本気でブログやるなら毎日更新で200記事書け!の真意

私の愛しいアップルパイへ

私のような仕事をしていると勇敢なるカウボーイから「本気でブログをやりたいんですけど、どうすればブログが当たりますか?」と聞かれることが多々あります。

そんなとき私は決まってこう言います。

「ナンシー・ウッドの詩に『今日は死ぬのに持ってこいの日だ』って詩があるんだ。俺にとっては今日がそれだよ」って。

あれ?おっと失礼、これはパーティーで愛しのクレメンタインを外に連れ出す時に言う言葉でした。本当はこうです。

「最短かつ高確率でブログを当てたいなら、毎日更新で200記事書くこと。それだけだ」と。

毎日更新で200記事書くことのSEO的な効果

毎日更新で200記事。最初に言っておきますがこれは必ずしもSEO的な観点からくる言葉ではありません。

無論、ドメイン取得から半年間はGoogleに優遇される所謂Googleハネムーンや、更新頻度の高さが評価項目の1つである点や、クロール速度や頻度に与える影響はあります。

1つのビッグ・キーワードで1位を目指すためにはその関連記事を200記事ほど書く必要があるといった迷信も長らく存在します。

とはいえ、それらを踏まえても毎日更新で200記事というのは効率の良い数字とは言えません。もちろん更新頻度が高く、一定の記事量があることにはSEO的なメリットがあるでしょう。

しかし、これは週3〜5記事でも対して変わらないでしょうし、そう考えると毎日更新で200記事というのは少々やりすぎな感があります。

最も重要なのは「いくらでも語り続けられること」を見つけること

数年前のある日のことです。あれは午前2時をまわっていたと思います。ロックスター達と飲み明かした私はほどよい気分の酔いをまといながら東京の名も知らぬ街を歩いていました。明日は8時から仕事だというのに。

私は近くにあったカプセルホテルに入りました。ホテルの中に入って部屋に通されるとがっかりしました。部屋の中にはコンセントがなかったからです。

私はホテル内の喫煙所まで行き、ようやく使えるコンセントを見つけると迷うこともなくおもむろに鞄からパソコンを取り出しました。ブログを書くためです。

結局、私は2時過ぎから1時間ほど書けて、ほとんど寝落ちするように部屋で寝ました。8時に出勤することを考えると睡眠時間はほとんどなかったのに。

これはブログが順調に伸びていく明らかなサインの1つです。少し極端な例かもしれませんが、酔っ払ってでも睡眠時間を削ってでも、息を吸うようにブログを書いていたのです。

もしここまでの情熱を持って語り続けられるテーマがあるならブログはほとんど確実に当たります。普通ここまで没入できるライバルなどは居ないからです。才能と呼ぶほかありません。

多くの場合「好きなこと」と「語り続けられること」は違います。そして、後者を見つける方がずっと難しいのです。どんなに好きでもブログに書き始めたらすぐにネタが尽きたなんてこともあるでしょう。本当に語り続けられることがあれば、それは間違いなくあなたの資産になります。

1つ勘違いしていただきたくないのは、これは体に鞭打って、頑張って文章を書けということではありません。むしろ逆で、書き続けても苦でないこと、つい書き続けてしまうこと、いくらでも語れてしまうこと、疲れ知らずで書けてしまうことを見つけるということです。

それを見極めるために毎日更新で200記事というのはちょうど良い目標値になるのです。

ブログがいつ当たるなんて分からないから書き続ける

ブログがいつ当たるかなんて誰にもわかりません。そのために賭けられるのは情熱だけです。

私は今まで数百人のブロガーに講演や講釈やコンサルを提供してきましたが、ブログでうまくいかなかった人の9割は「ただ書き続けなかっただけ」なのです。

つい200記事も毎日書いてしまうようなネタが見つかったなら、それはゴールへの最短ルートを見つけたということです。

この最短ルートを見つけるにはどうすればいいか?それは、毎日更新で200記事書いてみるしかないでしょう。

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貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。