私の愛しいアップルパイへ
私がこの2年ほど普段使いのヘッドホンとして「Beats Studio3」を愛用していることはあなたもご存知の通りでrelated_posts
このヘッドホンのクオリティには概ね満足していますが、欠点が無いわけでもありません。それは、イヤーパッドが破損しやすく、しかもオフィシャルな修理が15,000円と高額なことです。
1年ちょっとでイヤーパッドの表面がボロボロに…
▼私の愛すべきBeatsも1年を過ぎた頃からイヤーパッドの破損が目立ち始め、2年と経たずに見るに耐えないボロ雑巾のようになってしまいました。OMG!
この状態でBeatsを使おうものなら、使っているうちにイヤーパッドの残骸がボロボロとこぼれ出し、時には顔や首に張り付いたりします。
このような見た目ではエレガントな私には相応しくありません。しかし、イヤーパッドの交換に本体価格の半分近くになる15,000円も支払おうとは思えません。何より、間もなくリリースされるのではと噂されているBeats Studio4が出たら速やかに乗り換えたいので、このタイミングで15,000円使ってイヤーパッドを交換するのは愚者だと天国の祖母に罵られるに決まっています。
どうにかもっと安く交換する方法はないだろうか?そう思い悩んだ私に、いつも私の身体を優しく包み込んでくれる金色(こんじき)の太陽の光のような輝かしい解決法が舞い降りてきました。
約1500円でサードパーティ製の交換用イヤーパッドを買って自力で交換する
公式の製品ではありませんが、実はAmazonなどにはBeats Studio3と互換性のあるサードパーティ製の交換用イヤーパッドが販売されています。
もちろんサードパーティ製なので完全に元どおりにはなりませんし、失敗したときの保証もありません。しかし、価格は1,500円程度と公式の修理と比べると実に1/10の価格で購入することができ、見た目が大きく変わるわけでもないので、私のように少し延命したいというニーズにはぴったりです。
サードパーティ製のイヤーパッドはいくつか種類が存在するので、実際に購入する際にはAmazonなどで「Beats イヤーパッド」と検索して、ご自身で選定されると良いでしょう。
私はドイツ在住なので、購入したものは日本で販売していないようですが、写真を見る限りではブランドが違うだけで以下の製品と同じものと思われます。
Beats Studio3のイヤーパッドを交換する手順
実際にBeats Studio3のイヤーパッドを交換してみた手順をご紹介しましょう。なお、このやり方でイヤーパッドの交換を試す場合は以下のことに十分注意してください。
- 交換は全て自力で行うことになるので完全に自己責任となります
- 非公式のパーツを使うため、その後の保証などは一切効かなくなると思われます
- 製品の売却や下取りができなくなるか、大きく値段が下がる可能性が大きいです
それでは実際のやり方を見ていきましょう。
▼英語ですが、一応付属の説明書も掲載しておきます。
▼購入した交換用のイヤーパッドはこちら。素材など、公式のものと遜色ありません。
ただし、残念なことにサードパーティ製のイヤーパッドは白、黒、赤などのオーソドックスな色しかないことが多いです。私はネイビーを使っていたのですが、ネイビーの交換用イヤーパッドは無かったので泣く泣く黒に取り替えることにしました。
▼まずイヤーパッドと本体の間にある隙間に薄くて硬いものを差し込んで、イヤーパッドを取り外していきます。ピックなどで外している人もいますが、接着剤で付いているのでもう少し大きいものの方が取り外しやすいです。鉄やすりなどが良いかもしれません。
▼イヤーパッドを取り外すとこのようになりますので、イヤーパッドの接着部分をアルコールなどで拭き取ります。古い接着剤をきれいに掃除しておくことで、新しいイヤーパッドが取り付けやすくなるからです。
▼交換用のイヤーパッドの接着部分についているフィルムを取り外し、本体に取り付けていきます。その際、イヤーパッドは左右で取り付け部分の形が微妙に違うので、間違えないように注意してください。
▼右のイヤーパッドは下部に充電プラグ用のくぼみがありますが、左にはありません。また、接着部分には小さな穴があるので、その位置を見ながら向きなど間違えないように接着します。
▼取り付けるとこんな感じです。本体とイヤーパッドの色が微妙に違うのが気になりますが、つけてみるとさほど違和感がなかったのでホッとしました…!
▼最後に本などを挟むようにして12時間放置します。こうすることで接着部分をより強固に接着することができます。
▼あとはお気に入りのカクテルを注文してゆっくりと待つことにしましょう。
貴下の従順なる下僕 松崎より