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私の愛しいアップルパイへ
インターネットによって誰もがメッセージを発信できるようになったいま、文章力は大きな武器になります。
しかし、いつもの会話の調子で文章を書くとなんともインパクトに欠ける文章になってしまい、悲惨なことになります。
あなたにはこの先ずっといついかなるときであろうともエレガントであって欲しいと強く願っているので、ブログでの執筆を生業にしている私が文章に説得力を持たせるために注意している10のことをご紹介しましょう。
この10の言葉使いをやめれば文章の説得力が大きく増すのに
そう難しいことではありません。大切なのはこれから説明する10の言葉づかいを辞めることです。これらのNGワードに気をつけるだけで、随分と状況は改善します。
逆にいえば、多くの人が無意識のうちに説得力を損なうような言葉を使っているということでもあります。さぁて1つ1つ見ていきましょう。
1.頑張る
「頑張る」ほど興ざめしてしまう表現はそうありません。
実際にはどんなに情熱のマグマが燃えさかっていたとしても、頑張るという言葉使いは一気に場をしらけさせてしまいます。気の利いた言い回しが思いつかなくても、頑張るだけは使わないようにしましょう。
2.あれ
さすがに文章で使う人はそう居ないでしょうが、日常会話で便利に使われている「あれ」には注意が必要です。
3.やばい
やばいも陳腐かつチープな言葉使いです。「やばい」という言葉を使うことによって大してやばくない状況だと思われてしまう皮肉な言葉です。
4.たぶん
確証がないときに「たぶん」を文章内で使うのは考えものです。たぶんで終わらせず、具体的にどの点が不安だったり未検証なのかを明示すべきです。
5.思う
これは様々な方の文章において笑ってしまうほどよく使われている言葉です。何かといえば文末に「思う」「思う」とつけている文章を見ると、この先が思いやられます。
6.すごく(とても)
重要なポイントを強調したいときに「すごく」や「とても」をつけたくなるのは、よく分かります。しかし、大理石像の如く冷静になれば、「すごく」も「とても」もつけない方がマシです。
7.できない
私の大嫌いな言葉の1つができないです。できないと言われると、「俺にできないと言うな!」とつい叫んでしまいます。できないのであれば、できないことを書くより、どんな条件ならできるのかを書くほうがずっとエレガントです。
8.自虐ネタ
文章における自虐ネタは本人が思っているほど気持ちの良いものではありません。ほとんどの場合、自虐ネタをすべて削った方がずっと面白くて笑える文章になります。
9.まぁ
文章の頭に「まぁ」とつけると途端に真剣味が薄れ、存在感が薄くなり、興味が失せます。会話でも文章でも「まぁ」とつけたほうが良い機会なんてそうはないでしょう。
10.とか
「とか」は何かと便利でつい意味もなく使ってしまいがちです。考えるのが億劫だったり、厳密に書くのが面倒に感じたときに「とか」に逃げ込みたくなります。明確に他の要素が思いつかないのであれば「とか」など入れないほうが良いでしょう。
迷いや不安を露呈する言葉づかいを避ける
今日は私が文章を書くときに使わないように気をつけている10の言葉を紹介しました。
こういった言葉を使わないようにすると、最初はなんとなく不安に感じるかもしれません。それは曖昧な言葉づかいで予防線を張っていたところがあらわになるからです。
しかし、自分の安心のために文章のキレを犠牲にするような行為は、読み手からしたらしらけてしまうってもんです。
文章を見直す参考になれば幸甚でございます。
貴下の従順なる下僕 松崎より