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私の愛しいアップルパイへ
6年半の会社員生活を辞めたときは大変でした。セオリー通りに学校を卒業し、サラリーマンになった私には、それ以外のやり方が分からなかったからです。両親は公務員でしたし、まわりの友人も私と同じようなレールを歩いてきた人が大半でした。
自分のやり方が見つからずに不安で足どりが重くなり、気が滅入るような失敗だって何度もしました。私は、脱サラしたことで何か大きな失敗をしでかしてしまったんじゃないかと毎日が不安で、柄にもなくチキン・リトルみたいにビクついていました。
そんなときに助けられたのが多くの本でした。Greeeeeat!な本たちが私を勇気づけ、前に進む知恵を与えてくれたのです。今日はそんな脱サラしてうまくいかずに苦労したときに最も参考になった本を5つご紹介します。
脱サラしてうまくいかずに苦労したときに最も参考になった本5選
1.サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法
タイトルの通りまさにドンピシャな一冊です。40歳を過ぎてサラリーマンからプロブロガーとして独立した著者によるリアルな戦略や考え方が読めます。
しかも日本人の著者なので、日本特有の状況などを踏まえた上で好きな仕事を軸に自由に生きる方法を語ってくれます。
好きなことをどう見つけるか、好きなことを仕事につなけるには何をすべきか、不安へどう対策するかなど、脱サラ組には参考になりすぎる一冊です。
こちらの記事でも取り上げています→やるべきことと好きなことを完全一致させる6つのコツ
2.そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
こちらもタイトル通りのドンピシャな一冊です。この本の特徴的なところは「何をやるかだけでなく、どうやるかを考えれば収入につなげることができる」という考え方が根幹にあるところです。
読めば、今まで通り好きなことをやりながら、それを仕事に転換する具体的な手法が分かります。
実際、私は脱サラして貯金が尽きたときにちょうどこの本を読んで、一人で食べていけるようになりました。命の恩人的な一冊です。
こちらの記事でも取り上げています→夢を糧にひとりで食べていくつもりなら、プロダクトを作り込んでいるだけでは死ぬ
3.仕事は楽しいかね?
この本はサラリーマンに疲れ果てた男が、マックスという老人に好きなことを楽しみながら働く方法を伝授されるというストーリー形式の本です。タイトルの通り、いま仕事が楽しいと思えないサラリーマンにはうってつけの本です。
この本が特徴的なのは「毎日毎日、違う自分になること」を一番の成功法則として位置づけている点です。
この本を読めば、見通しの良い道を進んで安心と安定を掴もうとするより、新しいことに挑戦しつづけ、冒険しつづけることの楽しさと正しさが分かります。そしてそれを実践する勇気を貰える一冊です。
こちらの記事でも取り上げています→目標管理は誤りだと分かったので、この単語は封印することにします
4.第8の習慣 「効果」から「偉大」へ
本書は「7つの習慣」で有名なスティーブン・R・コヴィー氏による一冊です。7つの習慣の考え方をさらに深める一冊として書かれたものです。
本書は、単に生活費を稼ぐためだけの仕事ではなく、大きな使命を達成するための仕事の在り方を教えてくれます。そして、そのためにどのような視点を持つべきかを教えてくれます。
これから長期的な視点でどのように働いていくべきか、自分は何を成すべきなのかを深く考えさせてくれた一冊でした。
5.嫌われる勇気
アルフレッド・アドラーの心理学を、人生に悩む青年が哲学者と対話するという形式で分かりやすく教えてくれる一冊です。
アドラー心理学では、「自分は○○のせいでうまくいかない」といった劣等感と、人から承認されたいと思う欲求がいかに人を束縛しているかを教えてくれます。その上で、今の自分を受け入れて今この瞬間に集中することを痛快に教えてくれます。
将来に対する漠然とした不安を振り払い、今やるべきことに没頭させてくれた一冊です。読めば、ものの見方が一気に変わってしまうでしょう。
こちらの記事でも取り上げています→承認欲求を満たそうとするのは何故いけないのか?
好きなことで食う方法は世に溢れている
脱サラしてなかなか仕事が増えずに苦労したとき、これら5冊の本が私に助け舟を出してくれました。
この5冊の本を読む中で気づいたのは、好きなことで食う方法はすでに世の中に当たり前のように溢れているということです。大切なのはそれに気づくことです。
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貴下の従順なる下僕 松崎より