読ませるブログの作り方に関する6つの質問と回答

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私の愛しいアップルパイへ

この愛すべきブログでは、情報発信を主要テーマの1つとしています。特に得意としている分野はブログです。ですからブログ関連のオフイベントにはいくつも参加してきましたし、私自身も多数のイベントを主催してきました。

今日はそのようなイベントで私が参加者の方からよく受ける質問を6つ選出し、回答していこうと思います。なぜか?なぜなら私は紳士だからです。

▼6つの質問一覧

1.ネタづくりやネタ探しのためにどんなことをやっていますか?
2.ひとつの記事を書くのにどのくらい時間をかけてますか?
3.ブログを書き続けるモチベーションは何ですか?
4.ブログのテーマはどうやって決めたら良いですか?
5.ブログに書けるような専門知識なんて無いのですが、、、
6.読みやすい記事を書くコツは何ですか?

参加者から必ず受ける6つの質問への回答

1.ネタづくりやネタ探しのためにどんなことをやっていますか?

主なネタの源泉は自分の日記です。私は毎日寝る前に一日を振り返って日記をつけています。ブログを書くときは、大概この日記に書かれていることが題材になってきます。

ブログのネタ切れとおさらばするために培ったインプット方法 | jMatsuzaki
私のポリシーは外にニュースを探しに行かないことです。外から内に入ってくるニュースをネタにするのではなく、自分の内から外へ溢れ出てくるものをネタにするように心がけています。

「これだけは言わせてくれ!」という熱い想いを発露させることこそが、ニュースの早さや正確さで勝る企業のメディアに対抗できるブログの武器となるのです。

2.ひとつの記事を書くのにどのくらい時間をかけてますか?

平均すると1記事90分くらいです。1回で全てを書き上げるのではなく、朝昼晩で3回に分けて、1日かけて書き上げるようにしています。

1日をフルに使うと、日中のスキマ時間にその記事に関するアイデアを考える余地が生まれるので、結果的に記事のクオリティが上がるからです。

また、一気に書き上げようとすると書き終えたときの疲労感が高まり、ガス欠に陥ってしまいがちです。そうなると記事を書くハードルが上がってしまい、そのうちなかなかブログを書き出せなくなってしまうのです。

ほとんど毎日書いていくものですから、1回1回の負荷をなるべく下げるのがブログを続けるコツです。

3.ブログを書き続けるモチベーションは何ですか?

ブログを書くモチベーションは大きく3つあります。

まずは文章化による自分自身の成長です。日常で発見したことや試行錯誤したプロセスをきちんと文章化しておく習慣を持つことはパワフルな効果を発揮します。また、ブログとして公開することで、人から注目されているという意識が行動の質を高めるのです。この自分のためにブログを書くという考え方は、読者の居ない最初の頃は特に大きなモチベーションになります。

2つ目は、ブログを通して人を突き動かすことができたときの快感です。自分の発言が人の行動に影響を与えることができたときは天にも昇る気持ちになります。それはブログを書き続けるモチベーションとして十分な魅力を持っています。

3つ目は、ブログを自分の夢の支援者を募るツールと位置づけている点です。自らの理想を高々と掲げ、積極的に発信していくと、いずれその考えに共感してくれる支援者が必ず現れてくれます。そういった人脈が現実に風穴を開ける武器になるのです。ブログが持つこの大いなる可能性は、ブログを書き続けるに足る理由となるでしょう。

4.ブログのテーマはどうやって決めたら良いですか?

テーマはなるべく絞った方が良いでしょう。特に最初は1つのことしか書かないというくらい徹底的に絞った方が良いです。そうすることでブログが先鋭化され、人の心臓を突き刺しやすくなります。

そのようなテーマをどうやって見つけるかですが、方法は1つしかありません。それは実際に書き続けてみることです。まずは100日書き続けられると思えることを1つ選び出し、できれば実際にブログを開設して書き続けてみて下さい。

ブログに書くのはちょっとという方はSNSに投稿しても良いです。公開するのはちょっとという方は、手帳でも構いません。とにかく、書き続けてみることでしか自分にフィットしたテーマを見つけることは出来ません。

書きたいテーマがいくつかあるという場合でも、まずはいずれか1つに絞って書いてみるのがオススメです。テーマを広げるのは後からでもできますから。

5.ブログに書けるような専門知識なんて無いのですが、、、

ブログを書くために高度な専門知識など必要ありません。私もブログを始める前は、今自分の頭の中にある知識をアウトプットしていくものだと思っていました。しかし、そのような考えでいると、1ヶ月もしないうちにネタが尽きてきます。

ブログは、頭の中にストックされた知識を披露する場ではなく、あなたが体験したことを書いていく場だと思って下さい。ですから、専門知識などなくても体験し続けられることがあれば良いのです。

ブログを書いてみるまでは勘違いしやすいのですが、あなたが歩く百科事典である必要はありませんし、あなたのブログをWikipediaにする必要もありません。

ですから、あなたがよく知っていることではなく、今体験していることをテーマに据えることが大切です。

6.読みやすい記事を書くコツは何ですか?

これは難しい質問です。当然ですが画一的な答えはありませんし、語りたいことはいくつもあります。今日は私が特に重要視していることの中で、誰にとっても重要なことをいくつか上げましょう。

まずは記事のなるべく早い段階でどんな問題に対してどんな答えを出そうとしているかを明確にすることです。ブログの記事というのは、全文読まれないことがほとんどですから、なるべく早くこの記事で言わんとしていることを示しておくべきです。

読者さんにとって、この記事を読むべきか読まざるべきかの判断ポイントを明確にするのです。これを勿体ぶって先延ばしすると、カーソルはスルスルと画面の上部に向かい、「×」ボタンをクリックされてしまうでしょう。

最も良いのは、タイトルでそれを示すようにすることです。この記事が読み終わったときに、どんな問題と解答のセットを持ち帰れるかが分からなければ、本文を開くことすらしてくれないでしょう。

それから、1記事では1トピックだけを扱うように心がけましょう。1つの記事で複数のトピックを扱ってしまうと、問題と解答が不明確となりやすく、読者の方を置き去りにしかねないからです。それから、あなたの想定している読者が分からないような専門用語を羅列しないことも大切です。これも読者が離れていく原因になります。

「何が?」から「誰が?」へのシフト

ブログの目的や方法論には様々なものがありますが、私にとってのブログの位置づけは「夢の支援者を募るツール」です。そのために大切なのは、単にハウツーを提供して終わりでなく、著者の考えに共感してもらい、人柄を信頼してもらうことだと考えています。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。