都会で育つ一番のメリットは子供時代の友人と長く関係を続けられること

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私の愛しいアップルパイへ

私は埼玉の春日部市というところで生まれ、育ちました。摩天楼だと思っていましたか?いいえ、埼玉です。

埼玉の春日部というところは、都心まで1時間ちょっとで着くことができるので、都内の学校にも会社にも苦もなく通うことができます。

ときには地方に田舎がある人を羨ましく思うこともありましたが、都会で育つということにはかけがえのない1つのメリットがありました。それが、小さい頃からの友達と長く関係を保ち続けられることです。これが私の人生をどれほど幸福にしてくれたことか!

都会で育った一番のメリットは友達と長く関係を持ち続けられること

都会周辺で育つメリットといえば、情報がはやいとか、欲しいものがすぐに手に入るとか、交通が便利とか、働く選択肢が多いなどのメリットをまず思い浮かべるものです。私もそうでした。

情報とか技術とか交通によるアドバンテージなんてものは歳とともに埋まっていくものですし、成長したら引っ越せばいいだけなので都会で育つメリットはそんなにないって考えることもありました。それよりも、田舎暮らしのほうが田舎ならではの体験ができたり、のどかな環境で心が育まれたりしてむしろメリットが多いのではないかとすら考えていました。

ですが、いまになって振り返ってみると、都会周辺で育つ一番のメリットは小さい頃からの濃い友人たちと長く深く付き合えることなのだと強く感じます。悩んだときには良いところも悪いところも知っている友人に相談でき、利害関係を越えた友人にヘルプを求めることができ、憂鬱なときには子供のときのようにみんなで一緒に遊んでリフレッシュできます。これは人生においてかけがえのない価値になっています。

春日部は都内に通うことがさほど難しくないので、いまでも地元で暮らしている友人が多くいます。また、都内に引っ越す人も多くいますが、それでもすぐに会える距離です。

私は幸い小学生時代からの友人たちといまでも頻繁に会います。その数は1人や2人ではありません。昔からずっとそうだったので当たり前のことだと思っていたのですが、まわりを見渡してみるとこれはとても珍しく、貴重なことなのだとようやく気づきました。

地元で暮らす友人とも、都会に出た友人とも、みんながすぐ会える距離にいる特殊な環境によるものなのでしょう。

人間関係というのはどこまでいっても人間の幸福に直結する最大の要素です。そして、都会の近くで育つということは、自然と濃い絆を築きやすくしてくれる最高の条件です。

長く続く緊密な友情は人生に豊かさを与えてくれます。余暇を楽しく過ごせるというだけでなく、昔からの友人と一緒に働くことだって現実的な選択肢になり得ます

▼友人と一緒に働くことの特別なパワーは以下でもお話したとおりです。

友人とともに過ごす時間と環境。これこそ都会で育つことによるかけがえのない価値であり、人生に最高峰の幸福をもたらしてくれる要因になってくれています。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。