ミッション・ステートメントを行動指針として定着させる5つのアイデア

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私の愛しいアップルパイへ

私は自らの夢と価値観をミッション・ステートメントという1つの文章にまとめています。

▼これは以下の記事でお話したとおりです。

▼現在の私のミッション・ステートメントはこちらです。

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しかし、ミッション・ステートメントってものは作っただけで終わってしまっては意味がありません。むしろ作ってからがスタートです。

重要なのは、ミッション・ステートメントを日常の行動指針として活かせるかどうかなのです。

ミッション・ステートメントを行動指針として定着させる5つのアイデア

私は自らのミッション・ステートメントがきちんと日常における行動指針として活用できるようにするためにさまざまなことに取り組んでいます。

今日は、その取り組みを5つ紹介しましょう。

  • 朝イチでミッション・ステートメントを読み返す
  • 資料整理はミッション・ステートメントの役割ごとに整理する
  • 四行日記と組み合わせる
  • ミッションのシンボルをいつでも身につける
  • 年末年始にミッション・ステートメントを更新する

1.朝イチでミッション・ステートメントを読み返す

毎朝起きてから、最初にやることは何でしょうか。ストレッチでしょうか?「畜生!」と叫ぶことでしょうか?朝は1日のはじまりですから、どうせなら気持よくいきたいものです。

私は1日がはじまったら必ず最初にミッション・ステートメントを読み返すようにしています。音読できれば最高です。

もう3年近く続けているので内容はスッカリ覚えてしまっていますが、朝イチのクリアな頭のなかにミッション・ステートメントを入れておくのは大切な習慣になっています。

2.資料整理はミッション・ステートメントの役割ごとに整理する

デジタルでもアナログでも、資料整理をするときはフォルダ分けなどするでしょう。

私は資料置き場としてEvernoteを使っていますが、その分類方法はミッション・ステートメントで定義した役割にもとづいています。

▼私のミッション・ステートメントは6つの役割から構成されていますので、このように6つに分類するわけです。

ScreenClip

資料は生活のなかで絶えず発生するものですが、資料をミッション・ステートメントの役割ごとに分類しておけば、着実にミッション・ステートメントを定着させることができるでしょう。

7つの習慣 最優先事項でもこんなふうに書かれています。

(あいうえお順でも時系列的でもなく)役割ごとにメモをファイルすれば、記憶が関連しているため、あとで簡単に見直すことができる。

(中略)

役割ごとに情報を組み立てると効果的である。他人が考案したファイリングシステムを利用しても、たまたまそれが自分に合うのでなければ、うまくいかない。役割ごとに情報を組み立てれば、第二領域に焦点を合わせやすくなる

7つの習慣 最優先事項 p.221-222

3.四行日記と組み合わせる

四行日記というものをご存知でしょうか。実は、ミッション・ステートメントと四行日記は相性が抜群に良いメソッドなのです。

四行日記とは、1日を「事実」「発見」「教訓」「宣言」をそれぞれ1行ずつでまとめて、計四行の日記にするものです。詳しいやり方は以下の書籍に書かれています。

これがなぜミッション・ステートメントと相性がいいかというと、四行日記の「事実」「発見」「教訓」「宣言」とは、1日のなかからミッション・ステートメントに貢献したできごとを自覚するためのものとして使えるからです。

四行日記にのっとって、毎日ミッション・ステートメントに貢献したできごとを振り返るようにすれば、ミッション・ステートメントが行動指針として活きるようになっていくでしょう。

▼詳しくは以下の記事もお読みください。

4.ミッションのシンボルをいつでも身につける

私のミッション・ステートメントは500字ほどの文章ですが、これを1文に要約したものも存在します。そうすることで、ミッション・ステートメントの核となる部分を認識すると同時に、ミッション・ステートメントを覚えやすくする効果があります。

私の場合は「私は人をBurning!させる音楽家である」という1文に要約されます。

▼詳しくは以下の記事でお話したとおりです。

さらに、このミッション・ステートメントの象徴を実在のアイテムにして、肌身離さず身につけておくとさらに強力です

私はBurning!」と刻印した特注のブレスレットを、左手首につねに身につけておくようにしています。こうすることで、ふとした瞬間にミッションを思い出せるので気に入っています。

▼詳しくは以下の記事もお読みください。

5.年末年始にミッション・ステートメントを更新する

ミッション・ステートメントは変わっていくものですから、定期的に更新することも大事です。最低でも1年に1回くらいはじっくりとミッション・ステートメントと向き合ってみるといいでしょう。

私は年末年始に1年の振り返りとあわせてミッション・ステートメントを更新することにしています。

▼以下で紹介したワークなどを通して、大規模な修正を試みてみるのもオススメです。

▼また、ミッション・ステートメントは最重要な文章ですから、こちらの記事で紹介したように特別な場所にいってみるのもいいでしょう。

ミッション・ステートメントを定着させれば判断に迷わなくなる

本来、ミッション・ステートメントは人生の羅針盤として活用されるものです。作成したミッション・ステートメントを日常に定着させれば、生活を支える判断基準になってくれるでしょう。

日常でもミッション・ステートメントを意識していれば、小さなできごとの1つ1つに対しても、判断に迷いがなくなります。また、ミッション・ステートメントにそって生活しているという自覚は、日常にパワーを与えてくれるはずです。

今日紹介した5つのアイデアを試して、ミッション・ステートメントを作ったままで終わらせないようにしてみてください。

  • 朝イチでミッション・ステートメントを読み返す
  • 資料整理はミッション・ステートメントの役割ごとに整理する
  • 四行日記と組み合わせる
  • ミッションのシンボルをいつでも身につける
  • 年末年始にミッション・ステートメントを更新する

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。