photo credit: colorblindPICASO via photopin cc
私の愛しいアップルパイへ
いくらであっても料金を請求することで、心理的障壁が生まれ、多くの人はわざわざその壁を乗り越えようとは思わない。それに対して、フリーは決断を早めて、試してみようかと思う人を増やす。フリーは直接の収入を放棄する代わりに、広く潜在的顧客を探してくれるのだ。
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 P.82
上記は無料のコンテンツのパワーについて取り扱った名著「フリー」からの引用です。
読者さんは時間を無駄にしたくないと思っている
上記の引用の通り、ブログは無料なので「お金を無駄にしたくない」という心理的障壁がなく、読者さんに気軽に読んでもらえます。しかし、その落とし穴についてもよく理解しておかなくてはなりません。それは、読者さんはお金が無駄にならないからといって、あらゆるブログと記事を隅から隅まで読んでみようなどとは思っていないということです。
読者さんはブログに対して「お金を無駄にしたくない」とは思わない代わりに、「時間を無駄にしたくない」と思っています。それ故「この記事は読む必要ない」と切り捨てる判断も早まるというわけです。
ですから、ブログを多くの人に読んでもらおうと思ったら、そもそも本文を読んでもらえるのは稀で、よくても飛ばし読みだという前提のもとで、記事の構成や書き方を考える必要があるのです。
本文を読んでもらえる配慮ある記事の書き方
本文を読んでもらうのが難しいとなると、少しでも本文を読みきってもらえるように配慮する記事の書き方をするのが重要になります。どんなに良いネタがあっても、このあたりの配慮が欠けていれば記事を読んでもらうことができないので、実にもったいないのです。
読者さんはGoogleやYahooなどの検索エンジン、TwitterやFacebookなどのSNS、RSSリーダーやブログのトップ画面であなたの記事を知ります。ただ、どんなルートで辿りついたとしても、最初に目に入るのは記事のタイトルです。ですから、タイトルは最重要です。ここが二流だと記事を開いてもらうことすら、できないのですから。
次に冒頭の2~3行です。ここで記事の主旨や、記事を読むことでどんなメリットがあるか明確で無ければ、即離脱されてしまいます。
それから見出しに移ります。見出しで記事の中身や展開が想像しづらいと、それだけ読者さんが離脱してしまう確率が高まります。ベストなのは、見出しだけで記事の展開が掴めることです。見出しが分かりやすいと本文も読んでもらいやすくなります。ですから、できれば見出しは入れた方がGoooooodです。
次に強調文字です。強調文字だけ飛ばし読みしても、だいたい言いたいことが分かる必要があります。実際、太字部分だけ飛ばし読みして、興味を感じた箇所の周辺だけ本文をしっかり読むという人は多いです。
画像を効果的に使えると武器になります。ツールの使い方などは、画面ショットを見ただけで全て理解できるようになっているとベストです。
末尾の文も力を抜いてはいけません。最初と最後を読んで、気になったら本文を読む方も居るからです。ですから、末尾に記事のまとめがあると喜ばれます。また、末尾にまとめが箇条書きになっていると効果も高まるわけです。
貴下の従順なる下僕 松崎より