在宅勤務にスタンディングデスクが最適な理由

在宅勤務にスタンディングデスクが最適な理由

私の愛しいアップルパイへ

在宅勤務。なんと甘美な響き!

在宅勤務では家具や作業デスクなどの諸々の設備を自分仕様にカスタマイズできる良さがあります。また、設備面だけでなく他人の目が気になりづらいので自分なりの仕事スタイルを模索しやすいのも良いところです。

在宅勤務ならではのワークスタイルとして、特にイチオシしたいのはスタンディングデスクを使うことです。

オフィスではスタンディング専用の机やスタンドを持ち込んだり、皆が座って作業している中で立ちながらの作業をするのは少々気が引けるものでしょう。在宅勤務ではこのような制約がないので、スタンディングデスクは比較的導入しやすいはずです。

私が使っているスタンディングデスクは冒頭に掲げた画像のような感じです。実際にはパソコン用のスタンドを買って、通常のデスクをスタンディングデスク化しています。

これなら新しい家具を買う必要もなく、簡単にスタンディングデスクを導入できます。

在宅勤務にスタンディングデスクが最適な理由

体を動かすハードルが下がる

在宅勤務における一番の問題はやはり運動不足でしょう。運動不足はダイエットや健康の問題だけでなく、頭の回転にも如実に影響を与えます。頭と体はつながっています。肉体のエネルギーレベルが低ければ、頭脳のエネルギーレベルも下がります。これについてはエネルギー管理の原則に関するこちらの記事も参考になるでしょう。

しかし、動かないことは一見すると楽に見えるので、つい運動不足の罠に陥ってしまいます。そして運動不足は自覚症状のないまま思考の体力も奪っていくからタチが悪いのです。

在宅勤務にスタンディングデスクが相性の良い第一の理由は、体を動かすハードルが下がることです。立っていれば自然と体が動きます。そして立って作業するのでそのままフラッと外に散歩することもできます。

腰痛や肩こりが軽減される

腰痛や肩こりにも効果的です。デスクワークだと特に背中が丸まって気づいたときにはひどい姿勢で作業していたなんてことはよくあることです。

スタンディングデスクだと座っている時ほど背中は丸まらず、真っ直ぐの姿勢で作業できます。不自然な姿勢になりづらいので、腰や肩、首に変な負担がかかることもありませんし、姿勢も矯正されます。

私は以前、講座などで2時間も経って話していたら腰痛でヒィヒィ言っていました。スタンディングデスクに慣れたいま、このような問題からは無縁になりました。

仕事と休憩のリズムが自然に生まれる

スタンディングデスクを使っていると、ちゃんと体が疲れるので小まめな休憩が必要になります。

世界的に有名な集中力を持続するための時間管理メソッドに25分作業して5分休憩するポモドーロ・テクニックというものがありますが、これがもっと自然な肉体のリズムを通して行えるイメージです。だいたい30分、長くても1時間立って作業していると肉体的な疲労を感じるので、短時間の休憩をしようという気分になれます。

体の疲労に従って頭も休ませると、自然と良いリズムが生まれてくるのです。結局のところ、一定時間集中したら小まめに休憩を挟む方が長期的に生産性を発揮できると分かってきます。

歩きながら考え事ができる

デスクワークで作業しながら歩き回れるので思考が詰まったときなどにも重宝します。部屋の中をうろうろと歩き回っているうちに突破口が見つかったということも少なくありません。

散歩していたら突然アイデアが降って湧いてきたという経験はあなたもあるでしょう。そういったことがもっとハードル低くできます。

続けていると体力がつく

スタンディングデスクの使用を数ヶ月間続けていて感じた最大の効果の1つは体力がつくことです。最初は立って作業するのは午前中だけで精一杯なのですが、続けていると確実に立って作業できる時間が伸びていきます。

私はスタンディングデスクを使い始めてから3ヶ月くらいで立ち続けていることが苦にならなくなり、ここ最近の4ヶ月は椅子を完全に取っ払ってスタンディングだけで作業をしています。夜まで作業することもままありますが、もはやへっちゃらです。

これはスタンディングデスクによって体が鍛えられらことが1つ。そしてスタンディングデスクを使っていて肉体の疲労を感じるようになったことから肉体的なトレーニングに対する意識が高まり、コンスタントに肉体のトレーニングを行えるようになったことも大きな要因の1つでしょう。これはスタンディングデスクを使い始めたなかで最も嬉しい誤算でした。

スタンディングデスクに慣れると自然と在宅勤務が生産的になる

もちろん、その他にも部屋を広く使えることや、家具にかかるコストが下がるなどの付随効果もあります。

スタンディングデスクは在宅勤務になっていまいち生産性が出ないというときには是非とも試してみて欲しいワークスタイルです。

特に、在宅勤務の最初の新鮮さが薄れて鬱屈してきたときに試してみてください。そういったときは大抵、体と頭の疲労のバランスが崩れているからです。通勤がなくなったり食事のときに店まで歩いていくことがなくなったことで、バランスを崩している可能性が高いです。

スタンディングデスクは在宅勤務で崩れがちな体と頭のバランスを取り戻す一助となってくれます。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。