私の愛しいアップルパイへ
今は未来に活きてますか?
私は色々と考える所あって、まずは”まさに今!”を記録し始めました。色々と考えたことについては以下をご参照。
記録してるだけでもまったく自分でも信じられないくらいの効果があったのですが、続けてみると「せっかく記録があるんだから後で見返さないと勿体無い」って思えてきます。
そんな訳で今回は私が”まさに今!”をどのタイミングで振り返って(レビューして)いるのかまとめます。
◇記録は宝の山
私はやるべき作業を管理する為に「GTD」という仕事術をベースとして取り入れています。GTDとはなんぞという興味を持った方は以下がご参考。
このGTDでは、定期的に、少なくとも週に一回は今やるべき事を全て洗い出し直して、これからやるべき事を整理しようという事になっています。
そんな時にEvernote上にひそやかに溜まって行く私の”まさに今!”が素晴らしい成果を上げるのです。後から眺めてみる事で色々な課題やアイデアがゴソゴソと出てきます。快感です。
ちょっと前までは頭の中でほとんど考えを済ませて、重要な所だけ紙にメモ書きしとけばイイやなどと思っていました。
その時はなんとなく巧く行ってる様に見えたので問題無いと思っていたのですが、リアルタイムに記録した”まさに今!”を振り返ってみると色々と忘れてた事を思い出します。
それは「制作中の楽曲を構成する一つの旋律の中の音高を2度上げる」なんてミクロの話から、「このジャンルのこの部分の要素を積極的に取り入れていく」なんて全体方針めいた事まで様々です。
以前は“忘れたこと”を忘れてただけだったんですね。
また、後で冷静に振り返ってみる事で、その時には気づかなかった色々な事、改善すべき部分、新たな発想を生むことが出来ます。
◇段階分けして振り返る
私の場合は段階的に分けて振り返りを実行しています。それは以下3つのタイミングです。
- 日次
- 週次
- 月次
そんなにやる必要あるのかと思えるかもしれませんが、それぞれ役割が違います。
1.日次レビュー
毎日リアルタイムに記録していった”まさに今!”を一つ一つ見直して、一日通してどうだったかと明日どうすべきかを一枚のレポートとして書いておきます。日記みたいなものです。
あともう一つやらないといけないのは、翌日の予定を見直してやるべき作業を配置し直したり、入れ替えたりする事です。ここで次の日やる作業を確定します。
私は一日のうち起きてすぐの2時間が最も重要な時間帯なので、そこでやるべき事は特に明確に決めておきます。
起きてから「あれ、何するんだっけ?」となったら最悪です。
この日次レビューは毎日寝る直前に30分程度でやります。
2.週次レビュー
ここではやるべき作業に抜け漏れが無いかを重点的にチェックします。メールやタスク一覧表、紙の資料などからFaceBookやTwitterのログまで、気になるものは片っ端から見ていきます。そこで思いついたアイデアや改善点などを新たなやるべき事としてタスク一覧表に加えていきます。
そして、翌週やるべき事を選択して、一週間分をスケジューリングしていきます。どうせ日次でも見直すスケジュールなので、この時点で決めきれないものはザックリでもかまいません。
また、一週間通してどうだったかと来週どうすべきかを一枚のレポートとして書いておきます。この時参照するのは、今週の日次レビューで作成した毎日の気づき、先週分の週次レポート、各種記録ツールに溜まったログ(睡眠時間の累計やランニングの実績、出費など)です。各種記録ツールのログは一覧表にしてレポートに添付しておきます。
この週次レビューは毎日土曜日の朝に1時間~2時間程度かけてやります。
3.月次レビュー
一ヶ月通してどうだったかと来月はどうすべきかを一枚のレポートに書いておきます。参考にするのは今月分の週次レポートと先月分のレポートです。今後は作品の制作スケジュールを作成して、月次で進捗をレポートしていこうと思っています。
この月次レビューが日次、週次のレビューと違うのは、今やるべき作業だけに焦点を絞るのでは無いという点です。
私のミッション = 「いかに良い作品を作るべきか?」という観点から、ミッションと今やるべき作業のバランスに目を向けます。そして、ミッションと作業の分布に大きな乖離があった場合は重心を軌道修正します。
例えば、遊びが多すぎて作品制作に十分な時間が取れてないと感じたのであれば、遊びを減らすように軌道修正します。また、作品制作に比重を置きすぎて、音楽理論の勉強や環境の理解が追いついて無いと感じたら、制作時間を減らして勉強時間を増やすように軌道修正したりします。
この月次レビューは月初の一回目の週次レビューの後に続けてやります。作業時間としては30分程度です。
◇「まるで鎖のように今を繋げて未来を創る」
このレビューをやる上で決して取り違えていけないのは“過去を覚えておく為の作業では無い”という点です。“過去の成功と失敗から次にすべき事を見極め、選択する”という事こそがこの3段階レビューの本質です。
イメージとしては、”まさに今!”を一つ一つ鎖の様に繋いでいって、未来にバトンを渡して行く様なイメージです。
こうする事によって始めて“まさに今”とミッションの整合性を合わせる事が出来るのです。
貴下の従順なる下僕 松崎より