Q:朝イチにスケジューリングした第二領域の仕事に思いのほか時間を要したとき、時間を延長すべきでしょうか?

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私の愛しいアップルパイへ

お 待 ち か ね だ ぁ!良い子にしてたかいプッシーキャット。今日も全国のナチュラル・ボーン・ドリーマーズに向けて番組を放送するぜ!おいおい、はなっからそんなに興奮していて大丈夫かい?最後までしっかりとついて来てくれよ!

さてさて、もちろん最初は大人気の質問コーナーからだぁ!今日も俺がラスベガスで大金をかっさらっていったあの事件を中心に、公には言えないようなきわどい質問が飛び交ってるなぁ~!その中でも特に魅力的な質問がこ~れ~だぁ~~!

Q:朝イチにスケジューリングした第二領域の仕事に思いのほか時間を要したとき、時間を延長すべきでしょうか。

朝イチにスケジューリングした第二領域の仕事に思いのほか時間を要したとき、時間を延長すべきかどうか

普通にいきます。

第二領域とは、新しい分野の勉強や、肉体と精神の健康に関すること、作品制作や家族とのレクなど、人生に長期的な意味で豊穣をもたらす活動のことです。

これらの活動が難しいのは、他に複数の雑多なタスクを抱えているとき、そこにどれだけの時間を費やしていいかの判断が極めて難しい点です。しかし、どれだけ時間を投入できるか分からなければ、多くの時間を第二領域に費やしたいと思っていても、消極的な判断をせざるを得なくなってしまいます。

これは私たちナチュラル・ボーン・ドリーマーズが抱える永遠の命題です。

健康のために運動するのも大事ですが、運動している間に仕事の締め切りを超過してしまうのは御免でしょう。だからといって運動を全ての仕事の後に配置しようとしたら、いつまで経っても時間は確保できません。ジレンマです。

この問題に対処する決定的な方法は存在しませんが、特に重要だと思っている2つの取り組みがあります。

第一に、一日を始める前に一日で取り掛かるタスクと順番を決め、一日の終了時間を可視化することです。

第二に、見積もり時間を超過したときに、その後の一日の計画にどれだけ影響があるかがリアルタイムに分かる状態にすることです。

影響範囲が分かれば第二領域の仕事をどこまで延長して良いか、それなりの精度で判断できます。そして、後の仕事に影響しないことが分かれば、スッキリした気持ちで第二領域の仕事に没頭できます。

こういったことを正確にやろうと思ったら、現時点でTaskchute2以上のツールは無いと感じています。

トップダウンとボトムアップの交点を探す

今日の質問は実に良い質問でした。タスク管理・時間管理の最も難しい部分に踏み込んだ内容ではないでしょうか。それは、理想を追うトップダウンのアプローチと、現状をうまく回すボトムアップのアプローチの交点を探すような問題です。

第二領域を現実的に実行に移そうと思ったら、間違いなくこのトップダウンとボトムアップの折り合いのつけ方が鍵を握っています。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。