人の話を聞くというのは、これほどパワフルなのか!~「第4回 野望の会」参加レポート~

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私の愛しいアップルパイへ

毎月私のコーチングをお願いしているヨーンさんがワーク中心の主催イベント「第4回 野望の会」を開催するとのことだったので、見学させていただきました。

このイベントに参加した感想を一言で表現するなら、「おお、私はいままことに叫びだしそうになった。いや、実際に叫びだしたのだ!その声色は、金管楽器のように勇敢な音色であったに違いない。よし、私はあなたに言おう。人の話を聞くというのは、おお、私はいま驚くべき閃きとともにこれを言おう。人の話を聞くというのは、これほどパワフルなのだろうか!」というところでしょう。詳しく説明していきます。

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▼私が見学したイベントの詳細はこちら

自分の野望を聞いてもらいながら、奥深い価値観を発見してもらえるイベント

当日の流れはこうです。大きく3つのステップがあります。

1)まず、1人が自分の野望(夢、願望、やりたいことなど)を同じテーブルに座った3人に説明します。この間、1人が一方的に話し、他3人は黙って聞くことに集中します。

2)話が終わったら、今度は聞き手の3人が話の内容から感じ取ったことを特別なカードを使いながら整理していきます。

ここでの整理は、話の表面的な部分だけでなく、話し手が普段から大事に思っているであろうこと、深い価値観に関すること、人に与える影響について、感じ取ったことを整理していきます。

▼話の整理は以下のような特別なカードを使用して行います。

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失礼しました。こちらは、さくら水産で行った二次会開始直前の写真でした。

▼正しくはこちらです。

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3)最後にカードの内容に沿って聞き手の3人が聞き取れたことを話し手にフィードバックします。

これを話し手が一巡するまで繰り返します。

「聞く」ことには驚くべき可能性が眠っている

この通り、実際にやっていることは非常に単純です。しかし、これが驚くべき力を発揮します。

野望の会で行われる一連の流れは通常の会話と同じように見えて、本質的にはまったく別物であるからです。

理由を3つお話します。

1.普段、話を聞いてもらう機会は実はほとんどない

まず誰もが話し手になってすぐ違和感を覚えます。それほど、1人が丁寧に話をして、それをじっくり聞いてもらう時間が普段はほとんどないということです。

普通の会話か会議を思い出してみてください。恐らく、誰が話すかなど決めずに参加者それぞれが思い思いに話しているものです。

立場を理解している人もいればそうでない人もいるでしょう。声が一段と大きくて注目をひく人もいれば、声が小さい故に意図せず聞き流されている人もいるでしょう。話を熱心に聞いている人もいれば、話を熱心に聞いているフリしている人もいるでしょう。

この会を見学しながら、私は普段の会話を思い出してみて、次の一節を思い出さずにいられませんでした。

ほとんどの人は、人の話を聞いていない。

次に、自分が何を言おうかを考えているだけである。

「100%」 by ジェームス・スキナー 位置No.1669/3059

2.話を聞くとは、相手の話を自分の言葉で説明すること

それでは、真の意味で話を聞くとはどういうことなのでしょうか。

大きく頷くことでしょうか?相手の主張に同意することでしょうか?相手の目を見ることでしょうか?メモをとることでしょうか?質問を投げかけることでしょうか?

私はこうだと思っています。

相手の主張を、相手が納得するまで、自分の言葉で説明すること

そういう意味で「野望の会」は本当の意味で話を聞くという意味を教えてくれる会でした。

▼これは、以下の記事で私がお話したこととも一致します。

3.話を聞くことにはパワーがある

もう1つ、イベントに参加して驚くのは、会場に溢れるパワーです。

最初はほとんど他人同士の4人が1つのテーブルに座らされて、緊張感が張り詰めたような空気で満たされています。

しかし、会が始まって話し手と聞き手の順番が回るにつれ、会場は溢れんばかりのパワーで満たされていきます。なぜか?

「聞き手が自分の話をきちんと聞いてくれている。」「聞き手が自分のことを本当に理解しようとしてくれている。」「聞き手が自分のことを真面目に考えてくれている。」

話を聞いてもらうことで、このような信頼のパワーがテーブル上に広がっていき、熱気に変わっていくのです。これは是非体験して欲しいのですが、面白いほどの変化がうまれます。

話を聞くことにはそれほどのパワーがあるということです。真の意味で話を聞くということは、相手に共感することです。共感は人間関係において素晴らしいパワーをもたらしてくれます。

これは7つの習慣でこんな風に表現されていることと一致します。

共感して話を聴いているとき、あなたは相手に心理的な空気を送り込んでいる。

「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」 by スティーブン・R・コヴィー 位置No.5144/7817

自分の価値観のを発見し、話を聞く方法を学べる「野望の会」

「野望の会」では、話し手としては自分の深い価値観を探し出せる貴重な場となるでしょう。

そして、聞き手としては人の話を聞くパワーについて驚くべき発見を得られる場となるでしょう。

ワークが中心なので、頭で分かるだけでなく体験することができる素晴らしいイベントです。

引き続き第5回も開催されることと思いますので、ヨーンさんのブログなどで告知をチェックしてみてください。もちろん彼女のコーチングもオススメです。

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▼私が見学したイベント詳細はこちら

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。