強い信念を持てることを仕事にするのが、フリーランスになる上では必須の条件と言えそうです。

フリーランスになるという選択肢は現実的にある

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photo credit: Out of Chicago via photopin cc

本セミナーはサラリーマンとして働くことを100%否定し、フリーランスとして働くことを手放しで奨励するものではありません。立花さんは、サラリーマンとフリーランスとの働き方を比較し、自分にとってメリットの大きいやり方を自分で選択せよと言っています。

その上で、フリーランスになるために誰もが現実的に実践可能な、地に足の着いた方法を学ぶことができるという非常に価値のあるセミナーでした。

私はこう思います。

人生すべてを捧げるほどやりたくて仕方ないことがあって、しかもそれを組織の中でやることが難しいのなら、フリーランスになるという選択肢は現実的に存在し得るということです。

「システム屋」から「音楽家」へ!だから私はその道を選んだのです

▼立花さんの出版された書籍はこちら

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。