在宅勤務のメリットとデメリット

私の愛しいアップルパイへ

最近ではここ数年で考えられないほど在宅勤務が浸透してきました。在宅勤務には良いところがたくさんあるものの、ワークスタイルが大きく変更されて戸惑っている人も少なくないでしょう。

あなたもそのうちの一人ですか?それはいけない。

今日は在宅勤務を8年続けている私めjMatsuzakiが在宅勤務のメリット・デメリットを3つずつ挙げ、それらを改善する秘策についてもお教えしましょう。

在宅勤務のメリットとデメリット

在宅勤務の3つのメリット

まずは在宅勤務のメリットについて見て行きましょう。それは大きく3つあります。

  1. 自分に最適化したワークスタイルにカスタマイズできる
  2. 移動や出勤のための準備がないので時間が増える
  3. 住みたい場所に自由に住める

やはり場所にとらわれないことで場所、環境、時間に囚われずに働けることが大きいでしょう。

これらは在宅勤務にシフトする事で自然と得られるメリットですが、いずれもいくつかの施策に取り組むことでさらにメリットを大きくすることができます。

まず1点目のワークスタイルを最適化する点についてですが、パソコンなどの仕事道具、家具などの環境を最適なものに整備していくことが挙げられます。

例えば私は在宅勤務においてスタンディングデスクの導入をオススメしていますが、こういった取り組みによって在宅勤務時の生産性をさらに底上げできます。

2点目はルーチンタスクを整理し、高度な管理をすること。在宅勤務では働きながら家事をこなすなど柔軟な時間の使い方ができます。そこで日々のルーチン管理を高度化することで仕事の効率化を図りやすくなります。

私はTaskChute Cloudを使ってルーチンを徹底管理していますが、これは在宅勤務と特に相性が良いと感じています。

3点目はなんといっても住みたい場所に住むことです。これは人生に素晴らしい力を与えてくれます。私自身、数年間関東圏で在宅勤務した後に、住みたい場所であったベルリンへと海外移住しました。今ではベルリンに居ながら日本の会社を経営していますが、これは人生に素晴らしい活力を与えてくれています。

在宅勤務の3つのデメリット

次に在宅勤務のデメリットについて見てきましょう。こちらも大きく3つあります。

  1. 他人の目が無いのでサボりやすい
  2. 関係者と気軽に話すことができない
  3. セキュリティのリスクが高まる

いずれも在宅勤務のデメリットととして挙げられる最たるものですが、対策を打つことでそのデメリットは限りなく小さくしていくことができます。

まず1点目の他者による監視がない点です。これはセルフマネジメントのスキルを習得することでほとんど問題にならないレベルまで改善できます。特に根本的な解決策としては「自分で自分を監視する仕組みを作ること」が挙げられます。

2点目は関係者と気軽に話すことができない点について。在宅勤務ではオフィスでふらっと人に話しかけにいくことができません。そのため、Slackなどのチャットツールを駆使してテキストで気軽にやり取りできる環境を整えつつ、オフィス勤務の時よりも定期的なミーティングを意識的に増やすと良いでしょう。

弊社ではその対策の一環として、毎週ビデオチャットに集まってそれぞれの作業を行う作業会を開いています。

3点目はセキュリティリスクについてです。在宅勤務ではどうしてもネットワーク上のセキュリティや、デバイスや重要書類の紛失などのリスクが上がりがちです。

この改善には組織だった取り組みが欠かせませんが、個人レベルでもセキュリティ意識を高める定期的なインプットを心がけ、データやネットワーク通信の暗号化などセキュリティ対策に特化したテクノロジーを積極的に導入すると良いでしょう。

在宅勤務ならではの特性を活かして生産性を上げる

在宅勤務を8年続けていて思うのは、オフィス勤務と在宅勤務では働き方が全く違うということです。オフィス勤務でのやり方をそのまま在宅勤務に適用しようとしても予想以上にうまくいきません。

むしろ一度ワークスタイルをゼロから見直して、在宅勤務ならではの特性を活かした働き方を再構築するくらいの気持ちの方がうまくいくと思います。

私も最初はオフィスで働いていたほどの規律を作ることができずに悩みました。数ヶ月かけて在宅勤務ならではの仕事の仕方に最適化することに集中してからは、オフィス勤務よりもずっと高い生産性を在宅勤務で実現できるようになりました。

最初は一時的に生産性が下がって戸惑うかもしれませんが、新しい働き方に慣れながら今日お話ししたような内容について最適化を進めていけば、誰でもオフィス勤務より高い生産性をあげられるようになると思います。あなたほどのお方であれば尚更です。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。