初心者でも5分間のライトニングトーク・ショートプレゼンを成功させる3つのコツ

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私の愛しいアップルパイへ

2013年4月13日(土)、いつもなら休日は自室でフライパンのように固くなっている私ですが、この日は違いました。

プレゼン初心者に自己研磨の場を提供するイベント「第二回 Light Lightning Talk」の開催日です。

たった5分のプレゼンで良し悪しは露わになる

この日、私は熱心な聞き手として約10名の方々の5分のライトニングトークを堪能して来ました。ライトニングトークというのは奥が深いです。たった5分で伝えたいことを伝えなければならないのですから。

短い中にプレゼンというものの重要なエッセンスが凝縮されているような気がします。5分と聞くと短いように感じますが、それでもプレゼンの良し悪しは明確に分かります。

今日は私がこのライトニングトークを堪能する中で発見した、初心者がプレゼンするにあたっておさえておきたい3つのコツについてお話します。

初心者でも5分間のライトニングトークを成功させる3つのコツ

これからお話するのは以下の3つです。

1.今思いついたように自然に話す
2.伝えたいメッセージを明確にする
3.何かを伝えたいという熱量がある

それぞれ具体的に見て行きましょう。

1.今思いついたように自然に話す

プレゼンと聞くとつい台本を丸暗記したくなります。

しかし、台本を丸暗記してしまうと台本を忘れたときに詰まってしまいますし、どうしてもぎこちなくなってしまいます。

話す内容のアウトラインなどを決めておくのは良いですが、実際に話す内容はその場で事前で出てきた言葉を使えるようにすると良いです。

ベストは話す内容を今思いついたように自然に話すことです。

2.伝えたいメッセージを明確にする

今回のプレゼンのメインテーマは自己紹介でした。この自己紹介というのはプレゼンの中でも特に重要なテーマで、プレゼンターによって差の出やすい深いテーマでもあります。

(陥りやすい失敗ですが)決して忘れてはならないのは、プレゼンは何かを説明したり解説したりするためのものでは無いということです。

プレゼンは「自分のアイデアを相手に伝え、現実を理想に近づけるための協力をお願いすること」です。説明ではなく説得です。

自己紹介を含め、プレゼン全体が単なる自分の経歴や趣味の羅列から、明確なメッセージを持った説得になっていると、印象は一味違ってきます。

3.何かを伝えたいという熱量がある

上述したとおり、プレゼンは説得です。そこに何かを伝えたいという熱量がなければ、人を説得するのは難しいでしょう。

声量や声のトーンに気をつけたり、話し方や姿勢に気をつけることも大切ですが、まずもって大切なのは伝えたいという気持ちが伝わってくるかどうかです。

どんなに見た目が良くても自身を持って話せていても、伝えたいという熱量がなければ興ざめです。

逆に伝えたいという熱量さえあれば、下が回らなくても姿勢が悪くても気にならないものです。我武者羅な姿勢に感動するからです。

プレゼンを披露する場を増やそう

プレゼンのコツを理解してもそれを実践するのは難しいです。プレゼンを上達させるには地道に場数をこなしていくしかありません。

プレゼンの機会がないという人も私が今回参加した「Light Lightning Talk」のようなイベントに積極的に参加してみると良いでしょう。セミナーなどを開催している人に掛けあって、オープニングなどでライトニングトークをさせてくれないかお願いしてみるのも良い手です。

また、頻繁にライトニングトークなどを実践しているとすでにセミナー等を開催している人から声がかかることもあるでしょう。

ちなみに、今回LLTでライトニングトークを実施した方々の中で、特に私好みのプレゼンターだった河崎馨佑さんをナンパし、私の登壇するイベントで早速オープニングをお願いしました。

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▼プレゼン上達にオススメの一冊

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。