1日が24時間では足りないと嘆く前に試して欲しい3つのタイムマネジメントのコツ

large_5358671933
photo credit: ecstaticist via photopin cc

私の愛しいアップルパイへ

真実を言います。1日は24時間です。これはどうしようもない現実です。

「ラスベガスでショーに出演もしたいし、バミューダ・トライアングルの謎の調査だってやりたいのに、、、現実はなんて非情なの!ああ、せめて1日があと1時間か2時間でも延びたら良いのに、、、」

なんて落ち込むのはまだ早いです。さすがの私でも1日を長くすることはできませんが、それに近いタイムマネジメントのコツがあるんです。

1日が24時間では足りないと嘆く前に試して欲しい3つのタイムマネジメントのコツ

大抵の場合、タイムマネジメントの問題は空き時間の長さの問題ではありません。端的に言えば、時間が足りないのは多くの時間を割くべきでないことに時間を割いているためです。

時間を増やすには少しだけ視点を変える必要があります。今日お話したいことは大きく3つです。

1.記憶している情報を減らす
2.ルーチン作業を徹底管理する
3.仕事の優先順位を変える

1.記憶している情報を減らす

時間を割くべきでないことの最たるものが記憶に頼ることです。忘れたことを思い出す行為や、それを探す行為に時間に費やすのは馬鹿げています。

「記憶」でなく「記録」に頼るようにすればこの状況は大きく改善できるでしょう。いま頭の中に記憶していることを、どんどん記録することで頭の外に追い出してみてください。そうすれば、記憶に使っていた時間を浮かすことができます。

さらに、記録には探す時間を減らすという直接的な効果の他にも2つの重要な効果があります。

第一に、頭の中に置いておくべき情報を減らすことでストレスレベルを大きく下げることができます。第二に、記録することで自分の行動に対する注意力が上がり、生活の質があがるでしょう。

▼私はEvernoteを軸にこういったことを実践しています。以下の記事を参考にしてみてください。

2.ルーチン作業を徹底管理する

記憶以外に頭を使っていることとして、ルーチン作業の管理があります。

週に2回の燃えるゴミ捨て、定期的な爪切り、週報の提出、月謝の振込、定例会議など、定期的なルーチン作業をいつどのようにやるかの管理に頭を使うのを辞めれば、もっとうまく時間を使えるようになります。

また、(1)で説明した記録の効果と同様、ルーチン化された細かなタスクに頭を使わなくて済むようになれば、ストレスレベルを大きく下げられます。

記録の徹底に加えてルーチン作業の管理まで行えれば、あなたはいつだって午後のティータイムのときのような穏やかな気持ちでいられるでしょう。

▼ルーチン作業の管理の効果については以下の記事に更なる詳細がまとまっていますので、こちらも参考にしてみてください。

3.仕事の優先順位を変える

最後にお話するのは最も効果的な方法かもしれません。

私達にはやるべきことが無数にあります。1つ終われば1つタスクが増えるような状況です。「全て綺麗に片付いてからやろう」「もう少し落ち着いたらやろう」なんて思っていることは、いつまでも実行できないのが常です。

ですから、実行に移す行動の優先順位を変えてみましょう

重要なことから先に手をつけるように行動基準を見なおすことで、今までできなかった数多くの重要なことが実行できるようになります。もちろんその分だけ重要度の低いことは実行できる数が減ることになりますが、それがいったいなんだと言うのでしょうか。

会社に行くより重要なことがあるなら、会社に行く前に手をつけましょう。飲みに行くより重要なことがあるなら誘いを断りましょう。最初は実践が難しいかもしれませんが、ポイントは2つだけです。

1.自分にとって重要なことを正しく見極める
2.重要なことを優先するよう時間の使い方を変える

▼重要なことの見極め方や、それを優先するための方法論などについては以下の記事も参考になるはずです。

単なる効率化を求めるより大切なこと

今日は私が時間管理をする上で特に大切に思っていることを3つご紹介しました。

1.記憶している情報を減らす
2.ルーチン作業を徹底管理する
3.仕事の優先順位を変える

3つの根底に流れるのは「単に効率的に仕事をこなすより、意義深い仕事に集中する」という考え方です。効率化によって真に重要度の高いことに没頭できれば、24時間という時間の短さを嘆くほど落ち込まずに済むでしょう。

▼関連記事として以下もどうぞ

貴下の従順なる下僕 松崎より

タスク管理マニアが高じてWebで「タスクシュート時間術」を実践できる「TaskChute Cloud」を自らの手で開発してリリースしました。 タスクシュート時間術の考案者である大橋さんから開発許可を得た公式ツールです。

▼これでタスクシュートに死角がなくなった!ご利用はこちらからどうぞ。

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。