日記をどう活用するか?~時間畑から収穫を得る方法~その4

 

In the farm (Spring onion)

In the farm (Spring onion) / onigiri-kun

 

私の愛しいアップルパイへ

 

気にも止まらない小さな行動を“習慣”として定着させ、地べたを這いずり回るどぶガエルの如く一回一回実践し、気付かぬうちに大きな成果を生む究極の考え方。そんな夢の如き手法が「時間畑の法則です。

 

このシリーズの趣旨をあなたはもしかしたら既に忘れてしまったかもしれませんから、念のために今一度説明しておきましょう。

 

このシリーズでは私がいかにして習慣をシステマチックにコントロールして収穫を得ているのか、実際に私が取り組んでいる「日記を書く」という行動を例に紹介していきます

 

驚くべき事に今回でシリーズ第4弾となります。

 

第4弾は名付けて「畑を耕す」編です。どうぞご賞味あれ。

 

 

“畑を耕す”とは?

 

前回までの記事で、畑に植える種が決まり、植えるべき畑が確保できました。

 

これより種まきのステップに入っていきます。楽しみですね。夢が広がりますね。

 

このステップで最も重要なのは畑を耕し、土をより良いものにする事です。

 

種の成長が土の良さに左右されるという論理は、自然の光によって明らかです。

 

 

このステップを端的に説明するなれば、行動を効率化して作業負荷を最小化し、習慣化しやすい土壌を作る事です。

 

そのゴールは原著の言葉を借りれば“時間の正しい使い方をクセにしてしまうこと”となります。

 

 

今回は私の耕し方を具体的に紹介していきます。

 

 

畑の耕し方

 

畑を耕すという事は、つまるところ作業の効率化ですから、人によって無数のやり方があると思います。

 

私も畑を耕す為に色々な工夫を行っておりますが、その中でも特に気をつけているポイントは以下となります。

 

 1.手順を定型化する

 2.雛形を作る

 3.カウントダウンする

 4.ルーチンワークにスパイスを加える

 

一つ一つ見て行きましょう

 

 

1.手順を定型化する

 

習慣は毎回ほとんど同じ手順になるはずですから、必ず手順を作成し、それを活用できる環境を整えましょう。

 

そうすれば次の行動に悩まないので、作業負荷が大きく減りますし、精神的なハードルもグッッッッと下がります。

 

私はこれらの手順をToodledo上のサブタスクで管理しています。

 

「4行日記を書く」タスクについては日次レビューと言う形で一日の終わりにすべき事を手順としてリスト化しています。日記はこの日次レビューの手順の中に、1つの行動として組み込まれている訳です。

 

このタスクはリピート設定になっていて、毎日タスクが自動で生成される様になっています。

 

日次レビューの手順

日次レビューの手順

 

 

2.雛形を作る

 

日記の様に行動した結果として成果物が明確になっているのであれば、その成果物の雛形を作っておきましょう。

 

これも作業負荷を減らし、精神的なハードルを下げる為の鉄則です。

 

私は成果物は全てEvernoteに保存する事にしているので、雛形もEvernoteに置いてあります。

 

「日次レビュー」ノートブックを「Template」タグで絞り込めば、4行日記の雛形がサクッと出てきます。

 

Evernoteから雛形を呼び出す

Evernoteから雛形を呼び出す

 

あとはこの雛形をコピーして、中身を埋めて行けば良いだけです。

 

ビュゥーーティィフォォォー!ですね。

 

 

3.カウントダウンする

 

前回の記事で私は畑の状態を把握する為に、作業時間を記録するようにお願いしました。

 

カウントアップのタイマーをかけて作業時間を記録する事も勿論やって欲しいのですが、それとは別に終了見込み時間めがけてカウントダウンタイマーも仕掛けておきましょう。

 

「そんな子供騙しな」

 

と侮ることなかれ。これだけで作業効率は本当に大きく向上します。

 

ちなみに私はこのカウントダウンはソフトウェアでは無く市販のタイマーを使用しています。

 

使っているタイマーについては以下の記事にて紹介しているので、ご参考にどうぞ。

 

私の小さな”こだわり” ~タイマー編~

 

 

4.ルーチンワークにスパイスを加える

 

習慣はルーチンワークです。そこに惰性が生まれて、始めた頃の様なエネルギーを感じなくなったら、注意が必要です。

 

このルーチンワークの惰性化に対する対策として、私が取れる選択肢は3つです。

 

 a.変化を加えて新鮮さを取り戻す

 b.外部発信を効果的に使う

 c.その習慣を辞める

 

私が日記に対して取っているのは”b”の「外部発信を効果的に使う」という物です。行動を人目に晒し、注目されているという意識を根付かせる事は、成果を上げる為に大変有効です。

 

私は4行日記で書かれる「事実」「発見」「教訓」「宣言」の4セクションの内、「教訓」の部分を毎日Twitterに公開しています。

 

こんな感じですね。

 

教訓のツイート

教訓のツイート

 

我ながら最高にイカした事を言ってます。

 

この方法は日記に限らず使えるので、是非とも積極的に活用していって頂きたい。

 

 

畑は耕した。ネクストッ!

 

ここまでで、様々なツールを駆使して畑を耕し、また、”日次レビュー”という時間の枠に「毎日4行日記を書く」という種をまきました。

 

次回以降、少しずつ種を成長させていきます。

 

貴下の従順なる下僕 松崎より

 
 
ネクストッ!>>日記をどう活用するか?~時間畑から収穫を得る方法~その5
 

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▼ご参考------------------------------------------

※予習しておきましょう

今を大切にして成果を5倍にする「時間畑」の法則 著:大橋悦夫

 

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。