私の愛しいアップルパイへ
今日はあなたにとても重要なお知らせをしたいと思います。何を話したいかというとjMatsuzakiの次なる新しいチャレンジについてです。
実はこの5ヶ月間、大きな悩みと戦っていました。それはとても大きな悩みでした。どう表現していかわからないくらいで、実際今こうしてあなたに向けて整理しようとしている間もうんうんと頭を悩ませているくらいです。
その問題とは、端的に言えば「目的地が明確なのに、具体的に何をすればいいのかわからない」という問題です。
これから数回に渡って、私が抱える問題とそれを突破するための次なる挑戦について説明します。どうか蛇が皮を脱ぐ程度の時間を私にください。
これまでのjMatsuzakiの歩み
本題に入る前に、まずは2011年8月1日から6年間のjMatsuzakiの活動を簡単に振り返りながら現状を整理しましょう。
jMatsuzakiを開設した最初の1年間
2011年8月1日にこの愛すべきブログを開設してから最初の1年は自律的な自分を作るための1年でした。つまり、諦めきれない夢に向かうという決意を固めると同時に、その夢に向かうための根本的なスキルを身につけるための1年でした。
根本的なスキルとはつまり、時間の使い方やタスクやプロジェクトの管理の仕方、習慣化の方法など、夢のために自分自身をうまく使うためのスキルでした。
そして諦めきれない夢に向かうに足る自信をつけるための1年でもありました。
独立して働くための3年間
その後の3年間は、身につけたスキルと自信とともに自律的な働き方を確立するための3年間でした。6年半勤めた会社を辞め、フリーランスとして働きながら、自分の名前で自律的に働く生活を確立しました。
全くお金の稼ぎ方を知らなかった私は様々な葛藤を繰り返し、泥んこ泥の石ころのようになりながらも、少しずつ自律的な働き方と言うものを作り上げました。
諦めきれない夢を再定義した2年間
さらにその後の2年間は諦めきれない夢とはなんなのかをさらに深掘りし、自ら再定義した期間でした。
ミッション・ステートメントを大幅に書き直したり、コーチングを受けたり、文章化によって頭の中を整理したり、少しずつ夢をヴィジョンに変換していく作業でした。
また、独立して働くコツを掴んできた私は、新しいヴィジョンに合わせて仕事も徐々にシフトしていきました。何が夢に直結していて、何が本質からずれているのか、1つ1つ手にとっては選り分けました。私は企業向けの仕事を少しずつ減らし、あなたを直接Burning!させる仕事にシフトしていきました。
特に大きなところではjMatsuzakiソングの作曲とバンドとしてのライブ活動、効果的に時間を使うためのツール「TaskChute Cloud」の開発、諦めきれない夢へと向かうカウボーイ達を束ねたトライブ「ライフエンジン」の構築などです。
目的地が明確なのに、何をすればいいのかわからない
これが2011年8月1日から始まった約6年間に渡るjMatsuzakiの活動の軌跡でした。
効果的なセルフ・マネジメントを身につけ、自律的な働き方にシフトし、時間を豊かにし、問題を1つ1つ突破しながら我が夢の中心でもある作曲とライブについて数をこなす活動を進めてきました。
すべては順調に進んでいるように思えたのですが、すぐに次の大きな壁にぶつかりました。それは、これからただ自作曲とライブの数を重ねていくだけで本当にいいのか?という悩みでした。
最初は数を重ねることで一歩一歩自らの道を確立することこそが、最重要な活動であると疑いませんでした。しかし、それも束の間、単に自分の作品を増やして経験を積むというなんの戦略性もないやり方が本当に正解なのだろうか?という疑問が生まれました。常にスマートなやり方を好む私らしくない選択だとも思いました。
いくら時間とお金があったとしても、それを投入する先を見極めることなく膿んでしまうのであれば本末転倒ってものです。
この疑問は、ブラックコーヒーに注いだ少量のミルクのように、私のデリケートな頭全体にゆっくりと浸透していきました。
「自らの創作活動のなかで自分の道を確立していくのだと考えていたが、本当に自分の作品を創るという経験だけで私が理想とするような私自身の道は見えてくるのか?」
「もっと楽器を弾けたほうがいいのではないか?もちろんそうだろう。では、なにを?どのくらい?」
「もっと音感があったほうがいいのではないか?もちろんそうだろう。では、なにを?どのくらい?」
「もっと歌唱力があったほうがいいのではないか?もちろんそうだろう。では、なにを?どのくらい?」
「もっと人の作品を分析したほうがいいのではないか?もちろんそうだろう。では、なにを?どのくらい?」
「もっと環境を整えたほうがいいのではないか?もちろんそうだろう。では、なにを?どのくらい?」
「これがすべてなのか?これ以外にも見落としていることがあるのでは?」
泥沼にずぶりと足を突っ込んだ気持ちでした。ここにきて強く実感したのは、一流の音楽家になるという夢は、100mを9秒台で走るといった夢よりもずっと曖昧で、掴みどころがなく、あまりにも道なき道であるということでした。
コンパスはあるのに地図がないような状態でした。目的地は明確になったのに、そこに至る道順がまったく見えず、霧か霞かに覆われているのです。夢に向かうというのはこういうものなのでしょう。順調に階段を登っていたはずが、ふと足元をみると、次の段がないのです。
それから私の冒険がはじまるのですが、今日はいい時間なので続きは明日にしましょう。
貴下の従順なる下僕 松崎より
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